フランス人緊縛師フィリップ・ボクシス来日！

2008.9.26.Fri
at 渋谷ハプニングバー眠れる森の美女

フランス人緊縛師フィリップ・ボクシス
ツアー初日レポート！

世界に通じる日本語は「BUKKAKE」だけではありません。「緊縛」は「KINBAKU」「SHIBARI」といわれ海外にも多くのサイトや刊行物が、そして緊縛師がいます。今回で４度目の来日となるフランス人緊縛師フィリップ・ボクシスが「ツール・ド・シバリ」日本ツアーを敢行します！

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「ツール・ド・シバリ」と題し日本で緊縛ツアーを行なう緊縛師フィリップ・ボクシスがモデルのマムゼル・キンキーを連れて来日。当初は六本木の某フェティッシュバーでショーをする予定だったが、風俗関係への取り締まりが強化されてる最中と聞き、このツアーをオーガナイズした写真家リック・サンチェスが六本木は危ないと判断し、急遽渋谷の「眠れる森の美女」にアポなし出演をお願いした。
眠れる森の美女は桃色★鬼祭りのイベントデーで、出演者のタイムスケジュールがぎっちり詰まりそのうえ開演３０分前のお願いだったにもかかわらず、出演を快諾していただいた。マスターの一鬼のこ氏に感謝します。

フィリップの出演をセットリストに組み込んでもらい、我々は「眠れる森の美女」B１フロアに降りフィリップの登場を待った。壁際では医療メスの魔術師ルーカス・スピラが女性客にスカリフィケーションを施しており、またケロッピー前田氏も顔を見せていた。

ＭＣリカヤ・スプーナーの紹介でフィリップがステージに上がり、続いてマムゼル・キンキーも上がる。マムゼルの胸をはだけると、フィリップはスクラッチ多用系ヒップホップのBGMにのってテンポよく胸縄をかけ、すぐに彼女を床にうつぶせに寝かせそのまま（エアロビクスのような？）片足吊り、そして逆えび型の両足吊りに持っていく。一旦縄を解き、マムゼルを立たせ、天井のフックを通した縄を胸部に結びつける。胸を引っ張られ爪先立ちになったマムゼルの左足を縛り、フックを通して一気に身体全体を持ち上げる。BGMがハードコアパンクに変わると、横臥する形で宙吊りになるマムゼルを後ろから強く押し前後左右に大きく揺らしながら、フィリップはバラ鞭を取り出しアグレッシブに打ち据える。マムゼルの口から苦悶のあえぎ声が漏れ、ぐったりしたところでようやく鞭を止め、縄を解いてショーを終えた。まさにあっという間の１５分であった。

飛び入りという半ば即興で全てをやらなければならない状況ではあったが、フィリップの動きにはキレがあって素早く、縄の持って行き方や展開に迷いがなかった。状況にもよるが普段は３０分ぐらいのショーをしているというフィリップ。１０月は名古屋、京都、大阪、岡山と緊縛ツアーをしていくので、関西方面の方はぜひ各フェティッシュクラブへ足を運んでいただきたい。最終日「ダリ」では最高のパフォーマスをみせてくれることだろう。

またこの「ツール・ド・シバリ」に同行している写真家リック・サンチェスによる大特集リポートが「Ｓ＆Ｍスナイパー」1月号に掲載予定ですのでそちらもお楽しみに！

文・写真＝ハル吉

Le Tour de Shibari（ツール・ド・シバリ）日程

１０月２日（木）名古屋「BDSM Fetish Bar R」
tel：052-269-3477
22:00 ＆ 25:00 ショータイム ※終了しました。

１０月３日(金) 京都「Fetish Lounge Visona Viseri」
tel：075-255-6062
22:00 ショータイム ※終了しました。

１０月４日(土）大阪「Club D'C」
tel：06-6361-1358
22:30 ショータイム ※終了しました。

１０月１０日（金）岡山「ダリ」
tel：086-223-0022
時間未定

※各イベントは変更の場合もありますので、詳細は直接お問い合わせ下さい。

DJハル吉　７"インチ専門DJ。得意なジャンル：童謡とノイズ。その他インディーズ翻訳家兼作曲家。曲を演奏してくれるオーケストラ募集中。鳥の唐揚げが大好き、あとラム肉。座右の銘「猫は野良に限る」。

DJハル吉サイト＝「峠の地蔵」毎週月曜更新

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08.10.05更新 | WEBスナイパー > イベント情報