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フェティシストが愛する名匠を訪ねて 第2回 コルセットデザイナー Pure One 【2】

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フェティシストが愛する名匠を訪ねて 第2回 【2】
「Pure One Corset Works」
コルセットデザイナー Pure One氏


私たちの性の営みとその周辺に存在する様々なグッズやアイテム。そうしたモノとヒトにスポットをあて、普段顧みられることのない彼らの素顔と職人の技に迫る連載の第2回です。今回お話を伺ったのはコルセットデザイナーPure One氏。氏の自宅に隣接する縫製工場にお邪魔しました!

インタビュー・文=安田理央
モデル=Yoooko

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衣装を作る人はシンデレラに出てくる
魔法使いのおばあさんのような存在だと思う




海外から取り寄せているというコルセット用の型紙。


これはボーンと呼ばれ、コルセットの骨組みになる大事なパーツ。様々な素材のものがあります。


こちらのホック状金具はバスク。ボーンと一体になっていることがわかります。


こちらがpure oneさんがいつも使われている質実剛健な工業用ミシン。


布おさえ。この金具の幅で縫い幅が決まります。


通常ミシンは布地を送る歯が下側にあるため、布地の量が増えるとうまく布が送られず縫いズレが起きやすくなります。そんなときに使うのがこのリング押さえ。押さえ側にも送り歯があり、スムースな布送りが可能になります。

どうせなら本格的なものを作りたい。そう考えたPure One氏は、海外からパターンや本をどんどん輸入して、ひたすら研究に励んだ。自分は何が作りたいのか、何が作れるのか。

そうした中から浮かび上がってきたのがコルセットだった。

P:もともとコルセットには興味があったし、「スランプトランプ」を立ち上げた時点でコルセットは作ってました。でも見た目が可愛らしい、なんちゃってコルセットでした。当時は、ちゃんとしたコルセットを作るだけの技術がなかったんです。この頃、秋葉原でアイドルをやっている友達がいて、彼女の衣装としてコルセットを作ってあげたことがあったんです。それまでにもバンドの衣装とか、よく作っていたんですが。実際に作ってみると、コルセットはいいぞと思いましたね。それからは猛勉強しました。本格的なものを作りたくて。それこそ『スナイパーEVE』の表紙を飾れるようなコルセットを作ろうと(笑)。

そして今年の一月一日からコルセット制作に着手。ようやく完成した第一号の白いコルセットの写真を、Pure One氏は参加していた「mixi」のコルセットコミュにアップした。するとすごい反響があった。

P:素人がこれだけのものを作ったというのは、インパクトがあったみたいで、すごい奴が出てきたと話題になったんです。お店の方からも、置かせて欲しいという話が来たりして。

Pure One氏はSMの性癖はないし、夜遊びも一切やらないという。それがどうして、コルセットというフェティッシュなファッションに魅力を感じたのだろうか?

P:専門学校の頃から「ジャン・ポール・ゴルチエ」とか「ヴィヴィアン・ウエストウッド」みたいなセクシーなデザインが好きでした。いつも何か面白いファッションはないかなぁと思っていたところへ、「サキュバス」の前身の「クレイジー・ナース」のサイトを見つけたんです。ここでフェティッシュファッションを初めて知ったんです。これだと思いましたね。中でもコルセットは、そのままの形が美しいという点に惹かれました。コルセット自体が、彫刻のようだなと。

Pure One氏は、コルセット職人は究極のサディストなのだという。

P:Mが女王様に責められて、奉仕するじゃないですか。その女王様のウエストを締め付けるのがコルセットなんですよ。その役割を僕らが担っている。僕は衣装を作る人というのは、シンデレラに出てくる魔法使いのおばあさんのような存在だと思っています。着た人をどれだけ美しくさせるかは、僕らの力次第なのですから。

(続く)



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取材協力=「Pure One Corset Works(P.C.W.)」

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yasuda_face.jpg 安田理央 エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。この夏、ついに四十代に突入ですよ。もう人生の折り返し地点かと思うと感慨深い。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。

安田理央の恥ずかしいblog

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09.10更新 | スナイパーweb > 連載記事 |

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