取材･文○早川舞
Text by HAYAKAWA MAI

前編より続く

――どんなﾀｲﾌﾟのM男性が好きですか?

ｽﾞﾊﾞﾘ、今まで私をいじめてきた人! 例えば学生時代の同級生とか、会社の同僚や上司とか……。普段は私をﾊﾞｶにしている人を｢どう? 後悔したでしょ?｣って感じでやってやりたいんです。で、｢ごめんなさい、ごめんなさい｣って謝らせたいですね。もう年季の入った感情でやるわけですから、ちょっとやそっとのﾌﾟﾚｲじゃないと思いますよ(笑)。羞恥ﾌﾟﾚｲは羞恥ﾌﾟﾚｲでも、相当ﾊｰﾄﾞになるんじゃないかと。相手は誰でもいいってわけじゃないんですよ。自分をいじめた人以外には全然やってやりたいという気持ちが起こりませんから。基本的には平和主義者なんですよ(笑)。

――SMに使う道具で興味があるものはありますか?

縄には興味がありますね。身動きを取れなくしてから責めたいので……。あと、 普通にｷﾚｲだと思いますし。縛り方、覚えてみたいですね~。

――SMに対するｲﾒｰｼﾞは?

私にとっては復讐とか、黒とか。具体的にこれがあるとSMっぽいとか、そういう固まったｲﾒｰｼﾞはないですね。精神的に支配と服従の関係が成り立っているものを見て感じ取れれば、それだけでSMを感じます。

――SMっぽいﾏﾝｶﾞやｱｰﾄ、小説、音楽などで好きなものはありますか?

これが好き!というものは特にないですが、さっきも言ったように、ごくごくﾉｰﾏﾙな作品の中にも支配と服従の関係を感じさせるものってありますよね。そういうものをふと見たりすると、｢あぁ、いいなぁ｣って思っちゃいます。

――SMﾊﾞｰ、ｼｮｯﾌﾟなどに行ったことはありますか?

ないですね。自分でﾌﾟﾚｲができるわけじゃないってところがちょっと不満かも。ﾎﾞﾝﾃﾞｰｼﾞとかには興味ありますけど、自分で着てみたいとまでは思いません。

――最後に全国のM男性に一言。

大丈夫、あなたたちには手を出しません(笑)。

(｢ｽﾅｲﾊﾟｰEVE｣vol.12より再録)