監督：東園賢
発売日：2011年7月29日
品番：ADV-R0586
収録時間： 100分(DVD)　
定価：17,115円（税込）
メーカー：アートビデオ

文＝安田理央　

誘拐され、廃屋に連れ込まれた女子校生のあいちゃん。変態男に監禁され、淫らな牝奴隷へと調教されてしまいます。

この変態男の責めが、実に粘着質でいいんですよね。気を失っているあいちゃんの体を悪戯する時も、ひたすらねっとり。いきなりチンコを突っ込むようなことはしません。初々しい少女の体をじっくりと味わうように楽しんでいきます。

その後、クンニやお尻へのスパンキングやバイブ挿入でも、ただ乱暴に責めるのではなく、あいちゃんも反応を確かめるように、ゆっくりと責めます。

そして、またあいちゃんの反応がいいんですよ。幼い喘ぎ声で「こわいよう、こわいよう」とか「恥ずかしいよう」「いやだぁ、いやだぁ」なんて、舌っ足らずに言われたら、もうたまりませんね。怯える少女の魅力全開。可哀想だけど、どんどんいじめたくなっちゃうんですよね。

お尻へのバラ鞭、電マ、連続強制絶頂、逆さM字拘束での極太ディルド挿入にローソク責め、1リットルの浣腸と強制挿入（排泄されるのは浣腸液のみ）と、プレイ自体はそれほどハードではないんですが、巧妙に恐怖感を感じさせる責めっぷりなので、あいちゃんは見事に調教されてしまうのでした。

檻の中で、我慢できずにオナニーに耽るあいちゃん。ご主人様がやってきて、チンコを檻の中に入れると、はぁはぁ舌を出しながら嬉しそうにそれを咥えます。

さらに、檻の中に入ったまま、お尻を高くあげて、四つん這いでご主人様に挿入される姿は、正に牝犬そのもの。ここまで堕とされてしまったら、もうもとの生活には戻れないでしょう。

変態男が常にビデオカメラで調教の過程を撮影していることを別とすれば、80年代のSMビデオのテイストを強く感じさせるシンプルな内容です。この男が誰なのか、あいちゃんがどんな少女なのか、そしてなぜ捕まって調教されることになったのかは、作品内では全く語られません。それでも、陰湿なムードで全編が統一されているので、世界観はしっかりと感じさせてくれるんですよね。

あと、個人的には女性を醜くさせてしまう顔責めって、どうも好きになれないのですが、あいちゃんの鼻フック姿は、妙に可愛くてちょっと萌えました（笑）。本当に犬っぽい印象になっちゃうんですよ。