監督:カンパニー松尾
発売日:2012年4月28日
品番:HMGL-076
収録時間: 120分
定価:3990円(税込)
メーカー:HMJM
文=遠藤遊佐
うわあ、若いなあ――。
というのが、この作品を観ての第一印象。
ぷよんぷよんの極上Gカップ巨乳を持つセイラちゃんは、本作がほんとのAV初出演という20歳。顔が小さく手足の長いカラダつきはいかにも今どきのギャルって感じで、彼女の倍以上も生きてる昭和世代としては眩しい限り。
でも、彼女が纏う“若さ”はそんなルックスのせいだけじゃない。AVは初めてだというのもあるんでしょうが、全体的に固いというか発展途上な感じがするんですよね。
あのカン松監督がお相手に選んだだけあって、カラダはもうヤバいくらいに激エロ。でもセックスになると、これまで『秘書グラマラス』や『恥ずかしいカラダ』で撮ってきたM女達のように「打てば響く」という具合にはなかなかいかない。
そんなところが、もどかしくも面白い1本になっています。
まず冒頭は、パッケージ撮影のシーンから。
このセイラちゃん、しつこいようですけど本当にスタイルがいいんですよ。164センチ、89-58-85の不二子ちゃんボディは思わず手を合わせたくなってしまうくらい。でもその後、カン松の車でホテルに向かいながら話す姿からは、大胆なようでまだまだ幼い普通の女の子の顔が見えてきます。
AV出演は単体女優をしてる友達に紹介されて「興味本位で」。じゃあかなり遊んでるんだろうなと思うと、初体験は18歳、男性経験は4人だけど全員彼氏。
んで、びっくりするのは、こんなものすごいカラダをしてるくせに「自信ない」なんてことを言うところ。
「バカ言ってんじゃないよ!」と思うけど、よくよく聞くと巨乳ちゃんには巨乳ちゃんの思うところがあるらしく、オッパイが揺れたりTシャツ&Gパンスタイルが無駄にエロくなっちゃうのが嫌なんだとか。なるほどなあ。
巨乳がウリなのわかっててわざとそういうこと言う子もいるけれど、彼女の場合は「ほんとにそうなんだろうな」と思っちゃう。カラダは女なんだけど、内面はまだ子供のところが残ってるんですね。
セックスにも、そんなところがちらほら見受けられます。
ホテルに入って、ロマンティックな夜景を背にセイラちゃんの巨乳ボディをいじくりまわすカン松監督。「あー、やらしい!」「すっごいカラダだねえ!」「気持ちいいの?」といつもより口数多めでムードを盛り上げようとするものの、緊張してるのか反応は今ひとつで苦戦気味。
印象的だったのは、乳首を触られて普通に驚いた声をあげる場面。「あんっ」じゃなくて足でも踏まれたような感じで「あっ!」なんですよね。こんなエロいカラダしてるくせに、こんな処女デビューの子でもしないような反応……! 逆にちょっと萌えました。
とはいえ、ピストンされて顔をくしゃくしゃにしてヨガってるところを見るとオチンチンは好きそうだし、ボディの素晴らしさは必見。特に、大きくて形がいいのに柔らかいオッパイはちょっと他にはないので、チェックして損はないと思います。
2回のハメ撮りを終えて「彼女のポテンシャルを充分に引き出せず、ちょっとくやしい」と言うカン松監督。
でも個人的には、このあんまりエロくない初撮りはわりと好印象でした。これだけのエロいカラダをしていながら女の自意識を持たない女の子ってAVでは珍しいですからね。もっとスケベな姿を見せてほしいような、そのままでいてほしいような……。
とりあえず、2作目以降が楽しみな女の子であります。
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