発売日:2012年10月5日
品番: HODV-20809
収録時間:120分
定価:2.940円
メーカー:h.m.p
文=まな
喋り方や風貌に『のだめカンタービレ』の上野樹里ちゃんを彷彿とさせる美少女・神谷まゆが、ごくごく普通のOLという設定で過ごす、ある一日を描いた作品。
冒頭はまゆちゃんが自室のベッドで寝ていて、携帯のアラームに起こされるシーンから始まります。
部屋は薄暗く、開かれたカーテンからやわらかく差す日光のみが、室内を照らします。
その映像が非常に自然で美しく、まるでショートムービーのような画に魅せられます。
インテリアも変に可愛すぎない、至極一般的でリアルな女子の部屋になっているのが好印象です。
着替え時の、彼氏に会う約束をした後でちゃんと上下セットの下着に替えるシーンも、思わず「わかる、わかる!」と頷いてしまいました。
ただ、部屋のカーテン開けっ放しで全裸になるのはまったくリアリティないですが、そこはあくまでもAVということで、ご愛嬌。
会社のシーンでは、前がフリルになっている白いブラウスの制服を着用。
この制服がまたかわいくて上品な雰囲気もあって、センスの良さを感じさせます。
ここでの課長のセクハラはお約束展開ですが、肩もみや「彼氏とヤリまくりか」などのセクハラ質問、パンツを屈んで覗くなど、小規模にとどめているところがかえって現実感があり、イヤラシさがうまく出ています。
お昼になり、他の女性社員は連れ立って昼食に行ってるのにまゆちゃんだけほっとかれて、ひとりでコンビニで買ったパンを外で食べている姿も、どことなく哀愁が漂っています。
このドラマの中のまゆちゃん、女友達あんまりいないんだろうな......。
その後まゆちゃんは男性の先輩にセクハラの相談をし、強引に飲みの約束を取り付けられ、彼氏との約束をキャンセルして行ったら、そのままホテルに誘われて......という見事な流されっぷり。
「ホテルに行くだけで何もしないならいいですよ」とノコノコついていくのには、んなわけねーだろ!とツッコミたくもなりますが、結局こういうのは堂々と「遊びのセックスをしたい」とは言えない女の言い訳なんですよねぇ。
しかもこの先輩が、色黒マッチョで少し強引なキャラという、ジャニ系で紳士的な彼氏とは対照的なところもポイント。
「ちゃんと付き合うなら誠実で優しい人だけど、たまにはワイルドな遊び人も試してみたい」という心理が表われています。
当然先輩にはホテルで押し倒されますが、「彼氏に悪いから嫌だ」と最初は一応抵抗します。
しかしその「抵抗しているのに強引に押し倒されている」状況に興奮していることもあり、あっという間に陥落するまゆちゃん。
脱がされたパンツを足首に引っ掛けたまま、クンニと指マンで感じまくり、「気持ちいいです」と本音を漏らしてしまいます。
その後は誘導されてフェラ、69から挿入になだれこみ、フィニッシュは胸元に射精。
終わった後「気持ちよくなれたでしょ?」「またこうやって会おうよ」と話しかける先輩ですが、彼氏への罪悪感でいっぱいなのか、何も答えられず俯くまゆちゃん。
先輩がシャワーを浴びている間に身支度を整え、さっさとホテルを後にしてしまいます。
そして彼氏(現在は女性向けAVメーカー「シルクラボ」専属男優の一徹くん)の家の前でためらいながらもチャイムを鳴らし、迎え入れられます。
何も知らない彼は、彼女のために可愛いイルミネーション雑貨を用意してくれているのですが、彼の優しさが余計に罪悪感を増幅させ、思わず洗面所に駆け込んで泣き出してしまうまゆちゃん。
挙動不審な彼女を心配し、何があったか聞き出す彼と、何もないとごまかし続けるまゆちゃん。
しばらく押し問答が続きますが、話題をそらすためにまゆちゃんから強引にキスをして、セックスを迫ります。
「ごまかさないで」と言いながらも、いつになく強引な彼女の誘惑に負けて、ズルズルとセックスしてしまう一徹くん。
ベッドに移動することを促す一徹くんを遮り、彼のチンコを自分の乳首にこすりつけ、手コキをしながら乳首を責めるまゆちゃん。
普段とは様子の違うまゆちゃんに疑問を抱きながらも、珍しく積極的な彼女に興奮して流される彼。
いよいよ挿入をするのですが、本作では彼とのセックスのときは、きっちりコンドームをつける描写があるのがミソ。
罪悪感からいつもよりサービス精神を発揮しているまゆちゃんは、騎乗位やバックで自ら腰を振ってみせ、ゴム中出しへ導きます。
そして終わった後も、ゴムの中から精液を手の上に出して、無邪気に遊んでみせるまゆちゃん。
さらには「セックスが終わったら何があったか話す」という約束をしていたのに、「もう言ーわない! だってまゆ、もう笑ってるよ?」の一言で、あっさり反古にしてしまう小悪魔っぷり。
すべてを観ている立場としては、一発ぶん殴りたいと思う一方で、人生そういうこともあるよね......と共感してしまったりもして、なんだか複雑な気分になりましたね。
最後は、翌朝先に目覚めた一徹くんが、寝ているまゆちゃんのお尻をなで回したり、おっぱいを触ったりしてなだれこむ、ラブラブセックス。
イタズラされているうちに目覚めたまゆちゃんが「おはようのチュー」と軽くキスをすると、唇をとがらせて更にキスをせがむ彼。
この後もまゆちゃんにフェラされながら手をつなぐことをせがんでみたり、なにかと甘えん坊な一徹くんにキュンときますね。
すっかり勃起したチンコを眺めながら、「これどうするの?」「何をしたいの?」「どこに挿れたいの?」と意地悪く質問をするまゆちゃん。
恥ずかしがりながら「お前のまんこに挿れたい」と言う彼に、コンドームをつけてあげようとするもうまく出来ず、結局彼に自分でつけさせるあたり、彼女の天然小悪魔キャラが発揮されていますね。
バックで挿入しながら途中で水を飲む彼に「まゆも欲しい」と口移しをせがみます。
このときの、口から水を伝わせながらキスをする二人の美しいこと......。
ラストのセックスは映像的に一番美しく、二人がのびのびと楽しくやっているのも伝わってきて、非常に幸福感に包まれたものになっています。
セックスは楽しいことばかりではないけれど、やっぱりいいもんだ!と思える良作でした。
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