発売日:2010年3月26日
品番:JHRD-03
収録時間:本編60分 メイキング13分
定価:10500円
メーカー:ZEUS
文=遠藤遊佐
足の悪い夫を支え、自ら溶接工をしながら借金だらけの町工場を営んでいる健気な女・みさ。
貧しいけれど夫婦仲は良く前向きに生きていた夫婦だったが、ある夏の日、独りの男が職を求めて工場にやってきた。夫にはない獣のような欲望剥きだしのまなざしに、みさは戸惑いながらも男を意識してしまう――。
『不倫妻』とはまたヒネリのないタイトルだなあ......なんて思いながら観始めたんですけど、再生ボタンを押したら最後、一気に引き込まれてしまいました。
じりじりと焼けるような夏の日差し。大きめの作業着で工場仕事に精を出す美女。夫に向けられた汗だくの笑顔を見て、その美しさに息を飲む野獣のような男。
おっぱい一つ見えたわけじゃないのに、冒頭の数カットでもうエロい。これから起こることへの期待感がグングン膨らんでいくわけですよ。
うーん、これぞドラマ物の醍醐味。たまりませんな!
物語はというと、みさに魅せられた男が工場に住み込みで働き始め、最初は嫌がっていた彼女も男の強引さに身体を許していく......というまさにザ・AVというべき定番の展開。
でも、それにもかかわらず目が離せないのは、ヒロイン・結城みさと間男役・佐川銀次のねっとり感がものすごいからでしょう。熟した女とぎらついた男。もう、これでもかってほどにフェロモンだだもれなんですよね。
なんてったって、初対面から、
「奥さん、舌を出してくれねえか......。あんたの舌を見てみたいんだよ」
と女の舌を掴み、涎が垂れてくると、
「ほぅら、こんなに糸ひいてるよ」
と手についた唾液をジュルジュルすすっちゃう。
危険を察知した人妻が「近づかないで」とスパナを手にしても余裕シャクシャクで「あんたが淫乱だってことはわかってるんだよ」と上から目線ですよ。ああ、ムカつく。でもかっこいい......!
もちろん、結城みさ演じる人妻もグッときます。
不倫妻というとセックスレスで欲求不満な女ってイメージがあるんだけど、彼女の場合はセックスに飢えてるわけじゃない。むしろ足の悪い夫を愛していて、卑屈になりがちな夫を守ろうとする母性的な女なんですよね。
「私がいつ幸せにして欲しいって言った? あなたと一緒に苦労していくのが私の幸せなの」と言いながら小柄な夫をギュッと抱きしめるシーンなんて、思わず涙がちょちょぎれるほど。
でも、獣のような銀次に「あんたは俺の女だ」と言われ、松茸みたいなチンポを見せつけられると抗えない。それどころか、夫への罪の意識が強ければ強いほど燃えてしまうわけですよ。
ああ、これぞ女の性!
工場の中で無理矢理レイプされたみさは「今夜旦那が寝たら俺んとこへ来い」という命令に背けず、男が住み込んでいる工場の2階で不倫セックスに溺れていきます。
彼女にストリップをさせ、酒を飲みながらその熟れた肉体を隅々まで観賞する銀次。
手拭いで目隠しをしたり、肩や柔らかそうな脇腹を噛んで歯形を付けたり。夫とのセックスでは考えられないSMセックスに涙ながらに悶えるみさ。
やがて妻の様子がおかしいことに夫が気づき、物語は悲劇的な方向へ転がっていくんですが、このへんの描写も非常によくできてて興奮しましたね。佐川銀次のふてぶてしいキャラと貞淑な人妻の中に秘められた淫乱性は、ドラマじゃないと描けない。
ラスト、追い詰められた2人が涎だらけで交わすセックスも圧巻です。
ここんところ、どんどん切れ味が良くなっているノーマルKIM監督のドラマ物。
ドラマAV好きは要チェックですよ。
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