文＝安田理央

浪人生・万次郎（でも親は医者で彼の住むマンションのオーナー）の隣の部屋に、綺麗で可愛いＯＬあかりが引っ越してきた。あかりは万次郎に何かと声をかけ「万次郎君みたいな優しい人、大好きだよ」なんて言ったりもする。ああっ、ダメだ。そんなことを言ったら大変なことになる！

と、心配していたら、やっぱりその通りな展開でした。さくらんぼをお裾分けに来た万次郎を、あかりはつい部屋にあげてしまいます。日夜悶々とあかりを想っていた万次郎は当然の如く、押し倒してしまうのでした。

しかし、あかりは口では「ダメ」と言いながらも強くは抵抗せずに、されるがままにレイプされ、中出しまでされてしまいます。

さらに終わった後に怒るどころか「これは二人だけの秘密にしましょう。何もなかったのよ」なんて言い出す始末。

とんでもないことをしてしまったと後悔するも、さらに想いをつのらす万次郎。ある日、あかりに彼氏がいることを知ります。

「僕を裏切ったな」

と、わけのわからぬことを言いながら、あかりに逆ギレ。なぜか無理矢理あかりに裸エプロンに着替えることを命令します。あかりがまた、抵抗しないんですよ。警察を呼ぶとか言えばいいものの、言われるがまま。調子に乗った万次郎は、ハメたままあかりに彼氏へ電話させ、「ご主人様が出来たので別れます」と言わされます。

もう、この後は奴隷ロード一直線。出勤前にマンションの廊下でローター責めされるわ、セックスしながら首しめられるわ。

それでも「誰にも言わないから」とか「こんなところで夢や人生を捨てないで」なんて言ってるんですよ！

優しい青年が、突然サディストに変貌してしまうわけですが、これはね、やっぱり気のあるような素振りをしちゃった女がよくないですよ。喪男には優しい言葉をかけてはいけません。あくまでも冷たく接しないと！

……てなんかひどいこと言ってますね、僕。でも、そういう話なんですよね、これ。

いや、ホント、浪人して悶々としているところに、エロい体して、優しく接してくれる隣のお姉さんなんかいたら、爆発しちゃいますって。被害者はあかりであることは間違いないのに、ついつい万次郎の方に感情移入しちゃいますよね、男としては。