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▼ 特選AVレビュー『恥ずかしいカラダ ESCAPE ましろ杏(HMJM)』
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監督:カンパニー松尾
発売日:2010年9月25日
品番:HMGL-043
収録時間:120分 
定価:3,990円
メーカー:ハマジム

文=遠藤遊佐 


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「なんだか東京で撮影するのが嫌になってしまった」というカンパニー松尾監督が、前作『恥ずかしいカラダ DOCUMENT』で意気投合した19歳のHカップ爆乳娘・ましろ杏を連れて南の島へ二泊三日の逃避行。
ある時は古いヴィンテージホテルでコールガールに扮した彼女と濃厚なシチュエーションファック。またある時はビーチの木陰にシートを敷いてしっとりポリネシアンセックス。
女は男のためにキャンプでカレーを作り、翌日はラブホでテンション高くハメまくる。

……なんて書くと、いかにも中年男と若い女のエロエロなサマーバケーション!って感じですが、実はそうじゃない。
青い空と海は胸を踊らせてくれるし、奔放でスケベな杏ちゃんとのセックスは確かにエロい。でも画面に流れるテロップではずっと、

ここはどこだろうか。
自分で段取りしながら、よくわからなくなる。
ここはどこだろうか。
自分で逃げてきたのに、よくわからなくなる――。

と、少年みたいにメロウなことを考えている。
目の前の若く無邪気な肉体のせいなのか、それとも暑すぎる夏の空気がそうさせるのか。

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まあ、観ればわかると思うんですが、本作の主人公はましろ杏ちゃんではなくカン松監督。
ぼんやりつきまとう倦怠感が消えるのではないか――とお気に入りの女優といつもと違う場所に来てみたものの、どうにもうまくいかない。「四十にして惑わず」なんて真っ赤な嘘で、ヤルことはきっちりヤリながらも惑いまくります。

1日目は、いやらしいコールガールという設定の杏ちゃんとまず最初のひとハメ。非の打ち所のないスケベっぷりを楽しんだ後は、ビキニ姿でビーチへ。
撮影中も暴れ馬のようにビクビクと動きまくる感度抜群の杏ちゃんを抑えようと、今度は木陰にシートを敷いてまったりとラブラブセックスを楽しみます。
しかし、2人でテントを張ったり夕飯にカレーを作ってもらったりとなかなかいいムードだったのにもかかわらず、甘えられるのが苦手なカン松は、次第に甘えてくる彼女が面倒になってしまう。

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翌日はダウンしたテンションをあげようと、東京でも入れるような普通のラブホテルへ行き、東京でするようなセックスをする。
難しいことは考えず男と女が欲望をそのままぶつけ合う予定調和的なカラミに、安心感を覚えるカン松。のびのびと持ち前のエロさを発揮するましろ杏。

杏ちゃんの素顔が垣間見えるインタビューやナイスバディ炸裂のカラミもいいけれど、私がこの作品の中で一番好きなのは、なんといっても松尾監督が朝の海辺で一人ヨガをするシーン。
若くてエロい女と逃げようと思ってやってきたのに、狭いテントで1人で眠り、残り物のカレーを食べて、この旅で初めてリラックスしていると感じる。
少しちくはぐだけど、ありのまま。夏に迷う45歳。
カンパニー松尾ファンにとっては、間違いなくたまらない1本です。


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