発売日:2010年5月13日
品番:FAX-270
収録時間:106分
定価:3500円(税込)
メーカー:FAプロ
文=遠藤遊佐
家は築数十年の木造平屋建て、周りにはほとんど田んぼ以外ない山村。化粧っ気のない純朴そうな女子高生が、山道を一生懸命自転車こいで通学してる。
今の売れ筋AVにはあまり出てこないような、牧歌的なシチュエーションの中で繰り広げられる近親相姦劇。
この手の作品はヘンリー塚本監督の十八番なんですが、いつ見ても独特のいやらしさがありますね。生活感まるだしの何もない田舎でも、男と女がいればそこに生まれるのはやっぱり性欲! そしてセックス!!
閉鎖的な田舎なので、まぐわう相手は必然的に“義理の父娘”や“叔父と姪”、“兄と弟嫁”なんていう手近なところになっちゃう。でも、多少の背徳感を感じつつも「固いこと言わなくってもいいじゃねえか、おまんこしようぜ」っていうユルさがまたエロいわけですよ。
内容は4編のオムニバス。
まず1本目は“叔父と姪”。庭で叔父に教えられつつ剣道の練習をしている少女。練習を終えた彼女は、シャワーを浴びスカートに穿き替えて和室で高村光太郎の『智恵子抄』を読みふけっている。今どきなかなか見られないような古きよき夏休みの光景であります。
しかし、そこに叔父さんがさりげなくやってきて少女のしなやかに育った体を舐め回すように見つめる。そして黙って金を渡し、ダサいデカパンに包まれたアソコに舌を這わせる。
「おじさん、気持ちいい……」「どこが気持ちいい?」「お、おまんこが気持ちいい……」
『智恵子抄』を大声で朗読しながら、そしらぬ顔で叔父の肉棒を受け入れる姪――。
純朴そうな顔して結構スキモノ。こういうこといつもヤッてんでしょうね。化粧が薄くて地味なイメージだけど、よく見ると意外なほどにスタイルがよくてそそります。
また、叔父さん役の日比野達郎がなんともエロい! 脇を固める男優陣の個性も、FA作品の魅力の一つなんですよね。
いい具合の枯れっぷり、ほどよいもっさり感。ああ、萌える……。
そして2本目は“義父と娘”。
妻が死んでからずっと再婚せず、血の繋がらない女子高生の娘と2人で暮らしてきた実直な男。娘は義父の中に男としての欲望が残っていると薄々気がついている。
ある日、娘が義父のオナニーを目撃してしまったことから、2人は一線を超えてしまう。
必死の思いで夜這いをかける義父と、怯えながらもまるで母のようにそれに答える娘。
翌朝「近所の人に怪しがられるといけないからな」と時間差で家を出る姿が、ちょっとジンときます。
3本目は、うって変わって人妻がヒロインの“義兄と弟嫁”。
色っぽい弟嫁が洗濯物を干しているところへ、狙いをすましてちょっかいを出しにくる義兄(花岡じった)。
「今俺が襲ったらどうする?」
「うーん、襲われてみないとわかんないね」
これはもう、襲ってくれって言ってるようなもんでしょう。部屋の中になだれこみ、障子を閉めきって前戯もほとんどないままにハメてガンガン突きまくり。弟嫁も獣のような声をあげてヨガりまくります。
お色気ムンムンのちょっと疲れた農家の嫁、しかもアソコは生えかけのパイパンだったりするからたまりません。
最後の4本目は“妹と兄の友人”。
居間のちゃぶ台で勉強をしている少女のところへ、チンピラみたいなお兄ちゃんの友達が勝手知ったるって感じでやってくる。田舎の農家にはありがちな風景ですね。
派手な友達にねちっこく迫られて、ついついセックスしてしまう少女。あわてて痕跡を隠すものの、帰ってきたお兄ちゃんにバレて、怒ったお兄ちゃんにもヤラれてしまう。
うーん、こうしてみると、どれも本当にありそうな話なのが凄い。
黙っているからわからないけれど、今も田舎の山村ではこんなセックスが普通に行なわれているのでは……そんなふうに思わせる一本。
このリアリティと力強いエロスは、もはや農村文学ですよ。
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