監督:梁井一
発売日:2011年2月26日
品番:VGD-083
収録時間: 130分
定価:3,990円(税込)
メーカー:HMJM
文=淫語魔
いや〜阿部リオンさん、完璧に女の人ですねぇ。最初こそ、タイトルにつられてニューハーフの人として見ていたのですが、声も顔も体つきもその仕草や表情にいたるまであまりにも女性そのものだったので、そのうち1人の女性として見るようになってしまいました。
まずはホテルでの梁井監督とのセックス。途中に何回かリオンさんへのインタビューシーンが入り、彼女の生い立ち、初恋、ニューハーフになった経緯などが明かされていきます。両親にカミングアウトしたのもこの1年ぐらいのことらしく、それをきっかけにホルモン注射を打つようになる。今ではオッパイもふくらみ、小ぶりながら乳輪がぷっくり。とてもいい形のオッパイをしています。そこへ梁井監督がむしゃぶりつくわけですが、ここだけ見てると普通の女性と絡んでいる画にしか見えません。
しかしこのあとすぐに監督がリオンさんのチンコをフェラすることになって「そうか! チンコがついているんだっけ……」と思い知らされることになる。でもそれでも見ていくうちに「この子のチンコならフェラチオできるんじゃないか」と思ったりしました。たまたまこの女の子にはマンコじゃなくチンコがついているだけで、むしろ「チンコかマンコか」は大した問題ではなく単なるオプションの1つでしかないのではないか。
それとリオンさんはどうやら真性包茎なんですよね。そこがまた女の子のチンコらしくていいような気がします。
「だいぶ違うね、(おちんちんの)形が」「ええ?」「こんなにちっちゃいじゃん」なんて会話しながらお互いのチンコを「コキ合いっコ」。梁井監督がフェラされ、キスのあとにリオンさんのアナルに指入れ、バイブ挿入。少し拡張してから正常位でアナル姦。あえぎも完全に女性のあえぎ。リオンさんのチンコは勃ちっぱなしでモザイク越しに見えるチンコと玉袋の下を監督のチンコが出し入れしてます。
場面が変わり次にAV男優の保坂順が登場。
彼は知る人ぞ知るバイセクシャルで、しかも女装趣味の持ち主。今回は女装子(じょそこ)としてリオンさんとからむことになるのですが、その前に「女装子とはいかなるものか」ということで街中を女装した姿で出歩いてみます。
ただ歩くだけでなく往来の中、女装のままチンコやお尻を露出プレイ。それがさらに興奮を増すようで、順子(保坂)は男であるときよりもうわずったしゃべり方でどもり気味に言葉をまくし立てたりしています。その興奮はカメラを回している監督にも伝染していったようで、いつの間にか保坂順子にチンコをパックンされ、よがってしまいます。
そしていよいよリオンさんとご対面。保坂順はあくまで順子に徹し、リオンさんは生涯初めてチンコをケツ穴に入れる経験をすることになります。
キスをし、リオンさんに「オチンポしゃぶれよ!」と言わせてリオンのチンコをフェラする順子。そして貝合わせならぬ竿合わせで互いの竿を擦り合わせる。
順子は「これ女の子に入れたことないんだよねぇ。私のはさぁ、ケツマンコあるんだけどさぁ、ケツマンコに入れてみるぅ? ……入れてほしい」と言うと「じゃあ入れてあげる」とリオンさんは一度も使ったことのないチンコを順子のアナルに入れようとします。
このあたりから自分は違和感を感じざる得ませんでした。
作品の中でも語られるのですが、リオンさんは「性同一性障害」の可能性が高い。つまり男性どころかニューハーフというものですらないかもしれない。完全に女性である彼女が、いくらついているとはいえチンコをケツ穴に挿入させられるのは苦痛以外の何物でもないのではないか?
そんなことを考えていると、どうも挿入がもたついているようです。
テロップで「リオンのオチンチンが真性包茎のため、ほんの少し先っちょが入っただけでも激痛が走ってしまうようです」と説明が入るのですが、そうこうしているうちに彼女の目にうっすら涙がにじんできます。
明らかに空気がおかしい。
ベテラン男優の保坂もそこに気づかないわけはない。
いろいろ彼女を気遣う言葉を投げかけ、それでも仕事はキッチリこなさないといけないので最終的には素股騎乗位に誘導してあげます。
でもリオンさんのテンションは下がったまま。見ていて痛々しいぐらい。
もしもこの作品がこのカラミで終わったら、人の心がわからない「鬼畜監督!」と罵ってやるところでしたが、監督もさすがにまずいと思ったのでしょうか、最後に彼女ご指命の男優さんとのエッチが用意されていました。
その相手、AV男優の奥村ゆうまクンとのカラミはとても楽しそうで、そして幸せそうで、自分はリオンさんの顔を見てようやく胸をホーっとなで下ろすという、最後はなんとも不思議な気持ちにさせられるAVでした。
危ういところはありますが、結果としては面白いドキュメンタリー作品に仕上がってました。
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