文＝遠藤遊佐

初めてAVに出演する素人娘と、デートしてホテル行ってハメ撮り。
こういうシンプルな構成だと、監督の手腕はもちろんですが、やっぱり女の子の質がモノを言う。“女の子=作品"って感じになりますよね。
というわけで、まず本作に出演している素人娘“さやかちゃん"のスペックをご紹介しておきましょう。

\x87@　ルックスは見てのとおりのゆるふわ系で、キュートなファニーフェイス。華奢な色白ボディに小さめのオッパイが清潔感を感じさせる。

\x87A　ネイルの専門学校に通う23歳。学生時代は高跳びをやっていてかなりの腕前だったらしい。

\x87B　性格は天真爛漫。B型の末っ子で妹タイプ。大人しそうに見えるけど、いきなりAVに出てしまうような思い切りのいい一面もアリ。

\x87C　5年つきあっている彼氏がいる。経験人数は4人だが、これまで彼氏以外の男とHしたことはない。

\x87D　アヒル口。

どうですか。
ええ、そうなんです。この子めちゃめちゃ可愛いんですよ!

女の子らしく見えて、けっこう人懐っこいやんちゃ娘。けっこう身持ちが固くて一途なくせに自分からAVに応募してきたりする大胆な一面も持っている。ある意味“女の子"の理想形。
ものすごい美人というわけじゃないんけど、とにかく萌え心をガンガン刺激してくるタイプなんですね。

かくいう私も、冒頭のミニスカートのまま樹に登ろうとするイメージシーンを観た途端、一気にもってかれてしまいました。どストライクなんですけど!　チクショウめ!!

まずは遊園地で待ち合わせ、定番の観覧車デートの後、真っ昼間からホテルへ向かうさやかちゃんとアキヒト監督。少し緊張気味に一回戦に臨みます。

「気持ちよくなってくれると嬉しい」と照れながらも一生懸命フェラチオする彼女。AV女優のそれと比べると全然物足りない普通のフェラ・普通のセックスが、どうしようもなくキュンキュンきてしまいます。

その後は、着たことがないという露出の高いセクシー服に着替えさせ、夜の散歩へ。体を開いたことで心も開かれたのか、5年つきあっているという彼氏についてポツポツと話しだすさやかちゃん。

「付きあってるうちにだんだん人格が変わってきたみたい。でも、今が頑張りどきなんです……」

どうやらAVに出演した理由の一つは彼氏にあるらしく、少しずつ一人の女としての内面を吐露し始めます。

うーん、こんな可愛い子でもやっぱり男のことで悩んだりするんだなあ。そうだよね、明るくて可愛いだけの女の子なんていないんだよね。
ああ、なんだかどんどん彼女に対する愛しさが募って、妹を見守るお兄ちゃんのような気持ちになってきました。

そのままラブホに入り、薄暗い部屋の中で2回戦目に突入。
少女のような体にエロい下着をつけ、少し大人のセックスを見せてくれるさやか。監督との距離が縮んだ分、カラミ自体の生々しさは各段にアップしております。でも彼女の子犬のような可愛さはそのまま。

ピストンしながら「ねえ、今日は帰らないよね。彼氏いないんでしょ?」といじわるを言うと、「うふふふ」と困ったように身をよじる。
ドキッとするような色っぽい目つきは、まさに処女と少女と娼婦に淑女!　

「どうして自分からAVに応募してきたの?」
「今しかできないと思って。今しかできないことは、もうすぐできなくなっちゃうから……」

とびきり可愛い女の子の揺れる心と、初めてのAVに対する戸惑い、好奇心。
ハメ撮りだからこそ撮れる大事なものをしっかり切り取った一本です。

ちなみに私、こんなに引き込まれているくせに、さやかちゃんのセックスを観ながらオナニーできませんでした。
「ほんとに好きな子はオナネタになんかできねえんだよ!」という童貞中高生の気持ちが、今なら理解できる気がします……。