文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
第二課 亀座り
ホースが入らないケッツの穴にはこうしなさい。
君の示指と中指とを二本揃えてそのケッツの穴へ入れて、指先じゃ無く指の根元というか、手首に力を入れて、グリグリと大きく右や左にゆっくり何百回もこねてやりなさい。
初め、キュッと緊張して喰い締めていたケッツの穴の紐、つまり肛門括約筋も、疲れて油断をするから、更に何百回もこね回して疲れさせるのだ。
相手はケッツの穴が疲れて、「もう駄目」と言うだろうが、駄目にするために自分も手首が疲れるのをかまわず、何千回もこね回したのだ。
「駄目」と言うのは、もう弛んでしまって、「お尻の穴をお行儀よく締めていられない」と告白したのだと理解したまえ。
そこで初めて、探く入れた指の先を曲げ、手首もあちこち廻して、尾てい骨のあたりや、左右の両側や、膀胱の方(男なら前立腺のあたり)や奥の方、子宮頸部を探ってやりなさい(爪をきれいに切って、動きはしなやかにせねばいけません)。
そうすると、直腸壁を内側から触れられる快感に、悶え始めるのがほとんどです。
中には最初は異物感だけで、快感によく結び付けないというやっかいなのも少数だがいるが、そういうのも数回でやっと快感が分かり始めるのだから、そういうのに当たっても、紙くずを焼いて、それで石炭に火を点けるくらいの覚悟で、気長にやりなさい。
あとで感謝されるから。
さてそうしたら一日指を抜いて、今度は栂指を一本だけ根本まで入れて、ケッツの穴を右廻り、左廻りに大きく、グリグリ何百回も何千回も廻してやりたまえ。
栂指の太さと動きは、示指とは異質だから、又新たな快感を与えられて、ケッツの穴は反応を示し始めるぞ。
手がくたびれたら抜いて、次は正座をさせて、そのまま深く座礼をするように、上体を前に伏せさせるのです。
そう、お茶席や通夜の時やるあの姿勢です。
それをもっと頭を下げさせ、背中が水平になり、胸が膝にぴったり付くようにさせ、お尻の穴を後ろに向けさせるのだ。
この時、決して腰を上げさせてはいけない、あくまで正座から最敬礼をした姿勢でなくてはならないのです。
腰が浮くと四つん這いを低くしたようになるが、そうさせてはいけません。
あくまで足は正座のようにしっかり二つに折って、ぴったり着けさせ、尻の穴だけを真後ろに向けさせるのだ。
両足の間は、両方の栂指が、重なったり、接しているよりは、十センチか十五センチくらい離れている方が、より理想的で、これを亀座りと言う。
よく童女がする座り方だが、これが実は一番ケッツの穴に力の入らない姿勢なのです(骨盤がよく拡がるのです)。
四つん這いは、二つの臀丘の迫間にあるケッツの穴が、左右の股間節に圧迫されて奥に引っ込むので、ケッツの穴の初心者にはよくない姿勢なのです。
慣れたマニヤなら、四つん這いで自分の方からケッツの穴を弛め、押し出すように拡げる要領を心得ているから、それでいいのですが、本来四つん這いはお尻の穴がすぼまって責めにくく、又、股間節が迫るので、肛門の拡張にも、あまりふさわしくない態位だということを、よく覚えておきましょう。
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