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▼ 大肛門大学|第11講 肛門で悶えよう【2】

文=横田猛雄
絵=伊集院貴子


横田先生はアナルプレイの熟達者ですから、どんなプレイでもなんなくこなせてしまいますが、初心者の方や要領の悪い方には基本的なプレイでもなかなか難しいものです。しかし、安心してください。横田先生は絶対落ちこぼれは出しませんから。


第二課 亀座り

ホースが入らないケッツの穴にはこうしなさい。
君の示指と中指とを二本揃えてそのケッツの穴へ入れて、指先じゃ無く指の根元というか、手首に力を入れて、グリグリと大きく右や左にゆっくり何百回もこねてやりなさい。

初め、キュッと緊張して喰い締めていたケッツの穴の紐、つまり肛門括約筋も、疲れて油断をするから、更に何百回もこね回して疲れさせるのだ。

相手はケッツの穴が疲れて、「もう駄目」と言うだろうが、駄目にするために自分も手首が疲れるのをかまわず、何千回もこね回したのだ。
「駄目」と言うのは、もう弛んでしまって、「お尻の穴をお行儀よく締めていられない」と告白したのだと理解したまえ。

そこで初めて、探く入れた指の先を曲げ、手首もあちこち廻して、尾てい骨のあたりや、左右の両側や、膀胱の方(男なら前立腺のあたり)や奥の方、子宮頸部を探ってやりなさい(爪をきれいに切って、動きはしなやかにせねばいけません)。

そうすると、直腸壁を内側から触れられる快感に、悶え始めるのがほとんどです。
中には最初は異物感だけで、快感によく結び付けないというやっかいなのも少数だがいるが、そういうのも数回でやっと快感が分かり始めるのだから、そういうのに当たっても、紙くずを焼いて、それで石炭に火を点けるくらいの覚悟で、気長にやりなさい。
あとで感謝されるから。

さてそうしたら一日指を抜いて、今度は栂指を一本だけ根本まで入れて、ケッツの穴を右廻り、左廻りに大きく、グリグリ何百回も何千回も廻してやりたまえ。
栂指の太さと動きは、示指とは異質だから、又新たな快感を与えられて、ケッツの穴は反応を示し始めるぞ。

手がくたびれたら抜いて、次は正座をさせて、そのまま深く座礼をするように、上体を前に伏せさせるのです。
そう、お茶席や通夜の時やるあの姿勢です。

それをもっと頭を下げさせ、背中が水平になり、胸が膝にぴったり付くようにさせ、お尻の穴を後ろに向けさせるのだ。
この時、決して腰を上げさせてはいけない、あくまで正座から最敬礼をした姿勢でなくてはならないのです。

腰が浮くと四つん這いを低くしたようになるが、そうさせてはいけません。
あくまで足は正座のようにしっかり二つに折って、ぴったり着けさせ、尻の穴だけを真後ろに向けさせるのだ。

両足の間は、両方の栂指が、重なったり、接しているよりは、十センチか十五センチくらい離れている方が、より理想的で、これを亀座りと言う。
よく童女がする座り方だが、これが実は一番ケッツの穴に力の入らない姿勢なのです(骨盤がよく拡がるのです)。

四つん這いは、二つの臀丘の迫間にあるケッツの穴が、左右の股間節に圧迫されて奥に引っ込むので、ケッツの穴の初心者にはよくない姿勢なのです。

慣れたマニヤなら、四つん這いで自分の方からケッツの穴を弛め、押し出すように拡げる要領を心得ているから、それでいいのですが、本来四つん這いはお尻の穴がすぼまって責めにくく、又、股間節が迫るので、肛門の拡張にも、あまりふさわしくない態位だということを、よく覚えておきましょう。


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