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▼ 海外レザーフェティッシュ見聞録 最終回 人に歴史あり、そしてボンデージにも歴史あり
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皮革拘束のみに絞った日本国内初のボンデージ・サイト「Fetish Stage」。
縄拘束とは違った魅力を醸し出すレザー・ボンデージ。そこにこだわって映像作品を撮り続けてきたMikeyさんがお届けする、アメリカでのボンデージ体験記です。

文=Mikey


カーペットで雑魚寝していた僕の枕元にアンジェラの飼い猫がオシッコをし、そのキツイ臭いで早朝に目が覚める。ジョンを起こし、まだ寝ている彼女が起きないよう静かに身支度してマイケル所有のスタジオへ向かった。

8時に到着した我々はスタジオ近くにあるハンバーガーショップ「ジャック・イン・ザ・ボックス」で朝食を採りながら9時半まで時間を潰し、スタジオへは一番乗り。撮影2日目はどうやらマイケルが主役……らしい(笑)。
撮影前のブリーフィングで手渡された資料には、地下室にてマイケルが皮拘束された女性の写真を見て興奮している絵、次にマイケルがアンジェラを皮革拘束具で監禁してのプレイ、最後はマイケルがジェニファーに頭から足先まで全身皮革拘束されたうえにお仕置きをされて、今日の撮影はフィニッシュと書かれていた。

地下室に装飾品等を持ち込みプロダクション・デザインを施す。昨日と同じく撮影現場はスタッフに任せて、1Fのリビングにスタッフ全員が待機可能なベースキャンプを作り、そこでみんなとマイケル×アンジェラのプレイをモニタリングすることに。
ハンバーガーショップで時間を潰している際に今日もイラストコンテを描いたので、それを元にマイケルとアンジェラにはプレイを展開してもらう予定。当然スタッフ全員にも手渡し、スムーズに準備は進んでいった。

ボンデージ・ギアの装着テストの際、マイケルの提案でアンジェラへ装着するアイマスクを変更することに。
「レザーの拘束衣で身動き取れないわけだから、もっと顔の方まで完全拘束をしたほうよくないか? 普通のアイマスクじゃ外れやすいだろ? 鼻の部分を三角形にくり抜いたアイマスクがあるので、これを使えばどんなに暴れてもズレたり外れることはない。昨日使ったアイマスクは使用せずに別のを用意しよう」
マイケルは細かいところにも徹底して手を抜かない完全主義。その提案を僕は受け入れて、11時過ぎから撮影が開始された。

マイケルが写真を見て興奮する姿にみんな大爆笑しつつ、40分程度で数パターンのカットを撮り終え、12時に「パンダ・エクスプレス」からチャイニーズフードの出前が届いてスグにランチへ突入。
スローペースのゆっくりした撮影に、日本のようなセカセカした休憩の少ない撮影現場とのギャップを大きく感じた。

13時に撮影が再スタート。
マイケルと一緒にアンジェラへ皮革拘束具を装着させた後、僕は地下から!Fのリビングへ上がり、あとは2人にプレイを任せる。およそ2時間半ほど経過。撮影を終えたビデオカメラマンが慌ててリビングへやってくる。
「このビデオカム用のベーカムテープのストックが今チェックしたら1本もないんで、誰か手の空いている人に買ってきてもらいたいんだけど」
とのこと。ジョンが僕のお供で手が空いていたので、マイケル所有の1000ccクラスはあろうかと思われるバイク“ドゥカティ”を借り、至急買い物へ。ベーカムとは業務用のビデオカメラに対応するテープのこと。近所では販売されていないから、バイクを飛ばして買いに行かねばならなかったのである。

最後のパートは全頭マスクや全身を覆う皮革拘束衣を、呼吸も困難と思われるような様子でマイケルへとジェニファーにが着する。
空のベーカムテープがないので装着シーンは映像で残せなかったが、マイケルがジェニファーから10分ほど責められたときジョンが戻って来た。時計を見ると16時半をまわっている。17時には終わらねばならなかったので結局、クライマックスシーンのマイケルが責められて終わるシーンは、トータルで10分も撮れなかった。でも撮影は無事終わり、今夜はキャスト&スタッフ全員で打ち上げだ。

さすがアメリカ人、本当にパーティ好きだと参加して実感。スタッフに教えてもらって驚かされたのが、マイケルがプライベートではジェニファーの愛奴だったことと、一方でジェニファーの妹アルテミスがマイケルの愛奴であったこと。アルテミスも何本かマイケルの作品に出演しているそうで、やはりマゾ役らしい。
そんな3人は不思議な関係だが、マイケルは「自分にはS性とM性が50:50の対比で秘められているんだ」って堂々と言っていたので納得。今日撮影でマイケルを責めていたジェニファーが遠慮しない厳しい責めをしていたことに若干恐怖を感じたが、その事実を教えてもらって全てが理解できた(笑)。

以上、僕自身ラッキーなことにアメリカでのボンデージ・ビデオ撮影へ参加できたエピソードです。このとき初参加した本作品は『レザー・オブセッション』なるタイトルで撮影された翌年にビデオで発売されました。その後、L.A.へ渡航のたびに撮影へ参加して、ときにはアートディレクションをしたり、またときにはビデオカメラをまわしたり、そしてときには監督補助までしたりと、合計で4作品ほどに参加。まぁ、4作品ぶんの撮影に参加したけども、オムニバスになったりとするので自分自身が最終的に何タイトルのビデオに関わったのかは残念ながら把握できていないけども……。
人に歴史あり、そしてボンデージにも歴史あり、ってなわけです。

文=Mikey


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