1983年5月号 「東京SM見聞録」【4】
1983年5月号 「東京SM見聞録」【4】
好奇心旺盛な夫妻の、SMプレイを突撃モニター!
●夫妻のルール
訊けばO氏のMプレイは相手が他の女性でも夫人公認らしいのだ。
その理由を、夫人は、
「主人が何かするわけではないし虐められるだけでしょ」
といい、O氏が補足して、
「つまりファックまでいかなければいいってことなんですよ」
「だけど、奥さんもときどきSを演じるわけでしょ?」
私が訊くと、
「ええ。でもわたしは本物じゃないから不満らしいの」
夫人はチャーミングな微笑を浮かべてO氏のほうを見ていう。夫婦が円満にやっていくにはどんな場合でもそこにそれなりのルールがある。ことさら気づかなくてもそういうものが自然に生じているといっていい。
O夫妻の場合は、それがルールということなのだろう。それも夫妻にとっては少しも不自然ではない取り決めなのだろう。それはおたがいの信頼から生まれたことにちがいない。
仲睦まじい夫婦を見ているとそうおもえた。そうおもいながら私は夫妻にふさわしいプレイゾーンへお2人を案内した。
そこは六本木にあるSMサロン『サム』である。経営者の賀山氏にご無理をいって昼間の店内をお借りしたのだ。
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