私は多情な悦虐人形 第5回【1】
私は多情な悦虐人形 第5回【1】
田上さんは私のお尻の方から手を差入れて秘所をまさぐるのです。
●アヌス感度が最高
田上さんは、私を抱いてくださるときもありましたけど、どちらかと言えは、緊縛をたのしむことが多かったのです。
「加代のからだは、まるで緊縛のためにあるみたいだな。白い肌に残った縄の跡がたまらないんじゃ、ワンにはな……。それに、日本的な顔立ちがいいぞ。だが、な、加代のいちばんいいところは、その風情なんじゃ……」
私が恥ずかしくなるくらい、田上さんは褒めてくれるのでした……。
田上さんに緊縛の快感を教えられながらも、私は植木さんとの木曜日のデートは欠かしませんでした。
植木さんにスパンキングをされると、何だか、子供のころへかえったような気になって、田上さんにはない歓びを感じるのです。
お二人とも、私に他の男がいるのかどうか、一度も訊いたことがありません。
何にでもよく気がつくお二人のこと、ひょっとするとうすうすご存知だったのかも知れませんね。
もちろん私はお二人の愛を失いたくなかったので黙っていました。
そうこうするうち、三番目の男の人が私の前に現われたのです。
その人は華岡さんといって、美術学校に通っている学生さんです。
知り合ったのは私の住んでいるマンションの近くにある喫茶店です。
華岡さんはそこでアルバイトをしていたのです。
その喫茶店に毎日のようにコーヒーを飲みに行くうち、何となく口をきくようになったのです。
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