取材･文○早川舞
Text by HAYAKAWA MAI

前編より続く

――そこで道具の登場!とかはないわけですか?

う〜ん、自分の中ではどうしてもそこまでの行為には結びつかないんですよ。というか、思いつかなかったというか。でも、怒っているときに手元に道具があったりしたら、つい手を伸ばしちゃったりするかもしれないですね〜。

――SM道具の中で、何か興味のあるものはあります?

鞭とかは普通にｶｯｺいいと思いますね。家に飾ってあったりしたら、怪しいけどｶｯｺいいですよね。あとは縄かな。でも縄に関しては、縛られたい願望のほうが強いかも。なんか面倒くさそうだし。すぐにﾊﾟﾊﾟｯとできるような縛り方があれば、やってみたいなって思うけど、私、不器用なんで……。

――今まで、男性に対して｢こんなひどいことしちゃいました!｣みたいな武勇伝はありますか?

肉体的に痛めつけたとかいうことはないですけど、一緒に寝ていて｢Hしようよ｣って言われたときに、すごく面倒くさかったんで｢ひとりでｵﾅﾆｰでもしてて｣って突き放したら、本当に始めたんですよ(笑)。そんなの初めて見るから珍しくて、見せて見せて〜って、結局そのまま最後までやらせたことがありますね。

――結局やらせたってことは、動揺はしたにせよ、決してｲﾔではなかったんでしょうね。女王様の才能ありますね。

そ、そうですか?

――ちなみにSMにはどんなｲﾒｰｼﾞがありますか?

単なる男女の愛情ではなくて、もっと深いものって感じがします。友人や親子とかとも違うし、何とも名づけられないけど、確実にあるもの、というか。

――なるほど。では、最後に全国のM男性に一言お願いします!

体には気をつけて頑張ってください。

(｢ｽﾅｲﾊﾟｰEVE｣vol.23より再録)