取材･文○早川舞
Text by HAYAKAWA MAI

――お名前と年齢、ご職業をお願いします。

梶山亜弥(仮名)30歳です。SEの仕事を始めて4年目になります。

――一見仕事がﾃﾞｷる女風のｷﾘっとした感じですが、お話ししてみると意外とほんわかしている方ですね。このｷﾞｬｯﾌﾟにやられる男子も多いんじゃないでしょうか。

そうですね。第一印象では怖そうって言われることが多いですが、話し始めるとｲﾒｰｼﾞが変わるみたいです。そのせいか、結構男性に甘えられることが多いですよ。

――なんか、母性本能が強そうに見えますよね〜。甘えても許してもらえそうな。

昔は甘える男なんてありえない!って感じだったんですよ。でも20代後半になってから余裕が出てきたのか、まぁ自分が甘えられる立場でもいいかなって思うようになってきて。今では甘えるよりも甘えられるほうがずっと多いし、自分的にもしっくり来るようになった気がしますね(笑)。

――じゃあやっぱり年下好き?

ってこともないんですよ。むしろ年上の人が、2人でいるときにふにゃｰってなるのが好きかも。

――ふにゃｰっとさせるだけですか? その後、何かSM的行為に発展したりしません?

具体的に叩いたり縛ったりってことはないですけど、だらしないときに怒ったり、ﾋﾄﾞｲこと言ったりすることはありますね。｢ﾎﾝﾄになんでこんなにﾀﾞﾒなの!?｣みたいな。

――そういうことを言った瞬間に、心の中で何かがときめいたりしませんか?(笑)

しゅんとなって｢ごめんなさい……｣とか言われると、｢うわ、ちょっとこういうのいいかも｣って思うときはありますね。もっとひどい怒り方をしたら気持ちいいんじゃないかなって思ったことはありますね。

後編に続く(｢ｽﾅｲﾊﾟｰEVE｣vol.23より再録)