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貴男の隣で仕事をしている同僚OLが、近所のきれいな若奥さんが、実は華麗なミストレス。そんな妄想を抱いて悶々としたことはありませんか?
元女王様のフリーライター・早川舞がおくる、素人女性たちのS性調査コーナー。普通の女性たちが抱くサディスティックな願望が、今白日の下に! |
前編より続く ――SMに対するイメージって何かありますか? ぼんやりした感じ。色で言うと白熱灯のあたたかみのある色。みんな当たり前に持っている欲望のひとつに過ぎないのに、実態がよくつかめない。あって当然のものでありながら特別視されている不思議なもの、という感じでしょうか。うち、父親がたぶんマニアだったんですけど、そういうグッズとか本とか必死で隠していたんですよね。それを見て子供心に何か深遠なものに触れてしまった気がしたんです。 ――それは何歳ぐらいの頃ですか? 中学生だったと思います。父の書斎に入ったときに偶然見つけてしまったんです。鞭や蝋燭、縄はもとより、ハイヒールやコルセットなんてものまでありました。 ――すごいですね! それを見たときの感想は覚えていますか? ショックでしたよ〜。やっぱりまだ子供でしたし。尊敬していた父だったからこそ、絶対、死ぬまで忘れられないと思いました。 ――今はどうですか? 理解できるようになりましたか? そうですね。その後にもう何度か忍び込んだときに、父が高校の頃書いていた日記を見つけたんですよ。それにSMに対して、ものすごく哲学的な面からの考察が書かれていて、それを読んだときに、「今まで考えていたよりもずっと深遠なものだったんだ」って思って、それからはそれほど抵抗はなくなったんですけど。 ――じゃあ最後に全国のM男性に一言お願いします。 カミングアウトしてください(笑)。 (「スナイパーEVE」vol.18より再録) |
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