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▼ 特選AVレビュー『好色ババア下宿 - 杏美月(ドグマ)』

監督: ノーマルKIM
発売日:2012年12月19日
品番: ddk-073
収録時間:130分
定価:3.990円
メーカー:ドグマ

文=遠藤遊佐



AVでオナニーするのにドラマは無用! オッパイもマンコも出てない場面は迷わず早送りする! 
その感覚はすごくよーくわかるし、行為そのものだけを切り取ったパソコンの無料動画をオカズにする人が多いのも無理ないとは思うけれど、こういうしっかりしたつくりの作品を観ると「やっぱりドラマ物ってのは味わい深いなあ」と思わずにいられません。

というのも、本作は、ノーマルKIM監督による人気シリーズ『好色ババア下宿』の三作目。
前の二作は「チンポ狂いのむっちり大家さんがイカ臭い下宿人たちを大喜びで食いちらかす」というロマンポルノ感溢れる設定だったけど、今回"好色ババア"を演じる杏美月は一代目好色ババア・浅倉彩音の血を分けた娘という設定なんですね。
物語の中で彩音は亡くなったことになっており、幼いころから知人に預けられて育った美月ちゃんは初めて実の母親のことを聞かされババア下宿を訪れる。そこで留守を守っていた下宿OBの男と出会い、彩音が書いた卑猥な下宿日誌を見て、三代目のババア下宿大家になることを決めるんですよ。
どうですか、AVなのにこの妙なスケール感。なんともいえずドラマチックじゃないですか!  

前二作もそうだったんですが、まずなんといっても素晴らしいのはキャスティングでしょうね。
ごらんのとおり、美月ちゃんはポチャ系と言ってもいいくらいの熟れ熟れむっちりボディをした美人。エロいのはもちろん、愛嬌ある顔立ちやたくましい身体つきは母親役の浅倉彩音にそっくりで、説得力ばっちり。昨年引退してしまった浅倉彩音を亡くなった母親にしているのも、気が利いてます。
トイレの個室でコンビニ弁当食べてるようなコミュ障の下宿人を「かわいそうな引きこもりのチンポ......たまには外に出なきゃね」なんつってパックリいっちゃう姿はお色気ムンムン。
優しく、そして下品に、いやらしいジュルジュルフェラと柔らか爆乳を使ったパイズリで汗だくになりながら若いチンポを貪ります。

また、オープニングではウブなOLだった美月ちゃんが、ババア下宿に来たことでどんどん好色なDNAを爆発させていくのも見どころ。
母親の赤裸々な日記を読んで股間をもじもじさせていた恥ずかしがり屋メガネっ子が、彩音に性の手ほどきを受けた下宿OB・沢井と関係を持ったことで自分の中に眠る淫乱さに気づき、一気に妖艶なドスケベ女へと変化していく。

つまり男のチンポを媒介にして、顔を見たこともない母親の血を受け継いだってわけです。
下宿OBとの最初のセックスでは男に主導権を握られてMっぽい反応を見せていたけれど、夢中になって没頭するにつれて、まるで浅倉彩音が乗りうつったかのように見えてくるんですよね。

シメは、すっかり好色大家が板に付いた美月が、毎夜のチンポ食いに沢井を招き入れ女1男3の4P。自分よりも華奢な下宿人を仰向けに並べて嬉しそうに味わう姿は、25歳にしてババアの貫録であります。
イキまくってぐったりした美月がつぶやく「母さん、私母さんの血を感じるの......」というセリフもいい。
うーん、これはもうババア下宿を舞台にしたサーガですよ。AVドラマの醍醐味を味わいたいのなら、是非一作目と併せて観ることをオススメします。


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