監督: ヘンリー塚本
発売日:2011年03月13日
品番:FAX-331
収録時間:115分
定価: 3500円
メーカー:FAプロ
文=遠藤遊佐
“近親相姦”じゃなく“近親強姦”。
レイプはFA作品の中でも大きなテーマでちょくちょく描かれていますが、こいつはけっこう重いですねえ。
文字通り、義親や義理の兄に無理矢理レイプされる少女たち。しかも力づくで犯されるんじゃなく、家族という関係性の中でどうしても断わりきれずヤラれてしまう。
イヤヨイヤヨも好きのうち的な感じのレイプは大好きだけど、こっちはじわじわねちねち。いわばセクハラとパワハラとモラハラの三つ巴です。一度では終わらず、その後も関係を続けていかなきゃならないのも辛そう……。
しかし、そこはヘンリー塚本監督。この重苦しいテーマを、リアルに、きちんと抜きどころを盛り込みながら描いております。
内容は、3話オムニバス。
まず1話目は“連れ子の娘を力づくで抱く父”。
巨乳の後家さん(北原夏美)がツインテールのロリ娘を連れて実直な中年男と再婚する。男の家にやってきた初日から、娘を居間に一人で待たせておいて激しくまぐわう2人。でもそのうち妻は病気で寝込んでしまい、夫はありあまる性欲を幼い娘にぶつけるようになる――。
もちろん道に外れたことなのだけれど、中年男がわざわざ子連れの熟女と再婚したのは性欲を満たすためもあったはずで、妻もそれはよくわかってるわけですよ。夫が娘を抱くのは、母としても女としても辛いけれど、そうするしかない。
弱った妻が甲斐甲斐しく介抱してくれる娘に「お父さんが迫ってきたら嫌がらないでヤラせてあげてね……」なんてことを言うのが泣かせます。
一方、夫は娘の若い肉体に欲望をぶつけながらも、ときには病身の妻のもとに忍んでいき、人形のように寝たままの彼女を抱こうとする。それは愛情からなのか、それとも娘を手ごめにしているという後ろめたさからなのか……。
妻をそろそろと抱いたあと娘の元へ行き、思い切りハメたおす男。妻はそれをわかっていて、夫のいなくなった布団の中で涙をにじませる……いやあ、こりゃちょっとした文学ですよ。
舞台がそろって昭和感満載なのもたまんないですね。女が強くなった今ならともかく、この時代のこの状況なら黙ってヤラれるしかないだろうと思っちゃう。説得力があるんです。
2話目は“養父に抱かれる養女”。
舞台はお手伝いさんがいるような昔ながらの裕福な家。
母親を亡くした幸薄そうな女子校生が、あるとき義理の父親に呼び出される。和服に黒縁眼鏡と見るからに厳格そうな養父は、一人ぼっちで行き場のない娘に母親の代わりに自分のものなるよう命令する。
「お前を養女にして良かった。いつまでも哀しんではいられないからな」
「挿れるぞ。今からお前は私のものになる。ヤスコのオマンコにお父様のチンポが突き刺さるんだ……」
諦めて、小づくりなアソコを義父の前に晒す娘。
しかし、この話のヒロインは他の2話とは違ってけっこうスキモノで、次第に養父の変態性欲になじんでいくわけです。
実はこの養父は責め絵師らしく、その日から娘が帰ってくると秘密の部屋で彼女を縛りあげ、濡れたマンコを肴に酒をすすったり緊縛ファックをしたりするんですけど、それがまあ抒情たっぷりでとてつもなくいやらしい。娘もすっかりスケベな女になっていきます。
そして3話目は“義兄にレイプされる妹”、
FAプロお得意の田舎の農家が舞台。これでもかってほどムッチリしたロリ顔の妹が彼氏と納屋でセックスしているところを義兄にみつかり、無理矢理ヤラれてしまう。
「痛い、やめてよ!」と抵抗する妹に、「じゃあ警察に行って、兄貴にヤラれましたって言えよ」とうそぶく兄。
ぐったりしながら家に帰り(庭で母親が大根を洗ってたりするところがまたFA!)、ぶすっとしながら風呂場でごしごしとアソコを洗う妹――。
どれもガッツリ頭に残るけれど、好きなのはやっぱりしっかりヌケる2話目でしょうか。日比野達郎の和服&メガネといい、ねちねちと追いつめるようなセリフといい、個人的にはパーフェクト!
やっぱりどうしても「イヤヨイヤヨも好きのうち」に興奮するみたいです。
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |