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▼ 特選AVレビュー『カンパニー松尾×秋山祥子 (h.m.p)』

発売日:2013年1月1日
品番: HODV-20834
収録時間:120分
定価:2.980円(税込み)
メーカー:h.m.p

文=まな


2009年10月にAVデビューし、2011年6月に引退したが、2012年9月に復活AVが発売されたh.m.p専属女優の秋山祥子。
高校在学中にフラワーアレンジの国家資格を取得し、卒業後、花屋で働いていたところをスカウトされ、グラビアアイドルに。
押しに弱く流されやすいという彼女は、当時所属していた事務所に半ば騙されるような形で、AVデビューに至ったという。
こういう話を聞くと、典型的な業界の暗部だなぁというかんじですが、専属契約を結んだh.m.pとはとても合っていたようで、「スタッフはいい人だし、現場はいつも楽しかった。h.m.pだから続けられた」「復帰も、お世話になったh.m.pさんの頼みだから引き受けた」と語る秋山。
カンパニー松尾監督に「義理堅いね」と言われると「自分のためには頑張れない。他人のためにしか頑張れないんです」と返す秋山。
これまた典型的な意識の高いAV女優の答えだなぁ......。

本作は、以前に秋山がイベントで訪れ「ご飯が美味しくて気に入った」という鳥取で、一泊二日の旅行をするというもの。
飛行機で鳥取へ向かうということで、空港のシーンから始まるのですが、秋山のホットパンツから伸びる細長い美脚に、初っ端から完全に釘付けになる松尾監督。
空港内を歩いているときも、鳥取到着後の移動車内でも、とにかく映し出される脚、脚、脚。
「そんないやらしい格好で飛行機乗って、悪い女!」「男を狂わせる女だよ!」と思わず変なテンションになっちゃう松尾監督。

秋山の希望でふたりはまず鳥取砂丘を訪れますが、空はあいにくの雨模様。
今日のところは砂丘は早めに切り上げ、昼食をとってから雨宿り。
ひとしきり世間話をしてから移動しようとしたそのとき、男を狂わせる秋山マジックが発動します。
なんと雨宿りをしていた土産物屋にいた犬が、ひっくり返ってお腹を見せて、秋山にゴロゴロとすりよっているではありませんか。
延々と犬を撮りながら「そんな猫みたいなワンちゃんがいるんだね」「君も秋山さんの魅力にやられちゃったかな?」と話す松尾監督。
犬は秋山に撫でられて、終始服従ポーズのままうっとり......。
秋山が去っていくときも、名残惜しそうに床にゴロゴロと身体を擦りつけていました。

そして砂丘を後にし、「旅館は仲居さんとか来てやりづらいんで、ラブホに行っちゃってもいいですか?」ということで、最初のセックスはラブホですることに。
ラブホ到着直後はふつうに世間話をしていたふたりですが、松尾監督がふいに抱き寄せると、いっきに表情がエロくなっちゃう秋山。
自らドスケベだと言っちゃうだけあって、身体を軽く愛撫されて脱がされただけで、すでにおまんこはマン汁でドロドロに。
「チンチン挿れて掻き回していいの?」と聞かれるとトロンとした眼で「うん」と素直に答えます。
それに対して「どうしようかなぁ、こうやって擦るだけでいいんじゃない?」と松尾監督が入り口を勃起チンコで擦ると、「やだ、挿れて欲しい」と潤んだ瞳で求める秋山。
挿入後「あぁ、大きい」と秋山が喘いでも「大きいのあんまり好きじゃないんじゃない? やめちゃう?」「もうHなんてやめて帰ろう」としつこくイジメる松尾監督。
しかし「何で? イヤ?」と秋山に返されると、「ううん、したい。いっぱいしよう」と速攻で撤回する松尾監督。
松尾監督、撤回するの早すぎだよ!と思いつつも、秋山のこの素直なエロさには、誰でもあっさり陥落されちゃう魔力があるなぁ......。

ラブホを出て、旅館に着いて食事をした後は、h.m.pから頼まれた写真撮影に入ります。
ピンクのビキニを着せられて写真を撮られてるうちに、どんどん表情がエロくなっていく秋山。
そこでイタズラ心を出した松尾監督が、小さい電マを取り出しおまんこにあてがうと、ビキニパンツにどんどんシミが広がっていき、その模様がノーカットで映し出されます。
「これはAVやってファンの人に応援されてる、とか関係ないおまんこですよ。ドスケベおまんこですよ。スケベだから復活したんだろ、お前」とテンション高くからかう松尾監督に、照れ笑いで否定する秋山。
結局、写真撮影どころではなくなり、そのままきっちりハメてしまいます。

最終日は、まず砂丘リベンジ。
風がゴウゴウと強く吹き付ける中、裸足で走り回る秋山。
その解放感にあふれた様子が、すごくかわいくて、美しくて、それだけで画になるなぁ......。
お昼はカレーを食べて、そのまま再びラブホで最後のセックスへ。
秋山に脚コキをさせながら、「すごいツルツルスベスベだよ。本当は俺ストッキング履かすんだけど、履かなくてもスベスベだから、いらない」と言う松尾監督。
確かに、ストッキングを破いてハメるのは、松尾監督の十八番。
そんな松尾監督の定石を打ち破るほど、秋山の美脚がすごいってことでしょうか......。恐るべし、秋山祥子。
「男が好きなんだな?」と聞かれると「ううん、Hが好きなの」とバカ正直に答え、昨夜も使った電マをあてられると、すぐにおまんこドロドロにしてイきそうになっちゃうところが、同性から見ても本当に可愛らしい。

しかし秋山はAV女優という仕事にはあまり執着がないようで、「今回が最後の撮影だと思っていた」「元々復帰する気もなかったし、復帰して長く続ける気もなかったし」とあっけらかんと語ります。
彼女がこれからもAV女優を続けるのかどうかはわからないまま、本作はエンディングを迎えますが、松尾監督から秋山祥子への最後のメッセージ「誰かのために頑張るだけじゃ疲れるよ たまには自分にご褒美をね」は、グッときましたね。
松尾監督の秋山祥子というひとりの女性にたいする淡い愛情が感じ取れる、とてもすばらしいエンディングでした。


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