監督：ビーバップ・みのる
発売日：2012年1月29日
品番：ddb-179
収録時間：133分
定価：3990円
メーカー：ドグマ

文＝遠藤遊佐

いろんなところで主張しているように、洋ピンが大好きな私。実を言うと普段オナニーするときオカズにするのは、日本のAVより洋ピンが多いというくらいの洋ピンファン。
今回もこのパッケージを見て「え、いよいよドグマが洋ピン界に進出!?」と一人でニヤニヤしてたんですが、よく見るとそうではなく、「日本人にパツキン外国人の格好をさせて日本風の洋ピンを撮る」という企画なんだとか。
いやあ、ビーバップみのる監督は毎回面白いことを考えますねえ。

でも、洋ピンを毎晩のように観ている者としては「そうはいってもやっぱりアレでしょ？　赤い口紅べっとり塗ったエセ金髪娘がオーイェイオーイェイ叫びながらセックスするってだけなんでしょ？」って気持ちになるわけですよ。
そしたらまあ！　これはキました。ヤバいです。まず、しょっぱなからぶっ飛びました。

パツキンビッチに扮しているのは、ガタイのいい色白むっちりお姉さん。クレジットはマリリンさんてなってますけど、どなたかの別名でしょうか。とにかく、元がわかんないくらいのケバい化粧と激しい悶えっぷり。
その彼女が、カメラに向かってムッチリした足を大きく開いてオナニーするんですけど、まー、とにかくエロくて激しくて下品。パツキン姉ちゃんがシーハーシーハー言いながらおたけびをあげてハメまくるあの洋ピンを真似るどころか上をいってます。

透明なチューブをパイパンマンコに突っ込んで膣にタバコを吸わせながら「あぁ〜、あぁ〜、ファンタスティック！」「染み込むわあぁぁぁ〜！」と悶えたり、鼻の穴をおっぴろげヨダレを垂らしながら「アタシと一緒にとろけましょう〜。チーンーポーー！！」と叫んだり。
ここ数年、淫乱物・ビッチ物は増えてきたけど、ここまでの狂乱っぷりは{「乱丸」における玲丸さんやまり丸さんクラス。
電マとバイブを片手に、むっちりした腰をグリグリ回転させ、最後は
「あー、あー、マンコ飛ぶーーッ！！　見てぇ、いやらしい目で見てえぇぇぇー！」
と白目むきながら絶頂。
いつも観てる洋ピンは英語なんで何言ってるか想像しながらオナニーするしかないんですけど、こんな下品なことを口走ってるんでしょうか。

口をあんぐり開いたところで、2シーン目はフェラ＆3Pファック。
画面に現われたのは、四つん這いでホテルの廊下をクンクン嗅いでいるマリリンさん。
「……近いっ、チンポの臭い！　ついてきて！」と目をむきながら部屋に入ると、チンポを出した男が。
アクロバティックな体位で狂ったようにそれをしゃぶりまくり、途中からもう一人の男が入ってくると「見て〜、あたしって欲張りなのよ。一つのチンポじゃ足りないの〜」と嬉しそうに2本の肉棒と格闘します。そして洋ピンでは欠かせない3Pへ。
モザイクはあるものの、白い太腿と色素の薄いパイパンマンコはまさしく洋ピンテイスト。汗と汁で化粧が剥げて、冒頭とは別人みたいになっちゃってるのもいやらしい。

そして最後のシーンは、デカチンファック。
なんといっても、パイパンマンコに巨根がガッツリはまるビジュアルこそが洋ピンの醍醐味。そのへんをしっかり踏まえて接合部がしっかり見えるように撮ってくれているので、洋ピンファンとしては大変グッときます。

金髪＆パイパンという見た目だけじゃなく、ファック中に自分のお尻やマンコをペシペシ叩いたり、挿入されながらもずっとクリや乳首をいじってたりという細かい洋ピン要素をちゃんと再現しているのはさすが。
これがシリーズ化されたら、もう洋ピンはいらないかも……というのは言い過ぎですが、表面だけじゃなく洋ピンのスピリットをしっかり感じさせてくれるのは確か。
こういう作品を観ると、つくづく日本のAVって自由だなと思いますね。