監督:二村ヒトシ
発売日:2012年2月25日
品番:MDSH-003
収録時間:121分
定価:6,090円(税込)
メーカー:MotheRs
文=木下奈未
「ここどこだよ? アンタ誰だよ?!」
「私が誰なんてどうでもいいことなの。君は、いつも君が殴ってるサンドバックみたいに吊るされちゃってるね。どうなっちゃうと思う?」
ジョギング中のプロボクサーが謎の女二人組に拉致され、両手を拘束され辱められ、乳首に媚薬を塗られていたぶられるのですが、このボクサー役の小口幸太氏、冒頭でちらっと見せるシャドーボクシングがいやに様になっているし、カラダもいい具合に筋肉が付き引き締まっていて本物のボクサーっぽい。ネットで調べてみたところ、本当に某ジムに所属するプロボクサーのようで、しかもゲイであることをカミングアウトし、ゲイビデオにも出演しているゲイボクサーとして一部では有名な人のようです。
そんな人が乳首を抓られて「やめろぉ!」なんて抵抗しつつも快楽に負けて、女みたいな声で喘いで悶絶してるんですよ。
「これがボクサーのお尻かあ。凄い筋肉」「ボクサーって乳首感じるんだ。ここ鍛えられなかったんだね(笑)」と責める側の女性達も楽しそう。
白衣の下に真っ赤なランジェリーを身に付けた責め師・沢田珠里さんが舌をベロンと伸ばして相手の口に突っ込んでいくディープキスはイヤらしいことこの上なく、その背後からは白いランジェリーに赤い仮面を付けたshinobuさん(女王様を本職とされているようです)がお尻をスパンキングし、飴と鞭を同時に味合わせるようなナイスなコンビネーションです。
先程乳首に塗りつけた媚薬を取り出し「これをオチンチンに塗ると、クリトリスみたいになっちゃう」と亀頭やカリの部分に媚薬を塗りつける沢田さん。「女の子の気持ち分かる? クリトリスはね、興奮するとこうなっていくの」と、尿道辺りをクリクリしながら、これはオチンチンではなくクリトリスなのよという暗示をかけるような言葉責め。お尻の穴にも手を伸ばし、「それからここ。お尻の穴はオマンコみたいにグチュグチュになっていくの」とお尻を弄ると、ガニ股になって「ああ〜!」と情けなくあられもない声を出して悶える小口氏。
オチンチンとお尻を同時に弄られ、「私達ね、これからキミの大切なオマンコ、ケツマンコ、グチャグチャにしちゃうのよ」と責められると、さらに声を挙げ、腰をクネクネさせ、泣きべそ顔で感じています。こんな姿晒して、プロボクサーとして大丈夫なのでしょうか?と心配になるくらいの有様です。M男優としては最高ですが……
片足を吊り上げられアナルバイブを突っ込まれ、カラダをビクビクさせて感じまくり、後半はベッドに寝かせられさらにじっくりとアナル調教されます。
さっきまでの攻撃的なSっぷりとは変わって、しっとりと優しげに責めてゆく沢田さんとshinobuさん。
アナルに指を入れながら「じゃあクリトリスも触っちゃお」とオチンチンを優しく撫で、「プロボクサーのクリトリスは大きいんだねえ」と笑い合います。沢田さんが「ねえ、今触ってるとこ、なぁんだ?」と訊くと、今までのやりとりをキチンと学習して「クリトリス」と答える小口さん。それでも「なあに、聞こえない」「どこが気持ちいいの?」と聞き返し、3回も「クリトリス」と言わせる女達。しかも言わせといて「男のくせにクリトリスなんだあ」と笑い合うドSっぷり(笑)。
「オマンコとクリトリスもっと気持ち良くしてください」と言わされ、身も心も「女」になるよう調教された後は四つん這いにさせられ、アナルバイブ責め。そしてペニバンを付けたshinobuさんが激しく腰を振ると情けないにも程がある声を出して「気持ちいい〜!」と叫び、「女になりなよ。女になっちゃいなよ」とさらにピストンされ続けると、「なんだよこれ!?」とうわ言のように呟き、上半身をビクビク浮き上がらせイッてしまいます(射精はしていない、いわゆるドライオーガズムというやつでしょうか)。
その後、沢田さんの手コキで発射し、それでも終わらない濃厚なお掃除フェラと手コキで壊れた玩具のようにガクガクとカラダをひくつかせる小口氏。
失神したように気を失い、目が覚めるとトレーニングの途中。
「あれ? 俺、めっちゃスッキリしてる。どうしたんだろ?」「よし! 俺は世界チャンピオンになれる男なんだ。頑張るぞ!」と立ち上がり、走り出します。
後半は、シリーズ第2作目にも出演した保坂順氏が再登場。
「普段は女をイカせてなんぼみたいな男優ですから」と息巻き、「女の人とイヤらしいことしているところを第三者の女の人に見てもらうのはもっと興奮しますよね」なんて発言をする本物の変態さんである保坂氏が、女性用下着を身に付けた恥ずかしい姿で沢田さんとshinobuさんからいたぶられます。
小口さんの時と同様に徹底的に「女扱い」されながら沢田さんとセックスし、同時にshinobuさんからケツマンコを弄られ、「オマンコが溶けちゃう〜」と口走り、最後は手コキで発射。
マルチプル・オーガズムらしきものはハッキリと見れませんでしたが、今作を観て思い出したのは、かつて代々木忠監督が言った「男だってもっと自由に喘いで、自分自身を明け渡してみたらいいんじゃないのか」という言葉。
男としてのプライドを崩壊させされ、困惑し葛藤しながらも、その先にある「解放」という名の快楽に身を投げ出し、女の様に喘ぐ男達。そして、そんな男達を母のような眼差しで見つめ、優しく包み込む女達。
『男魂快楽地獄責め』シリーズは、そんな想いが受け継がれた、普段虚勢を張って生きている男達への救済とエールが込められた作品なのだと思います。
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