監督： 森田晋
発売日：2011年6月24日
品番：ADV-VSR0459
収録時間：60分
定価：5040円（税込）
メーカー：アートビデオ

文＝淫語魔　

登場する小峰幸は白いセーラー服を着させられているのだが、いかんせん最初から開口具で登場し、その後もずっと責められ続けているので、彼女が果たして普段からセーラー服の似合う女性だったのか最後まで判然としない。
しかし被虐顔だけ見ていると大きめの口に肉厚な唇が印象的。その口からひたすら甲高い悲鳴を上げ、大絶叫する様はいかにも女子校生が折檻を受けている感じがする。
なかなかのキャスティングだと思った。

まずは開口具をした小峰幸の顔のアップから始まる。
画を引くとセーラー服姿の彼女が四角錐に組まれた鉄パイプの櫓の下で、両手を吊るされている。

男の声。
「どんなことをしても、逃げられないよ。私の言うことを忠実に聞いて、私の性癖を満足させる。いいね」

するとプリーツスカートの裾が四方の紐につながっていて、それが急にはね上げられる。閉じられない彼女の口から「あぁーっ」という悲鳴。バナナの皮が剥かれるように、スカートの中からパンティをつけた脚が露になる。
「恥ずかしいか？」
開口具のせいで不自由な声しか出ない。
恥ずかしいというより恐怖のほうが先に立っているようにも思える。泣き叫びがすさまじい。
股間に鎖を通され、それを徐々に上げられていく。やがて股間の鎖だけで体を持ち上げられる状態に。
少女は必死につま先立ち。足を交互に動かし股間の異物からなんとか逃れようとする。
しかし容赦なく鎖が股間に食い込む。
痛いのだろう、ついに悲鳴が絶叫に変わり、声を限りに非道を訴える。

次のシークエンスでは四つん這いで両手と顔を横木で拘束され、左脚だけ足首の鎖で引っ張り上げられ、股間を露にされる。
パンティの上からローターを当てられると、先ほどまでの恐怖の悲鳴とはうってかわり、今度はやや感じ始めているようにも聞こえる声を漏らす。
しかしよく見ると少女の眼には涙が。
「少しは女の部分が言うことを聞くようになってきたか？」
パンツをハサミで切り、ローターを肉壺の中に入れる。
「いやーーーーーっ」
大絶叫。スピーカーから聞こえる音が割れている。
さらに尻にロウソク。
まるで子どもがむせび泣くような声である。声だけだと、言うことを聞かない幼い子が折檻を受けているように聞こえる。
バイブ挿入。ズボズボとマンコをこすり上げる。
「いくら口ではイヤだと言っても、下のお口は正直だよ。ほらぁ。白いのいっぱい出てきた。気持ちいいんだろ？」
「ああああぁぁああ、いっやーーーぁあああ」

仰向けにして剃毛。
「此処の毛が邪魔だねぇ。邪魔だよねー」とクリームを手にマンコまわりに塗りたくる。
そしてT字カミソリでビーナスの丘を剃り上げる。
綺麗に剃り上げたあとはそこへロウソク垂らし。
悲鳴とともに脚をジタバタさせる少女。鎖が鉄パイプにこすれて騒がしい。
「暴れると大事なところがロウで固まっちゃうよ」
自分で拘束しといて、なんて勝手な発言。
革製パドルでスパンキング。
「痛い。痛い！」
少女の悲痛な叫びは尋常ではない。

次のコーナーではパッケージ写真にある大の字縛りの変形。腰は横に通したパイプに乗せた状態で、ここだけセーラー服ではない。
あらためて股間にロウを垂らす。
「やめてやめて」「いっやぁーーー」と怖がって泣き叫ぶ少女に、男は「ちゃんとロウソクが垂れるところを見ないと叩かれるよ」と無茶なことを言う。
案の定、少女は眼をつぶってしまうので、そのたびにパドリング。

辛い責めのあとには、ディルドバイブで連続鬼イカセ。
痛みのない快楽拷問に「いっちゃう、いっちゃう」と素直に何度も口にする。

最後は再びセーラー服に戻り、大開脚姿勢で後ろ手縛り。「さぁ、心の準備はいいかな」と浣腸タイム。

「お腹痛いよ〜」と何度も強く訴える。しかし容赦なく股間にロウソクを垂らす。
「漏らすんじゃないよ、いいね」
「痛い、お腹、痛い！ あぁぁあ」
「漏らすんじゃないって言ったよね。漏らしたらどんどんお仕置きされるから。わかるか？ 漏らすんじゃない！」

我慢させるSMプレイは森田晋の特長だが、ここでもどんどん追い込んでいく。
そしてこらえきれずに噴射。少女のアナルから下品な音が。

「ああ、見ないでください」
「アナルがめくれ上がっていい音したね」
この時の少女の顔がとてもキレイだ。
「いやーん、恥ずかしい。見ないで」
少女の尻穴からは似つかわしくないブホっという音が室内に鳴り響く。

この作品は2006年4月に平成18年4月にレンタルリリースしていたものを再発売したもの。詳しくはわからないが、もしもユーザーの声で再リリースがかかったのだとしたら首肯の一作だ。セックスシーンこそないが、絶叫系の折檻シーンはなかなか観られるものではない出色の出来であった。