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▼ 特選AVレビュー『新都市伝説! 戦慄の羅刹淫女 噂の拷問少女(トーチャー・ガール) Vol.1 大槻ひびき (MotheRs)』

監督:二村ヒトシ
発売日:2013年1月1日
品番:mdtg001
収録時間:135分
定価:6090円(税込)
メーカー:MotheRs

文=まな


二村ヒトシ監督率いるMotheRsお得意の独創性あふれる痴女ストーリーが、また新たに生み出されました。
それは、男たちの前に突然現われ、次々に彼らを性的拷問にかけていくという伝説の魔女「トーチャーガール」。
トーチャーガールを演じるのは、現在人気絶頂の女優・大槻ひびき。
この大槻ひびきという女優は、大人びた端正な顔立ちなのに、可愛いお人形さんのようなゴスロリファッションもすごく似合うし、なにより演技力バツグン。
活き活きと残虐な痴女を演じてみせるその姿は、まさに美しき現代の魔女。
MotheRs作品はいつも一流女優揃いですが、特に本作の大槻ひびきはこれ以上ないハマり役だと思いました。

一人目のターゲットは、夜中に会社で一人残業している中年サラリーマン。
そこへ、真っ赤なゴスロリファッションに身を包んだトーチャーガール・ひびきが、バラの花束を持って現われます。
「あなたは生け贄に選ばれました。今からあなたを拷問します」と宣言すると、花束で男を殴りつけるひびき。
突然の出来事に混乱している男の頭を掴み、その身体をまさぐります。
強引にベルトを外してズボンをずり下げると、白ブリーフ越しに男のギンギンに勃起したチンコがむき出しに。
「オシャレ知らないの? 白ブタちゃん」と楽しそうに罵りながら身体を触るひびきに、男は抗議の声をあげます。
するとひびきの態度は豹変し、「言うこと聞けないなら握り潰してやろうか!」と凄みながら、男の金玉を力いっぱい握りしめます。
苦悶の叫び声をあげながらも、男のチンコは萎えることなく勃起し続けています。
「ヘンタイチンコね、見せてみなさいよ」とブリーフを下ろそうとするひびきに、必死に抵抗する男。
「そう。じゃ、こっちからにしよっか」と言いながら男のシャツを脱がしていくひびき。
「中年のオジさんの汚い乳首見るの好きなの」「わぁ、汚な。毛がいっぱい生えてる」と恥じらう男を言葉責めしながら乳首を指先で弄び、そのままブリーフも下ろしてしまいます。
男はむき出しになったビンビンの勃起チンコを手で隠しますが、ひびきに無理矢理開かされてしまいます。

やっぱりこういう、男が羞恥心を刺激されて恥じらう描写が、MotheRs作品の醍醐味ですよねぇ。
男性が女性の恥じらう姿に欲情するのと同じく、女性もまた、恥じらう男性に欲情するもの。
この男性はいかにもMっぽくて、虐められて思いっきり悦んでしまっているので、もっと本気で恥じらう人にやってもらうのが理想ではありますが......。

こうしてどんどんひびきに陥落されていき、最終的にはチングリ手コキで射精させられ、自らの精液が顔にかかった状態でグッタリする男。
その男のアナルにバラの花を一輪挿して、去って行くひびき。
男の尻には、トーチャーガールの獲物になった印として、星型のアザが刻み込まれます。

二人目のターゲットは、ベテラン男優・吉村卓演ずる民俗学者。
トーチャーガールの研究をしている彼に、アルバイトの助手として近づき、狙いを定めたひびき。
その可愛らしい女子高生の制服姿とは裏腹に、吉村のチンコの上に分厚い本をどんどん載せていって、押し潰そうとします。
「もう許してください」と懇願する吉村に、乱暴に本を投げつけ、さらに重ねた本の上から足を載せて体重をかけます。
「チンコがペッチャンコに潰れて、精子が出なくなっちゃう」「最高ね、あなたの歪んだ顔。こんなに汗かいちゃって、よっぽど気持ちいいのね」と残酷な笑みを浮かべながらささやくひびき。

このシーンは、チンコがついてない筆者でも思わず「痛っ!」と目を覆ってしまいました。
「どこまで実際にやってるんだろう......まさか本当に押し潰したりしてないよね?」とハラハラ思いを巡らせていましたが、真相はどうなんでしょうね......。

その後フェラで焦らしに焦らされてもう爆発寸前の吉村に、「試してみる? 私のおまんこ」と誘うひびき。
「私とセックスしたらもう二度と他の女とはセックスできない。これが人生最後のセックスになるのよ。その覚悟があるの?」と忠告するも、限界まで焦らされた吉村は「ハメてください!」と即答。
意地悪な笑みを浮かべながら、じっくり吉村のチンコにマンコをこすりつけて、なおも焦らすひびき。
「イッたら怒るわよ」と脅しながら騎乗位で腰を振ると、すでにギリギリの状態の吉村が大きく喘ぎながら制止します。
そして正常位に切り替えて腰を激しく動かすと、ついに果ててしまう吉村。
しかし「まだ出るでしょ」と射精した後のチンコを、激しく手コキするひびき。
吉村はうめき声をあげながら「放してください、お願いします!」と泣き叫びますが、ひびきはまったく手をゆるめずに容赦なく責めます。
最後はグッタリとして泣きながらうつ伏してしまう吉村をひとり残して、トーチャーガールは去っていきます。

いやぁ、普段ヤリチンで攻めてばっかりの男の人を、焦らして虐めて泣かせるのって、すごい楽しそうで良いですよねぇ。
このパート観てると、そんなことを改めてしみじみと感じましたね。

最後のターゲットは、吉村先生の助手であり、ひびきの恋人でもあるタマキ君。
いつも通り彼の部屋で甘い時間を過ごすふたりでしたが、「最近吉村先生の様子がおかしいんだよ。ひびきのことをトーチャーガールだって言ってた」という彼の一言に、言葉を詰まらせるひびき。
不審に思う彼にキスをねだり、そのままセックスへなだれ込んでその場はごまかしますが、暗転すると彼は裸で手足を拘束されています。
驚く彼の前に、ゴスロリファッションに身を包んだトーチャーガールとして姿を現わすひびき。
「吉村先生が言ってたことは本当よ。今からあなたを拷問します、大好きなタマキ君」と冷たくささやくと、貪るようなディープキスをして、乳首を激しく責めていきます。
「そんな女の子みたいな声出したり、歪んだ顔するんだね」「何で今までそういう顔見せてくれなかったの?」と言いながら、金玉を舐めフェラをするひびき。
その表情には、残酷な中にもどこか寂しそうな色が浮かんでいます。
もしかしたら、ひびきは本当に彼のことを好きだったのに、彼がなかなかセックスで自分をさらけ出してくれないことに、寂しさを感じていたのではないでしょうか。
このパートは、そんなトーチャーガールの寂しげな素顔が垣間みられます。

「今日は私のおまんこがあなたを食べるの」「あなたが好きなセックスはしない。私が好きなようにする」と言って、騎乗位でガンガンに彼を責めます。
「今まで私はあなたのセックスそんなに気持ちよくなかったけど、付き合ってあげてたの。本当はこういうのがしたかったの」と胸の内を明かしながら腰を動かすひびき。
ふたりは互いに思いっきり感じ合いながら、同時に果ててしまいます。
ひびきはグッタリしている彼の顔の上にまたいで立つと、さきほど彼が自分の中に出した精液を、彼の顔に垂らしてみせます。
「タマキ君、気持ちよかった。ありがとう。大好きだよ......さよなら」と言い残して、立ち去るトーチャーガール。

ひびきは、自らがトーチャーガールであるという正体を明かすことで、やっと恋人と心の底から気持ちいいセックスができた、という皮肉な結末。
これは、現代の男女のセックスへの警告にもなっています。
女性は相手を攻めたい欲望を隠し、男性は受け身になりたい欲望を隠す......。
そういうセックスを続けていても、決して心から気持ちよくなることはない。
自分の欲望と向き合って、それを相手に開いてみせることが、セックスにも人生にも大事なことなんだと思います。


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