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▼ 特選AVレビュー『Age of FA レズ〜未亡人同性愛地獄 (FAプロ)』
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監督:ヘンリー塚本
発売日:2011年6月1日
品番:AOFR-002
収録時間: 91分 
定価:4980円
メーカー:FAプロ

文=淫語魔



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FAプロの25周年記念ということで、VHS時代のアナログ作品を再デジタル化して綺麗な映像をファンにお届けしようという「Age of FA」。今回は『レズ 〜未亡人同性愛地獄』というレズ作品です。

まず最初に割烹着を着た篠崎加代が映し出され字幕が流れます。
「大森絹子 31才 未亡人」「8年前に夫と死別」「以後、やもめ暮らし」「6年前より同性愛地獄にのめり込む」

この「同性愛地獄にのめり込む」という言句は実際のレズビアンの方たちからすると誤解を招きかねない表現ですが、この作品をよく観てみると「同性愛だから地獄」なのではなく、病的な未亡人が尋常ではない状態で女を貪るから「同性愛地獄」ということになるようです。

いかにも旧そうなアパート。若い女が男をつれて2階にやってくる。
廊下は土足厳禁なのか、靴を脱いでから部屋まで歩く。ドアは茶色に塗装された木の引き戸。明かり取りに曇りガラスのはめ込みがある。女は真鍮の鍵を取り出し、鍵穴に差し込んで戸を引く。するとガラガラと大きな音が立つ。
戸口に手紙が差し込まれていたので女がそれを開く。一瞬、苦い顔。一緒にいる男がその手紙を取り上げると手紙には「9時」とだけ書かれてある。
「なんじゃこりゃ?」「声出さないで。男がいることがバレたら追い出されちゃう」

女のモノローグ。
「ママからの催促状。家賃や電気代の催促ではない。今夜9時に部屋に来いというセックスの催促。キスをし、シックスナインをし、バイブでイカせ合うレズセックスの催促。この大家の相手を勤めると光熱費は無料、家賃は月5000にしてくれる」

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男はかまわず女を押し倒す。迎え入れる女。熱く抱擁し男のモノを咥え込む。
安アパートだ。壁などは薄いのだろう。女の深いあえぎは大家の大森絹子の部屋まで聞こえてくるようで、いたたまれない顔をする絹子の表情が映り込む。
「気持ちいい」を連呼する女。座位でつながり自ら腰を振りまくる。
2人のまぐあいがさらに盛り上がってくると、突然部屋をノックする音が。
「伊藤さん、伊藤さんいるんでしょう?」
絹子だ。男にじっとしていてもらい、服に着替えて戸を開ける。
「伊藤さん、私の部屋に来て」
「すみません。ちょっと具合が悪くて。早めに休みたいの」
「あら、心配ね。お薬があるの。持ってきてあげるわ」
「ええ、もういいんです。もう呑みましたから」
「そう、お大事にね」
「すみません」
帰って行く絹子。部屋に戻ると再びセックスをはじめる女と男。
部屋に戻り、再びそのあえぎ声を聴くことになる絹子。

そこへもう1人の店子が帰ってくる。こちらも同じように男を連れ込もうとするが、そこを絹子に見とがめられる。
「小山さん。契約違反よ。忘れたの?」
「ちょっと送ってもらっただけなの」
振り返り男に「じゃ、ありがとう」
そのまま部屋に入ろうとすると「小山さん」と絹子が呼び止める。
「ちょっと私の部屋に来て」

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「今夜、ここで寝て」
「実は私、ここを出たいんです」
「理由は何?」
「会社の寮に入れるようになって」
「ウソばっかり。あんなにちっぽけな会社に寮なんてあるわけないでしょ。はっきり言って」
「好きな人ができて、一緒に住もうって」
「男か? 女じゃないんだろうねぇ。結婚でもするつもり?」
「いずれは」
「で、貸したお金はどうするつもり? 全部、返してからでないと困るわね」
「でも」
「でもなによ」
「アレは、ママのお相手をしたことで済んでいるのではないでしょうか」
「ふざけたことを言うわね。どこのバカが担保も利子もとらないでお金を貸すと思っているの? アレは利子よ。借金はちゃーんと残っているわ」絹子の目が妖しく光り、「考え直すわけにはいかないの?」
「私、今夜、ここに泊まります。だから……」

いやぁ怖いですねぇ。篠崎加代のしゃべり方はどこかたどたどしいんですが、有無を言わさぬ迫力があります。

レズプレイですが、双頭バイブを使ったダブルフェラにバイブ責め、ダブル挿入。レズというより絹子ママが男になって女を犯しているようなプレイです。このあとも新しい間借り人や、借金の申し入れるために体を差し出す店子などを次々と絹子が食っていくのですが、基本的にはバイブやぺニバンを使ってのセックスなため、どちらかが男の代わりとなってセックスをします。真正レズビアンが愛情を交わす乳繰り合いとは違い、絹子には女を犯そうとする狂気があります。そこには男を激しく憎んでいる感情が蠢いているのかもしれません。
お金のない若い女性の弱味につけ込んで、次々とモノにしていく絹子。その感じがゾッとします。
確かに一度ハマったら容易には出られない「地獄」。それがここにはありました。




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