発売日:2011年4月15日
品番:GL-003
収録時間:130分
定価:2980円
メーカー:プラム
文=淫語魔
この作品、腑に落ちないのである。いや別に作品の中身がひどいとかそういう話をしたいのではない。内容自体はタイトルにあるように、「素人ギャル」が出てきて「生中出し」をされるという話である。
出演しているマイさんだが、真正の「素人」であるかどうかはともかく真正の「ギャル」であることはまちがいない。ゆるふわ立てロール、亜麻色の髪。横にスゥーと伸ばした脱色眉毛。マスカラで強調したブラウンの睫毛。そのメイクも含め褐色の肌はパッケージ写真の通りである。
「生中出し」のほうは立て続けに2回、膣内射精されるコーナーがある。タイトルに偽りはない。ただし顔射フィニッシュのコーナーもあるのでオール中出しではない。そもそも6コーナーあるうち本番コーナーは2つである。そのうちの1コーナーだけが「中出し」フィニッシュ。あとは手コキコーナー、パイズリ+尻コキコーナー、オナニー・電マバイブ責めコーナー、フェラコーナー。膣内射精が6コーナー中1コーナーのみということを考えると中出し色は弱いのかもしれない。
だが自分が腑に落ちないのはそこではない。コーナータイトルを列記するとわかるのだが、「オイリー手コキ」「オイリーセックス」「オイリーおもちゃ」「オイリーパイズリ」「オイリーセックス-2」「オイリーフェラ」とすべて「オイリー」という言葉が冠せられている。そうなのだ、この作品は全編を通してオイルでギャルの体をテカテカにして、そのうえそこを引き立たせるような撮り方をしているのだ。
撮影現場を暗めにし、小さな光源だけで女の体を照らす。オイルを塗りたくった女の肌はその明かりに照らされてつやつやと光る。また「素人ギャル」のマイさんはおっぱいも大きく形もキレイで、後ろからピストンされると柔らかい乳がプルンプルン動く。つやつやしたオイリーな茶褐色の肌がますますボォーと画面に浮かび上がる。そこがこの上ない猥褻さを醸し出すのだ。
そこまで工夫してオイルAVを撮っているのに、そのオイル要素を強く押し出さないのは不思議でならない。今までも、ギャルにオイリーなカラミをさせる作品はいくつか作られてはいるが、ここまで徹底しているのはそうそうないだろう。オイリーフェチのユーザー向けとしては十分な内容だと思うのだが、そこを前面に押し出していないので、そういう嗜好をもつユーザーの手元にはなかなか届きにくいはずだ。なんとももったいない話である。
私事で悪いが、自分も「淫語」というマニアックな性癖をもったばっかりに、作品選びにはだいぶ苦労してきた。だからニッチなマニアには同情してしまうのだ。
せっかくここまでオイリー肌を追求している作品であるなら、パッケージに小さく書くのではなく堂々と見つけやすいように惹句を入れてほしいと思う。そうすれば全国のオイリーAVファンが喜んで手に取るに違いない。マイナーな性癖を持ち、自分の嗜好にあった作品を見つけられずにいるということは本当に哀しいことなのだ。
特に本作について言えば、このマイというギャルが実にエロカワいいのだ。四つん這いにさせられて後ろからマンコを拡げられると、「ああ、やだぁ。んふふ」と恥ずかしそうにテレ笑いを浮かべる。ギャルだからといって恥じらいがないわけではない。でもいったん感じ始めると「ああヤバイ、ヤバイ!」「ダメダメ、ああダメぇ、ヤバい」と、もはやギャル定番のあえぎ言葉である「ヤバい」を多用する。ダンスなどもやっているのだろうか、男にまたがったときの腰振りもリズミカルに前後運動をする。やや肉感的でオイリーな体は抱き心地もよさそうだ。
そういった意味でオイリーギャルAV作品としてはよい作品だと思う。だからこそタイトルやパッケージの作りにちぐはぐな印象を持ってしまう。
実はもうひとつ問題がある。パッケージの裏の記載では6つのコーナータイトルが明記されているのだが、本番をする2つの「オイリー セックス」にそれぞれ「*ナマ中出し」の表記が見える。
冒頭にも書いたが、最初の「オイリーセックス」には男優2人による連続「生中出し」が収められている。しかし2回目の「オイリー セックス2」は違う。男優みずからが「お顔に出していい? ねぇ、いっぱい出していい?」と言ってマイさんの顔中をザーメンだらけにするのである。大量の汁なので「顔射」としてはいい画が撮れている。だが「中出し」の画ではない。「中出し」期待で購入するユーザーがいるとしたら、この表記はないのではないかと思う。クレームがきても仕方ない表記だ。作品の中身が悪くないだけに、こういうところでも損をしている。
いろいろ腑に落ちないところがあるにはあるが、とにかくオイリーAVファンには必見のシリーズ作品だと思う。どうか全国のオイリーギャルAVファンにこの作品の存在が伝わるように。そのことを願うのみである。
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