監督:川村慎一
発売日:2011年04月07日
品番:DVD/RBD-260
収録時間:120分
定価:3990円(税込)
メーカー:アタッカーズ
文=淫語魔
3時間半の長尺ドラマです。「奴隷色の女教師」シリーズの第5作目ということなので、他のシリーズ作もこれぐらい長尺なのかと確かめてみたところ、第1作目は120分、第2作目から第4作目が180分、今回の第5作目で210分、そして次の第6作目は230分とシリーズが進むごとに長尺になっていってるようです。さすがにこれだけ長いと一気に見るのは大変です。でもそれほど長いわりにはそんなに複雑な話でもありません。要するに女性教師がある売春組織によって奴隷調教されていくっていうだけの内容です。ファックシーンも多いのですが、その女性が性奴隷化していく過程にかなり時間を割いているので、そこが好きな人はじゅうぶん楽しめるでしょう。
出演しているのは雫パイン。関西出身のパイパン女優さんですが、今回は新人教師、竹内真紀という役どころで、陵辱、監禁、調教されてしまいます。
楠木女学院の国語教師、竹内真紀。この春から楠木女学院の教壇に立ち、張り切って教師生活を送っていたのだが、ひょんなことから生活態度の悪い問題児の女子生徒・チハルを引き取って、一緒に暮らすことになる。生徒に規則正しい生活をさせることで、根本から生活指導するのが目的のようだ。学校の勉強はもちろん、しっかりとした挨拶を教え込み、朝早く起床させ、朝食を抜かさないようにし、必ず牛乳とバナナを食べて栄養をとらせ、好き嫌いがないようにし、シゴキに似た運動によって体を鍛えさせる。
1日をどのように過ごすかを書いたスケジュール表を作成して、真紀はチハルを管理していく。
ある日、真紀は自宅で後ろから薬品を嗅がされ昏倒させられる。
真紀が目を覚ますと、どこかの座敷の布団の上、あろうことか2人の男に体をまさぐられ、今にも犯されそうな状態になっている。周りを見渡せば、座敷にはいく人かの男があぐらをかいてこちらを見ている。
衆人環視の中、理由もわからず2人の男に裸にされ乳や股間をイタズラされる。「イヤーーーーっ」と激しく抵抗するが、男2人に組み伏されてはどうしようない。無理やり男たちのペニスを口に突っ込まれそうになると、歯を食いしばってなんとか拒否する。しかし頬を叩かれ鼻をつままれれば、つぐんだ口も開いてしまう。そこをすかさずねじ込まれて、頭を両手で押さえられてのイラマチオ。さんざん口の中を男のペニスで蹂躙され、さんざん呻いたあと放心状態に。そこを容赦なく男がのしかかる。股間に怒張を感じた真紀は再び「いやーーーっ。やめて、やめて! お願い、やめて!!」と騒ぐが、男たちは意に介せず腰を振りつづける。そのまま精子をドクドクと中に出されると、なぜか観客から拍手が巻き起こる。
真紀への責めはまだ続く。「客」と呼ばれる男たちにまで輪姦され、そこを写真に収められてしまう。
こうして真紀の奴隷調教がはじまっていくのですが、見ていてこの組織はいったいどういう仕組みになっているのか、その背景はどうなっているのか、最後までよくわかりませんでした。
なんらかの闇の組織があって、ふだんから何人もの女性を拉致監禁し、牢獄のような場所へ裸に首輪の状態で閉じこめ、言われたことをやらないととんでもなく痛い目にあわせる。そうやって最終的には商品として従順な性奴隷へと仕立て上げ、観客のいる前で「花電車」というマンコ芸を見せたり、ステージの合間に何人かの客を取らせているようです。その組織の構成メンバーには学校の同僚教師や、その学校の女子生徒(つまりチハル)までいて、かなりすごいことになっているわけですが、どうしてそういうことになっているのかの説明はまったくありません。制作サイドの方はそのあたりのことについてはどうでもいいみたいです。
調教が始まる最初の頃、さんざん陵辱された真紀は「あなたたち、こんなことして、ただじゃすまないわよ!」と啖呵をきるわけですが、法治国家にいる人間からすれば当然のこと。しかしその後、真紀は学校で働きもするのですか、そこから警察に向かう様子がありません。「股間のバイブが振動したら、いつでも客の相手をするんだ」と約束させられ、体育倉庫室で客のチンコを咥えさせられる。それが当たり前かのように話が進行していきます。ここまでくると学校ぐるみでの犯罪組織なのでしょうか。
教え子のチハルが真紀にスケジュール表を見せて告げる。
「真紀先生、今日からここがあなたのおうちよ。これを見なさい、奴隷としてのあなたの日課を私が作ってあげたわ。これから毎日、ここに書かれてあるとおりに暮らすのよ。朝の調教は9時から。午前中は基本的な調教よ。おしゃぶりの仕方や腰の遣い方はもちろん、ザーメンを呑ませてもらったときや、中出しをしてもらったとき、それからイクときのあいさつなどたーっぷり教えてもらいなさい。そして午後はまずアナルの調教よ。あなたはこれから、お尻の穴も使って、お客の相手をしなくちゃいけないの。しっかりと穴を拡げてもらいなさい。それが終わったらレズショーの調教よ。どんな女のおまんこでもちゃーんと舐められるようになりなさい。それが終わったら花電車の調教。アソコで卵を割ったり、お尻の穴でソーセージをちぎったりできる女にしてもらえるわ。それが終わったらバイブ調教。あなたはどんな客に抱かれても必ず感じる女になるのよ。夕方からはステージが3回あるけど、その前後に3人ずつ、計12人のお客の相手をしてもらうことになるわ。寝ることを許されるのは、だいたい明け方の4時ぐらいかしら。朝は8時半にエサを持ってくるからその前に起きて待っていなさい。あはははは」
それは最初に真紀がスケジュール表を作って「正しい生活」をチハルに強いたことへの強烈な皮肉でもあります。さらに真紀にフェラチオさせザーメンを呑ませることは、牛乳とバナナを栄養のため食べさせていたことへの当てつけであり、運動や挨拶もそれぞれチハルにしてきたことへの裏返しになっています。
そうやって最終的には一人の女性教師がなにもかも諦め、性奴隷として客を取る生活に堕ちていく様を3時間半かけて丹念に描いています。
これを長く感じるかどうかは、この性奴隷化していく過程を見るのが好きかどうかによるでしょう。逆にその良さがわからない人には同じようなことを3時間半もずっと繰り返しているように見えてしまうかもしれません。
性的な嗜好というのは、そういったわかる人にしかわからないものだったりするんですよねぇ。それがわかる人には無上の調教ドラマだと思います。
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