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▼ 特選AVレビュー『不倫妻 かつての恩師に抱かれて - 早川なお(ドグマ)』

監督: ノーマルKIM
発売日:2013年6月19日
品番: ddk-079
収録時間:116分
定価:3.990円
メーカー:ドグマ

文=遠藤遊佐


高校時代の先輩と結婚し、専業主婦として幸せな毎日を送っているなお。
ある日、高校時代の恩師・佐川と偶然再会したなおは、かつて恋心を抱いていた彼のおちぶれた姿に戸惑いを隠せなかった。
しかしなおの誕生日の夜、仕事で忙しい夫を一人寂しく待っている彼女の元を佐川が訪れ、互いに寂しさを抱えた二人は――。

しっかりしたドラマ作りに定評のあるノーマルKIM監督が、AVでは定番ともいえる"人妻の不倫"というテーマをじっくり描く『不倫妻』シリーズ。
これまでにリリースされた3作は、川上ゆう、結城みさ、牧原れい子というキャリアも人気もトップクラスの女優をヒロインに据えてきましたが、今回"不倫妻"に扮するのは、彼女たちと比べると新人といってもいい早川なお。
撮りようによっては陳腐な雰囲気にもなってしまう"人妻の不倫"に説得力を持たせるにはちょっと役不足かも......と思ったけれど、蓋を開けてみたらそんなことはありませんでした。いやあ、イイじゃないですか、早川なおさん。
分厚くてエロい口元をした、平凡だけど可憐な若妻。むしろそれほどビッグネームじゃないことが、ドラマ自体の面白さを引き立ててるんですよね。

幸せだけど、夫は忙しくてそばにいてくれない。
脱サラに失敗して妻にも逃げられた佐川は、なおの寂しい心の隙間と青春時代を懐かしく思う気持ちを巧みに突いてきます。
高校時代、なおの体操着を盗んでいたことを告白し、
「俺はもうお前の先生じゃない。お前とヤリたくてしょうがないただの男なんだ!」
「寂しい、寂しいんだよ......俺たち2人とも寂しい者同士じゃないか」
となりふりかまわずたたみかける佐川。
昔好きで手が届かなかった男にこんなふうに迫られたら、子無し専業主婦なんてひとひねりでしょう。
んで、また佐川銀次のねっとりした愛撫がイイんですよねえ。
「ダメ、それだけは......」なんて言いつつも、あのどす黒い雁太チンポで焦らすようにアソコをグチュグチュこすられたらひとたまりもない。夫と毎日食事をしているリビングの床で、他の男の欲望を受け入れてしまう。
このへんの「押し」と「ダメよダメよ」のバランスも、すぐに堕ちるのでもなく強くはねのけるでもなく、リアリティがあります。

もちろん一回だけで終わるはずがなく、その後も不倫関係を続けようとする佐川。
深夜に彼女の夫婦生活を覗き見た後、夫が寝たのを見計らって同じ家の中で迫ったり、シミーズ姿(不倫妻っぽい!)のなおに風呂場でシャワーをかけながらセックスしたり。
最初のカラミと比べると、余裕シャクシャクでSっぽい責めを繰り出すようになってるところがたまらない。
なおのほうも、そんな背徳的で非日常的な経験にどんどんハマっていき、遂には夫が会社に行ったのを確かめて真っ昼間から夫婦の寝室で情事を繰り返すまでに......。
クンニに大声で悶え、自分の手でアソコを広げながら「オマンコにきてぇ!」と懇願する姿は、なんともいえず卑猥。でも哀しい女の業を感じずにはいられません。
この早川なおさん、前作の女優さんたちに比べるとものすごく演技が巧いってわけじゃないんですけど、そのぶん感じてるときの切羽詰まったアヘ顔がリアルでグッとくるんですよ。

不倫なんて今の世の中にはいくらでも溢れてるけど、その一つ一つに理由とドラマがあるんだよなあ......なんてことを考えてしまった一本。
ラスト、佐川のザーメンを口元から垂らしながら夫と電話で話すシーンを見たら、不倫妻達の心の内を覗いたようで、ちょっとたまらない気持ちになりました。


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