監督： 雷神
発売日：2013年4月19日
品番： CMF-019
収録時間：140分
定価：4,980円(税込)
メーカー：シネマジック

文＝まな

青い髪をした美しい捕虜の青年・ミツキ。
彼は、M国に占領されたH国の元・空軍パイロット。
M国の異常性癖を持つ女性軍人・サチカ少佐に捕えられ、収容所に入れられてしまったミツキ。
そんな彼に目をつけた女性軍人のリカ伍長は、夜にミツキの牢獄に忍び込み、無理やり彼にフェラチオなどをして楽しみますが、あっさりバレて捕まってしまいます。
罰としてサチカ少佐に、乳首を紐で引っ張られた後、お尻やおまんこを鞭で打たれ、泣き叫ぶリカ伍長。
そしてミツキもまた罰として女体改造実験を受け、男性器だけを残した人工アンドロギュノス（両性具有）にされてしまいます。
膨らんだ胸を触られると女性のように敏感に反応し喘いでしまいますが、逞しく屹立した陰茎と睾丸、それに美しく引き締まった筋肉はそのまま残されていて、独特のエロスが漂っていますねぇ。
ローションを胸やチンポに塗りたくられてガチガチに勃起させつつも、「こんなことで屈したりなどしない」と気丈に抵抗してみせるミツキ。
しかし「肛門の人工女性器化」と称して肛門にアナルプラグを挿入されつつ、煉瓦ブロックにチンポを挟むという性的拷問にかけられ、徐々に心身ともに追いつめられていきます。
それにしてもチンポに重いものを載せる拷問って、筆者は怖くて観てられないのですが、当の本人はうめきながらもキッチリ勃起を維持してるんだから、たいしたもの。
さらに乳首にもブロックをぶら下げられ、手作り感あふれるドリルバイブ（リアルなディルドをモーターにくっつけたもの）でアナルをほじられ......と散々ハードな責めにあった末に、大量の濃厚ザーメンをぶちまけるミツキ。

次のパートでは、サチカ少佐に全身鞭打たれ、チンポまで容赦なく叩かれて泣かされた後、黒いラバースーツを着せられ首輪をつけて拘束されます。
そこへ、序盤でミツキを逆レイプしたリカ伍長が引きずり出され、ミツキへのキスとフェラチオを強要され、無理やり開始されるレズプレイ。
さらにミツキとリカ伍長に鼻フックを装着させ、リカ伍長にミツキの鼻の穴を舐めさせた後、ミツキの乳首とリカ伍長の舌を紐で繋いで引っ張りながら、双頭ディルドで連結させます。
なんかここまでくると、エロいを超越してよくわかんない感じになってますが、ザッツSM陵辱なシーンではあります。

前半はこんなかんじで女性との絡みがメインでしたが、後半はうってかわって男性との絡みオンリーになります。
まず最初は、立ったままアナルにバイブを突っ込まれているミツキに男兵士が近づき、全身を愛撫します。
そのまま男兵士が自身のチンポとミツキのチンポを二本合わせて一緒にしごいてみせると、喘ぎまくってもうメロメロになってしまうミツキ。
ここはBL（ゲイ）好きの筆者としては、観てて思わずジュンときちゃいましたねぇ。
そしてフェラで十分に勃起させた男兵士のチンポを、背面座位で食べちゃうミツキ。
自ら腰を振りながら「ケツマンコ気持ちいいですぅ」なんて口走って、すっかりノリノリのご様子。
最後には「私に汚い精子いっぱいください」なんて言わされつつ、口内射精でゴックン。
もちろん演技なんだろうけど、やはり男性相手だとノリの良さが段違いですねぇ。

浣腸で強制脱糞させられるパートも挟みつつ、今度はM字開脚で拘束されたミツキを集団輪姦＆道具責め。
電動で回転するオナホール（これも手作りっぽい）でチンポを飲み込まれつつ、イラマチオされつつ、ローションかけてローターで全身愛撫されつつ......と散々責められてビンビンになったチンポに、ローターを固定して縛られ射精を封じられるミツキ。
快感と苦痛で気が狂いそうになったところで、男兵士たちのザーメンをアナルに流し込まれ、さらに口内射精までされてしまいます。

最後の絡みは、牢獄のベッドの上で男兵士と互いに乳首を責め合いながらセックス。
騎乗位挿入して自分でチンポをしごきながら「気持ちいい」と腰を振るミツキ。
自分がイッた後は、男兵士の乳首を舐めながら手コキでイカせ、二人の精液が混ざり合うさまを堪能します。

前半ではまだ男の部分が残っていたミツキが、後半の男性との絡みでどんどん「女」になっていく流れが、秀逸でしたねぇ。
序盤で生粋の女性を出すことによって、ニューハーフものに慣れていない人にもとっつきやすい内容になっていますし。
あと、このレビューでは伏せましたが、最後の最後にちゃんとストーリーのオチも用意されていて、本当に綿密に練られた作品だなぁと思わずうなりました。
ニューハーフもの初心者でも、十分に楽しんでもらえる力作です。