文=遠藤遊佐
泣きながら許しを乞うか弱い女にドカンと一発パンチをくらわしたい。美しい女達の腹が赤く腫れ上がっていく様子を見ると、どうしようもなくムラムラする――。
うーん、生まれてこのかた人を殴ったことも殴られたこともない私にはなかなか理解できない世界です(セックス中にビンタや首絞めをされても、思わずファイティングポーズをとってしまうタイプ)。
とはいえ、パッケージ裏に燦然と輝く“腹があったら殴りたい"というコピーから察するに、「穴があったら入れたい」とか「乳があったら揉みたい」というのと同じように、そこに腹があったらムラムラして殴りたくなる人もいるんでしょう。ううむ、人間の性欲ってなんと深いんでありましょう。
こんなエキセントリックな作品をリリースしたのは、WEBスナイパーではおなじみのマニアックメーカー・ギャロップ。
なんとこのたび、“少数派の妄想を叶えるメーカー"から“女体いたぶり専門メーカー"へとリニューアルし、女体いたぶりシリーズを中心に世に送り出していくことになったそうですよ。ああ聞いただけで痛い……。
本作では、4人の女の子が屈強な男に延々腹パンチされる様子をオムニバス形式で収録。
「ひたすら黙々と殴るライブ感を楽しみたい」「いや、むしろ女の子の少し大げさなくらいの反応を見たい」等、腹パンチ好きにもいろんな細かい嗜好があるかと思いますが、今回は各々にちょっとしたシチュエーションをつけて、腹パンチ初心者でもなんとなく楽しめるようなつくりになっております。
映画かなんかに女の子が痛めつけられてるシーンが出てくると、なんか知らないけど見入っちゃう……なんて人にはいいかも。
1本目は、加藤夏希にちょい似の加藤はる希が、会社の金を横領した罪でお仕置きを受ける“横領編"。
2本目は、“パパ"に金を借りておきながら他の男と一緒にいるところを見つかってしまった真矢ゆきが、涙と鼻水とヨダレだらけになって腹をグリグリされる“借金編"
3本目は、貧乳少女・野中あんりに「ゴミ臭い」と言われたゴミ屋が、肉のない華奢なお腹が真っ赤になるまで殴りつける“復讐編"(「ゴミ臭いからゴミ臭いって言ってるのよ、このゴミ野郎!」とすごい目で睨みつける野中あんりの鼻っ柱の強さがイイ)。
4本目は、校則違反の疑いをかけられた女子校生・葵乃愛が、怪しい地下室で怪しい教師に冤罪腹パンチを受ける“女子学生編"。
ドロドロした半ゲロ状のヨダレを垂らし、涙涙で許しを乞う女。しかし男はそんな言葉にはまったく耳を傾けず、地味にボディブローをかまし続ける。やがて女の白く柔らかい腹は真っ赤に染まっていく――。
もちろん、フェラや挿入などといった一般的なエロ要素は皆無。間違ってブラから乳首が2ミリくらいはみ出しちゃった子がいる程度です……と一応お知らせしてはおきますが、「腹があったら殴りたい」人達にはそんなことはどうでもいいんだろうなあ。
マニアックでもやりたいことを追究する姿勢に、清々しいものを感じる一本。
でも、ものすごく売れちゃったりしたらちょっとイヤかも。腹パンチ(笑)。
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