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▼ 特選AVレビュー『こってりした中出し 舞阪エリル(ワープエンタテインメント)』

監督:WILD・SEVEN
発売日:2012年8月20日
品番:WSS211
収録時間:130分
定価:3.990円
メーカー:ワープエンタテインメント

文=遠藤遊佐


29歳の色っぽい人妻が、夫の友人の手によってSMの世界に魅入られていくというドラマ物。
夫の海外出張に、夫の友人(速水健二)が経営するバーに一人で飲みにいってしまった妻。実は彼はS男で、酔ったはずみで恥部にいたずらをされた女は誘いを断れずどんどん深みにはまっていく。誰にも言えず、インターネットの掲示板に相談のカキコミをする妻――。

アートビデオの作品は、あまり設定をはっきりさせず本格派のプレイに重きを置いた物も多いですけど、個人的にはこれくらいの軽いストーリーがあったほうがスルッと入っていけますね。
結婚7年目、子供なし。夫が留守の寂しさからつい一人で男の店に行ってしまった女。そんなつもりじゃなかったとはいえ、酔って痴態を晒してしまったのは自分にも非がないとは言い切れない。要は共犯者ってことですよね。男の責めは時に優しく時に激しく、いけないと思いつつも次第にその刺激から逃れられなくなってしまう。
いくつかのプレイの間に挟まれるそんなちょっとしたドラマが、女の気持ちをしっかり描き出しています。

2人のSMプレイの舞台は、おどろおどろしい器具が並ぶ薄暗い地下室。
「ここが欲しがってるんだろ? いつものように優しく過激にいじめてほしいんだろ?」
男はそんな甘い言葉をささやきながら、ある時は洗濯バサミで乳首や舌をはさみ、ある時は椅子に大股開きで縛りつけバイブと電マで女を失禁させます。
いつも思うんですけど、速水健二はほんとにダンディですねえ。自信満々の責めに、ときどき飛びだす猫なで声。こりゃ女はコロッといっちゃいますよ。
しかし、そんな甘っちょろいことなど言ってられないくらいにプレイはどんどんエスカレート。
顔や舌が蝋でガチガチになるくらいの激しい蝋燭責めに、恥ずかしい鼻フック、逆さ吊りにしてのムチ打ち。そして最後はミルク浣腸の洗礼が待っています。
でも、女はネットに「どうしていいかわかりません」と書き込みしつつ、今日も美しく化粧をして男の元に出かけていくわけです。

ポイントは、毎回そんなふうにSMプレイをしながらも男はけして肉体関係を迫ってこないこと。
女ってのは、そんなつれなさにまた惹かれちゃうもんなんでしょうね。結局、ミルク浣腸で固形ウンコを1メートルくらい飛ばした後、いても立ってもいられなくなって夢中で男にご奉仕してしまいます。
ようやく結ばれ、「いい......いい......!」と騎乗位で腰を振りまくる人妻。でも、その結果は......。
セックスすることが最終目的じゃないS男の美学を思い知らされるラストは、なんともダンディでしびれました。

そういえばヒロイン役の愛海一夏ちゃん、「あれ、この豚鼻顔どこかで観たことあるな」と思ったら、GIGAの『羞恥ヒロイン シルヴァーナ編』でブタ鼻ヒロインを演じた女の子なんですね。
無駄な肉のない(でもエロティックな)体、ちょっとバブルの匂いのするエキゾチックな顔立ちがいやらしい。『シルヴァーナ』のコミカルな役とは180度違う業の深い人妻を好演しておりました。
うーん、やっぱりSMは「いけないと思いつつもハマッてしまう」ってのが一番エロいんだよな。


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