発売日：2010年9月19日
品番：TYOD-090
収録時間：120分
定価：2,980円(税込)
メーカー：乱丸

文＝遠藤遊佐

今や星の数ほどいる熟女AV女優の中でも、私が無視できない一人、艶堂しほりさん。
フェロモン漂う顔つき、熟女の余裕、ストイックささえ感じさせる筋肉質のひきしまったボディ――。しかし見ての通り、なんといっても一番の魅力は、この凶器のような立派な乳首であります。
巨乳ならこれくらいの大きさの人もわりといますけど、形のいい美乳の上にちょこんと乗っかっていると迫力もひとしお。しかも見かけだけじゃなく感度も抜群、オールウェイズピン勃ち状態！　これぞ熟女って感じ。

そんなしほり姉さんが、ハイパー淫乱メーカー“乱丸”の作品に登場。
乱丸作品というと白目むいたり般若顔になったり寄り目になったり、まあおおむね大変なことになっちゃってるイメージがあるんですが、本作はヒートアップしながらもしっかりヌケる良作。
別世界に行ってしまわぬギリギリの線でハジけてて、とにかくエロい。

Chapter1は挨拶がわりの濃厚ファック、Chapter2は大股開きでえげつないオナニーを披露（クリトリスを触るたびにアナルがヒクヒク蠢いて卑猥！）。
Chapter3では口マンコで嬉しそうにザーメンを搾り取り、Chapter4では乱丸作品のユニフォームともいえるV字レオタード姿でローション責めにされちゃいます。
V字レオタードを着ると普通は乳輪がちょろっとはみ出しちゃったりするもんなんですが、彼女の場合はハミ乳輪ならぬハミ乳首。そこにローターを当てられ、足をピクピクさせて半狂乱になる姿は半端ない説得力です。

そしてラストのChapter5は、マッチョ男優2人との3Pで底なしの性欲を見せつけます。
アソコを突き出すようなポーズでビュービューと潮を噴きあげ、正常位で挿入すればカエルみたいな格好で自分からグイグイ腰を押し付けてくる。いやあ、下品下品！
「もっとぉ！　突いて、突いて〜、壊して、壊してえぇぇぇ〜！！」
身をよじって絶叫ですよ。
絶頂してグッタリした後もリズミカルにピストンを続けていると、息を吹き返したかのようにまた感じだし、ヨダレを垂らして何度でもイキまくる。うーん、やっぱり熟女ファックは層が厚い！

ほら、淫乱系の女優さんて最初はびっくりしても、ずっとハメてるうちにこっちが大袈裟な反応に慣れてきちゃったりしませんか。
でも、この作品のしほりさんはそういうことがない。表情が豊かで、感じるとほんとに体がポワーンと赤く染まるんですよ。アクションだけじゃなく、ちゃんと貪ってるのが素晴らしいんです。
終始ニコニコしてて嬉しそうなところも高ポイント。見た目は艶っぽい熟女なのに、セックス中は無邪気な子供のようになってしまう。
フェラチオでも乳首責めでも、アホの子かと思うくらいに全身で喜びを表してくれるもんだから、見てるほうまでなんだか嬉しくなってくるんですよね。

セックスは熟女のほうがウマいに決まってる。
この「ウマい」は、果たして「上手い」なのか「美味い」なのか――。
答えはたぶん両方。しほり姉さんみたいに貪欲で反応のいい熟女は“美味い”し、美味い女のセックスはテクニックなんてあってもなくても“上手い”んじゃないか。
しっかりオナニーしつつも、そんなことを考えてしまいました。