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▼ 特選AVレビュー『18歳、ジュン(HMJM)』
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監督:梁井一
発売日:2010年9月25日
品番:VGD-074
収録時間:135分
定価:3990円(税込)
メーカー:HMJM

文=遠藤遊佐


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高校を中退し、15歳で水商売へ。今は大阪の繁華街でクラブホステスをしている18歳の女の子、ジュン。
月収はだいたい70万〜100万、広いマンションに一人暮らし。
20歳までには店を持ちたい。今は彼氏はいないけど、ご飯食べに行くついでにセックスしちゃうセフレはいる。AVに出演しようと思った理由は“興味”。
ハマジムのニューフェイスである梁井一監督が、そんな彼女の家に転がり込んで、計5回のセックスをキメた2泊3日のドキュメント。

こう言っちゃなんだけど「AV志願してくる18歳のホステスと自宅ハメ撮りなんて絶対にエロいに決まってる!」と思ってたんですよ。しかも画面に現われた監督は今どきのイケメンでいかにもモテそうなタイプ。
でも、蓋を開けてみたら、そんなに単純なものじゃありませんでした。

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百戦錬磨のホステスのはずなのに「恥ずかしいー!」を連発しながら男の胸に顔をうずめ甘えるジュン。若くてピチピチしたボディは確かに欲望をそそるし、アヘ声も感じてる表情もいやらしい。
なのに、なぜか生々しさがないんです。考えすぎなのかもしれないけど「この年にしていろんなことに飽きてるんじゃないか」と思えてしまう。
対する監督も、カン松スタイルでパンティずらして挿入したりいやらしい言葉を囁いたり、ちゃんとエロいセックスをしてるのに、なんとなく踏み込んでいないように見える。チンコを使って観察しているような感じがするんですよね。

興味がわいたので調べてみたら、この監督、『ウチの嫁さんはAV女優です』(SOD)で人気女優・大塚咲とその実の夫との夫婦生活ドキュメントを撮った人。なるほど、一筋縄ではいかないはずだ……。

冒頭、白昼からソファの上で最初のセックス。
その後、出勤のために美容院で髪をセットしてもらうも、お気に入りの飲み屋で食事をしているうちに仕事に行くのが面倒になって帰ってきてしまうジュン。
そのまま自堕落に2回戦目へ突入。いやあ、若いなあ。
(ちなみにこのカラミは手違いで音声が入っていなかったため、アヘ声のかわりにクラシックのBGMが流れているというものすごいことになってます!)

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翌日もしっかりひとハメしてから出勤し、彼女をヒモのように待っていた監督と仕事終わりに合流。家に帰ってまたセックスに勤しみます。酔ったジュンの手足をビニールテープで拘束し、深夜のソフトSMを楽しむ2人。
そして翌日も、部屋を後にする前に濃厚な最後の一発をキメる。

これ、AV的なキャッチコピーをつけるなら「欲望のまま獣のようにハメまくる若い2人」みたいな感じになるんだろうなあ。
でも、観終わった後に頭に残ったのはなぜかセックスシーンじゃなく、すっぴんで朝食の菓子パンを食べて「これ、おいしくない」とつぶやくジュンの表情や、ジャージ姿で背中を丸めて厚化粧をしている姿のほうだったりするんですよね。

「私にとってセックスはビタミン」
なんて奔放なことを言いつつも、義理のお父さんにレイプされていたディープな経験や堕胎の過去をさらりと告白する18歳。
それをしっかり撮影し、情熱的なカラミの後のケロッとした表情までも包み隠さず見せる監督。
オナニー至上主義の私からすると“気持よくヌケるAV”とは言いにくいけど、どこか心に引っかかる1本であります。



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