監督:二村ヒトシ
発売日:2012年8月19日
品番:mdnh002
収録時間:135分
定価:6090円(税込)
メーカー:MotheRs
文=鈴木られこ
罪無き人々を陥れる悪人たちに鉄槌を下す、謎の刺客集団。そこで養成された女スナイパーであるコードネームキャサリン(琥珀うた)は、性的な快感拷問によって男たちの理性を崩壊させ処刑していく。
最初に片付けられる男は、悪徳芸能プロダクションのセクハラ男。
制服姿のうたに怪しい飲み物を飲ませようとして、返り討ちにされて捕らえられます。
本物のアイドルの卵のような戸惑った表情から、女スナイパーの顔に変わるときのうたの演技は、台詞が殆どなくても雄弁に感情を語っていて見事です。
男が意識を取り戻すと、両手をネクタイで縛られて白いブリーフと靴だけで椅子の上に居る自分に気づきます。
今までに何人もの女の子を口車に乗せては手篭めにしてきたらしいこの男は、「お前を殲滅する」と歩み寄ってきたうたに乳首を抓り上げられます。
薄笑いのうたにブリーフ越しに臭いチンコを嗅がれ罵られ、ローファーで股間をいたぶられて悶える男。
その腿に載って腰をこすりつけるうたのパンティが短いスカートから見え隠れすると、妙に薄手なコットンの生地を通して尻肉の肉感が画面越しにも伝わってくるようでエロいです。
そしてブリーフを鋏で切り裂き、その布で包んだチンコを雑巾絞りにしたり、男のデカい金玉を二回転捻って喜ぶうた。
四つん這いに転がした男の上にがに股で載って乳首を捻ったりお尻の穴を覗き込んだり、そのまま手を回して手コキと寸止めを繰り返したりと好き放題です。
それでも、たまに繰り出される暴力的な言葉や平手が、ただの力任せでもヒステリックでもなくあくまで抑制が効いていてクールです。こういうのって、きっと頭がよくて且つ肝が据わってないと出来なさそうだなあ、と感服してしまいます。
男を立ち上がらせ、がに股の姿勢で立ったまま長い舌でじゅぶじゅぶフェラチオし、下にもぐりこんで玉舐め。
女目線だと、これが拷問だという設定を頭にキープするのがかなり困難です。むしろ、興味のない相手にこんなに色々奉仕しなきゃいけないなんてそっちが拷問......。この女性の役は、体力的にも精神的にも、タフじゃないと出来ないとも思いました。うたさんすごい。
さて、今度は仰向けに寝かせた男に大量に放尿。そしておしっこまみれの男のチンコを扱きます。
寸止めされてなかなかイかせて貰えない男の金玉がせり上がって来てますが、やっとイかせてもらえるんでしょうか。
と思ったせつな、乳首を責められながらの手コキでついに射精。発射後「まだなんか出んじゃないの!?」としつこく亀頭を擦られると、なんと3回の連続射精。すごい、さすが金玉の大きい人。射精前の絶叫が結構本気っぽくていい感じでした。
「任務、完了」と、手についた精液をパパッと振り払い、白目を剥いている男を置いて部屋を出て行くうた。クールです。
続いては、仲間内からの裏切り者を始末。
事務所で締め上げようと手早く服を脱がせると、白ブリーフ。この男も?
このビデオ、「女性はほぼ完全に全編着衣」「がに股姿勢」「白ブリーフ」などの、個人的には未知のフェティシズムを感じさせるモチーフがいくつか出てきます。
裸にネクタイの男を机に突っ伏させ、尻穴観察&指挿入。
裏切りの黒幕が誰かを問い詰めます。
後ろから尻の穴に指を突っ込まれたままへっぴり腰で歩かされる男、これはちょっとびっくりするくらい無様です。
一方、虫けらをつぶす子供みたいに男の肛門を弄るうたの表情はサディスティックに輝いていて綺麗。
さらに、転がした男の顔を足の指でなぶったり、足ビンタ・乳首やチンコの踏みにじりなど。
そしてついにちんぐり返しまで。蟻の門渡り辺りによだれを垂らして机の上に座った上からの足コキ、顔面騎乗、口への放尿。
やっと立ったチンコを手コキであっさりフィニッシュに導かれ、「任務終了」。
1人目の俳優さんと2人目の俳優さんが同じギャラならちょっと残酷な気が.......。それとも、こんな踏んだり蹴ったりの痛そうなことも、マニアックな好みの方にはたまらなく「羨ましい状況」なのでしょうか。
そしてついに口を割った男から出た名前は、「田淵」。キャサリンことうたをスナイパーとして育て上げた親代わりの人物でした。
田淵の元へ向かう、うた。
呆気なくうたに捕らえられてしまう田淵ですが、ラスボスだけあって演技もアクションも上手な俳優さんです。
目を覚ますと密室のベッドに四肢を繋がれたまま仰向けになっていた田淵と、黒の超ハイレグの長袖レオタード(?)のうた。このレオタード、股間の角度が30度あるかないかという着こなし難易度がきわめて高いものなのですが、すごく似合ってます。
田淵に限っては殆ど罵ることをしないうたは、育ての親でもある田淵に何かしらの愛情を持って対峙しているのでしょうか。言葉少なにうっとりとした表情で、乳首舐めやねっとりとしたフェラや涎まみれの手コキなど、ひたすら快感責めです。
また、今まで自分が快感をむさぼることをしなかったうたが、ベッド上部のスチール枠を両手で掴んでぶら下がるように自分の体重を支えつつの顔面騎乗などを、気持ちよさそうな声を上げて行なってもいます。応戦するように舌を使う田淵は、まだ負けないと言う気概を見せてきているかのようです。
田淵役の男優さんは身体の見せ方が上手いので、二人の行為やポジショニングが絵になっていてときに芸術的な感じすらします。
四つんばい田淵のアナル周りや性器全体を手と口で責めるシーンも、田淵がお尻を突き出すような感じでウエスト部分を床に落とすような体勢をとるため女性的に見えて、肌が綺麗なのと相まって絵的に汚くなっていません。
ここでひとつ気になったのですが、男性が四つんばいになると、ペニスが下に来る分だけ仰向けよりも血がペニスに集まり易くなり、硬くもなり易かったりはするんでしょうか。......すみません、ストーリーと全く関係ない些細な疑問でした。
さて、ちんぐり返しのまま手コキされてる様子は、はらはらします。だって万が一その体勢のままイってしまったら、精液が出した自分の顔にかかりますよ。
しかし残念ながら(?)、そうはなりませんでした。そのまま仰向けに戻って足コキ・ひざ裏コキへ。ひざ裏コキなんて始めて見ました。使おうと思えば何処でも使えるんですね。発想の豊かさを見習いたいところです。
そして、ついに挿入。散々焦らされて挿入するという状態での男性側の快感が全く想像出来ないのですが、男性の性器も、やはり女性器と結合するのは特別な感覚なんでしょうか。気持ちの問題? それともこれが、AVの嘘?
器用な騎乗位、そしてうたの長い舌がキスを嫌がる田淵の口に挿し込まれる様子は、陵辱感が溢れていて素敵です。
最後は女の子状態になって喘ぐ田淵に手コキ、イってもまだ手コキ。これは本気で辛そうです。
空腹も辛いけど満腹で食べ続けるのも辛い、イけなくてもイキ過ぎても辛い。人間って難しい生き物です。
田淵を片付け、ビルの屋上で清々しく伸びをするうたに忍び寄る何か......。
何か続きが有りそうですが、ここで終わりです。
琥珀うたの才能、すなわち演技、頭の良さ、ひいては言葉責めなどの上手さ、またクールでボーイッシュかつキュートな美少女ぶりなどが心行くまで堪能出来る作品でした。
特に演技は、台詞回しも、銃を持つなどの日常しないような仕草もまた首を傾げる微妙な角度も、それこそ何かの養成でも受けたのかと思うほど自分の見せ方が上手な女優さんでした。
こういうプロ意識の高そうな女優さんって、「きっと何かに飲まれないでハードな世界を強く生き抜くだろうな」と思えるので、観ていて心配にならないのが好いです。
この作品を観てから、テレビで前田敦子を見るたびに「あ、ガニマタ女スナイパー」と思ってしまいます。琥珀うたと前田敦子は、かなり似てるのです。私は琥珀うたのほうが憂いがあって美形だと感じますが。
多分このそっくりインパクトは彼女を見た方殆どが感じると思うのですが、琥珀うたの魅力はそこに全く頼らずとも成立し得るというところが、また素晴らしいと思いました。
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