監督:TOHJIRO
発売日:2011年5月15日
品番:ddt-339
収録時間:116分
定価:3990円
メーカー:ドグマ
文=遠藤遊佐
眠るといつも決まって同じ淫夢を見てしまう美女・紗奈。それは、レントゲン室でアブノーマルなプレイを強要されどうしようもなく感じてしまうというものだった。あまりの興奮とリアルな感触に、彼女はだんだんとそれが本当に夢なのかわからなくなってしまう。
不安になり精神科医の元を訪れた紗奈。しかし催眠治療を試みるうちに、医者までも彼女の淫美な夢の世界に巻き込まれていく――。
控えめで美しいM女、診察台、鼻フック、ラバープレイ、夢か現実かわからない倒錯の世界。うわー、これはまさしく初期のTOHJIROワールドですね。バブルの頃を思い出させるような凝った照明も、ヒロインが哀しいトラウマを背負っているという設定も、昔からのファンにとってはまさに「キター!」って感じでしょう。
おまけに男優も、加藤鷹&佐川銀二というTOHJIRO作品には欠かせない大・大ベテランときてるから、たまりません。
ヒロイン役はスタイル抜群のスレンダー美女・紗奈ちゃん。脚が長くお尻はプリッと上向きで、マン毛もつつましやかに処理されたイイ女。メイクのせいかギャル系の女の子っていうイメージがあったんですが、表情やかわいいアヘ声からはM臭がプンプン漂ってきます。
物語は、まず彼女がレントゲン室でメガネの中年男にレントゲンを撮られる“夢”のシーンから始まります。
洋服を着たまま診察台に横たわる紗奈ちゃんに「脱がないと恥骨が撮れないじゃないか!」といきなり真顔で変態っぷりを丸出しにする佐川銀二。いやあ、シビれるなあ。
言われるがままに尻を突き出し、レントゲンのフラッシュで恥ずかしい部分を照らされる女。手首を麻縄で縛られ、まあるいピン勃ち乳首をローションで責められ、切なげな顔で感じていきます。
目覚めた彼女は、加藤鷹演じる精神科医の元を訪れるも「夢ですよ」となかなかとりあってもらえない。しかし、そうしているうちにも夢の中のアブノーマルプレイはどんどんエスカレート。
やがて彼女はうっとりと中年男のキスを受け入れ、コブラみたいな毛だらけのイチモツをしゃぶり、診察台の上で激しいセックスまでするようになっていく。
「あれは本当に夢だったのかしら……」
倒錯の世界に飲み込まれ、夢と現実の区別がつかなくなっていく女。
「君は、その男をどう思っているんだい。怖いの?」
「怖くない。だって、私に触れる手が優しいから……」
一方、紗奈の危うい魅力に魅入られた加藤医師の中にも、診察台で彼女を犯す妄想が。
薄いラバーのレオタードを着て拘束された彼女をなでまわしたり、鼻フックであらわになった鼻の穴をライトで照らしたり。
もうこのへんになると、観ているほうもこれが夢なのか現実なのかわからなくなってきます。
そして、ついに我慢も限界。カウンセリング中なのにもかかわらず、医者と患者の垣根を越えて激しくまぐわってしまう2人。
「しぇんしぇ〜、気持ちいいぃ〜」
ピストンされてる最終にフッと嬉しそうな微笑みを浮かべたり、キスをせがんだりするところが、なんともいえず愛らしくてグッときてしまいました。
ここ数年は『Mドラッグ』『拘束椅子ドラッグ』などのハード路線が多かったけれど、こういう作品もまたTJ監督の真骨頂なんですよね。
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