監督:東園賢
発売日:2011年4月30日
品番:ADV-R0572
収録時間:90分
定価:17,115円(税込)
メーカー:アートビデオ
文=淫語魔
受話器を取ると社長の速水の声。
「若菜くん、悪いんだけど、今日残業してもらいたいんだが、大丈夫か?」
あゆみは神妙な顔して応える。
「……はい、大丈夫です。かしこまりました」
税金対策のためのダミー会社で働く若菜あゆみ。実質的な社員は社長の速水健二と経理のあゆみの2人っきり。そしてここでいう「残業」とは営業実態のある仕事のことではない。会社に残って情事をするという2人だけの隠語だ。しかも普通の情事ではない。速水はSM嗜好の強い男であり、「残業」のたびにあゆみを縛り陵辱して犯すのだ。
今晩も社長はあゆみを縛り上げると鼻先に黒い二股の小さなフックをたらす。
「お前のそのかわいい顔を、これでブッサイクな顔にしてやる。醜い顔に、醜い顔に変わるんだ。じっとしろ。自分から鼻の穴に入れろ。自分から入れろ!」
被虐の憂いを帯びた若菜あゆみ。速水の容赦のない言葉責めに自ら鼻をフックにかける。引っ張りあげられ、鼻の穴がだらしなく上に広がる。
「醜い豚。もっと大きくしてやろう。お前の鼻をもっと大きくしてやろう」
速水がゆっくりと言い含めるように言葉をかける。
「豚はなんて鳴く? どういう鳴き声だ、豚は? ほら鳴け。鳴け。鳴け鳴け鳴け鳴け! ほら豚のように鳴け。ほらっ」
あゆみはさんざんためらったすえ、消え入るような声で、
「ブー……」
「もっと、鳴け」
「ブー……」
「もっと。ブー、ほらもっと鳴け」
「ブー」
「もっと」
「ブー」
「聞こえないよ。もっと大きな声で鳴け」
「ブー!」
「そう。もっともっといいと言うまで」
「ブーっ、ブーっ」
こんな感じで始まるんですが、この冒頭の速水健二の言葉責めが結構ツボでした。
若菜あゆみさんはややふっくらしてボリュームのある体をしています。脱ぐとまたロケットのような紡錘型の天然巨乳。下半身は肉厚で豊かな太ももと尻肉。緊縛するにはちょうどいい弾力と肉付き。ムチムチぶりがたまりません。目元スッキリ、歯並びのきれいな30代ぐらいの美人顔で妖艶な色香が漂うイイ女です。
そんな彼女がマゾ女性として縛られ、社長の執拗な責めにさらされます。
次のプレイは事務用の椅子に大股開きのまま縛り付けられてのローター責め。またしても軽く言葉なぶりされて気をやってしまう。
ここで独白。
「初めて関係をもったときは、なかばレイプのようだった。でも私はほとんど抵抗したことはない。おそらく社長になにか惹かれるものがあったのだろう。もう、今ではよくわからないけど」
その後もバイブを膣に挿入したまま犬歩き。ここでは「ワン」と言わされる。
ロウソクをオッパイや下肢に垂らされさらには舌にまで。
そして「私は、盛りのついた変態、雌犬です。どうぞお好きにしてください」と言わされたあと、「服従のポーズだ」と犬がするように腹を見せて横にならされる。
次の日は天井から吊るされ、股をあらぬ方向に引っばり上げられてスパンキング。さらには浣腸。ガラスボールにブヒッブヒッとおならを放ちながら糞尿混じりの液体をほとばしらせる。さらに前の穴からはおしっこが。
最後は縛めをとかれての速水との静かなファックシーン。陵辱の限りをつくした隷属の証。女から求めさせる情の通ったセックスで終わる。
ルックスといい豊満な肉体といい、若菜あゆみさんの佇まいがこの作品の雰囲気にはあっていました。言葉責めに対する被虐の表情もよく、これで淫語強要があれば個人的には文句がないところですが、これは筆者の好みの問題。ちゃんと結末もついて、東園監督ならではの安定感のあるSMドラマになっていました。
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |