監督: ヘンリー塚本
発売日:2010年12月25日
品番:FAX-314
収録時間:130分
定価: 3500円
メーカー:FAプロ
文=遠藤遊佐
単体、コスプレ、乱交などの人気ジャンルには一貫してノータッチ。
そのかわり、熟女、レイプ、レズなんかにおいては誰も真似できない唯一無二のエロドラマを見せてくれるのがFA作品。中でも私が一番グッとくるのは熟女モノです。
自分がそういう年齢になったっていうのもあるんでしょうが、FAの持ち味である「なんでもいいからとにかくヤリたい!」という切実な欲望は、やっぱり若い女よりも熟女のもののような気がするんですよね。
本作は、そんなドスケベ熟女たちが、ちょっとたるみ始めた腹肉を揺らしつつハメまくる4話オムニバスであります(パッケージには3話分しか書いてないけど、実際に収録されてるのは4話)。
平凡な主婦と愛人の中年男の密会を描いた、ベタだけどそのベタさがどうしようもなくエロい「不倫にのめりこむ妻」。
48歳の幸薄いM女とその情夫の、性欲とも依存とも愛ともつかない関係を描いた「Mに堕ちた女」。
女性患者を眠らせ、手術室の中で複数の医者とハメまくる淫乱ナースの「男に狂ってる看護婦」(これ、患者にしてみたらたまったもんじゃないよなあ……)。
どの話もなかなか濃くてパンチが利いてるんですが、私が一番ヤラれたのは2話目の「婚期を逸した女の恋」。
実際に婚期を逸してる身としては身につまされるタイトルなんですが、若干シンパシー感じる部分もあってムラムラきてしまいました。
主人公は、家で洋裁をしてつましく暮らしている熟女。
顔も体つきもいかにもエロそうなのになぜか男日照りの彼女は、隣の家に住む男に恋をしており、ある日洗濯物のブリーフを盗んできてしまいます。薄暗い押し入れの中で、くたびれたブリーフをオカズにアヘアヘとハリガタオナニー。でも男にはちゃんと女がいて、「隣の女に見せつけてやろうぜ」なんて言って昼間から激しくセックスしてるわけです。なんて切ない話でしょうか。
しかしそれを知らない彼女は、思い余ってラブレターを出します。幸せの黄色いハンカチばりに「付き合ってくれるのなら物干しに黄色い布をかけておいてください」と書き、自宅電話の番号を添えて隣家の玄関に置いておく。
いくらなんでも今どきラブレターはないですよねえ。でもこの人、一応熟女とはいえ、根が純で少女みたいにぽわーんとしたところがあるんです。一生懸命手紙を書く姿が、なぜかグッときちゃうんですよ。
実は彼女、実の父親(熟女の父親だからもう老人です)と肉体関係があって、迫られると性欲に負けてついヤラせてしまうんですが、そのユルくて流されやすいところもまた卑猥。
ムッチリとした巨乳ボディとパイパンマンコも、ビジュアル的にかなりヌキ度が高いんじゃないでしょうか。
思いが叶って隣家の男と激しいセックスをしたもののまだ足りず、家に帰ってから思い出しオナニーを始める女。それを父親に見つかり「また男が欲しくてマスかいてたのか」と、押し入れの中でヤラれてしまう。
不倫に薄幸M女に淫乱ナースに寂しいオナニスト。
まったく違った設定の4話ですが、どれもドラマ性が高くて濃厚です。ああ、今回もやっぱりヘンリーワールドに引き込まれてしまいました。
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