監督: ヘンリー塚本
発売日:2011年4月13日
品番:FAX-337
収録時間:120分
定価: 3500円
メーカー:FAプロ
文=遠藤遊佐
こう言っちゃなんですが、AVによく出てくるオナニーシーンにはあまり欲情できません。なぜなら、上品すぎてリアリティがないから。
化粧ばっちりの女の子が上下揃いのセクシー下着で申し訳程度にクリトリス擦ったり、お尻突き出して必要以上に煽情的なポーズを取ったり。実際に日々オナニーしてる者としては「そんなわけないだろ!」と突っ込みを入れたくなっちゃうんですよね。それにやっぱり、絵づら的に単調。AVというからには硬くそそり立ったチンコが出て来て欲しいのが人情でしょう。
そこで、ヘンリー塚本監督の本作であります。
“女は誰もがみんなマスをかく”。いやあ、まさに人生の真実を突いたタイトル。いいこと言いますねえ。
内容は20分ほどの短いストーリーが5編入ったオムニバス。
頭のいい女/目の悪い女/学校の先生/意地の悪い女/亭主がいる女と、5人のマスかき女が出てくるんですが、全員が妄想体質のドスケベで欲求不満。えげつないオナニーシーンと卑猥な妄想が入り乱れて、とてつもなくいやらしいことに……。
1話目は、椎名りくの“頭のいい女”。
主人公は、普段から六法全書を手放さない優等生のメガネっ子。でも実は家に帰ればえげつないオナニーを繰り返すむっつりスケベ。バスの中ですれ違った中年男の視線に興奮し、アパートに帰るやいなやオナり始めます。
着衣のまま下半身だけ丸出しにし(こういうところがリアル)、ティッシュの箱の中に隠してあるディルドを取り出してズボズボ。中年男の激しいピストンを想像して「おまんちょ……ああ、おまんちょ……!」とつぶやきながら果ててしまう。終わったと思ったら今度は冷蔵庫から取りだしたコンニャクを男の舌に見立てて、ベロキス&クンニの妄想。ああ、参考になるなあ。
2話目は、雨宮なほ演じる“目の悪い女”。
母親と知り合いのオジサンとの不倫に出くわした盲目の娘が、オジサンに迫られる想像をしながらするオナニーはキュンキュンきます。
オジサン役は、みんなのアイドル花岡じった。「今この家には俺と君しかいない。いやらしいことしてもいいかい?」目が見えないぶん、脳裏にはくっきりとその様子が浮かんでるんでしょうねえ。ぼんやりと焦点の定まらない目で一心にマンコをこする姿は妙にエロティック。
3話目は、やや熟女バージョンで“学校の先生”。熟女なので妄想も遠慮がありません。
電車で男が目の前に立っていると自然にズボンが透けてイチモツが見えてきちゃう。夫とのセックスには食傷気味らしく、教室でセックスしたり、電車で見かけた男とホテルで不倫する妄想にふけります。
4話目は、万引き女子校生が主人公の“意地の悪い女”。万引きを注意してきたオジサンをあしらいながらも、家に帰ればオジサンをオカズに押し入れオナニー。じれたパイパンマンコを思いっきりえぐられて感じまくる。
そして最後の5話目は、真島みゆきの“亭主がいる女”。夫が隣で寝ているのに、見知らぬ2人組にガン突きされるところを思い浮かべながらオナニーにふけります。パンストをかぶっているのは「顔なんてどうでもいい、チンポさえあれば」ってことなんでしょうか。
ヘンリー塚本監督の作品はどれもそうなんですが、とにかくどの女も自分の性欲を思いっきり肯定してるのが素晴らしいですね。
リアルで興奮できるのはもちろん、オナニストとしては勇気がわいてくることしきりです。
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