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▼ 特選AVレビュー『ビーストレディー(GIGA)』
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監督:川森重
発売日:2010年4月9日
品番:TZZ-37
収録時間:本編107分 メイキング6分
定価:10500円(税込)
メーカー:GIGA

文=遠藤遊佐


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暴漢に犯され身篭った女の腹を破って生まれてきた子、神無月希望(須真杏里)。
父親である暴漢はその場で自殺、出産で腹を裂かれた母親も絶命。天涯孤独の彼女は、26年が経った今、一人で保険のセールスレディをしてつましく暮らしていた。
ある日、身に覚えのない罪で“ビーストワット隊"と名乗る組織に拘束されて取り調べを受けることになった希望。そこで彼女は、母をレイプして死んだ父親が“ビースト"と呼ばれる獣と人間の中間の存在だったと知らされる。
ビーストワット隊員・南は、希望の身の上に同情し無実を信じるが、やがてビースト遺伝子の保有者である彼女は、ビーストを実験材料としか思っていたいマッドサイエンティスト・若木博士の施設へと送られてしまう――。

とまあ、ストーリーだけを聞くといつもどおりの特撮モノなんですが……いやはや、どうしちゃったんですかGIGAさん! 
GIGAといえばチープで荒唐無稽な特撮モノってイメージだったのに(もちろんいい意味でですよ)、これ、まるでVシネみたいなちゃんとしたドラマじゃないですか。
パッケージまでなんだかオシャレ。
パチモン感溢れるテーマソングや毎回同じ顔ぶれの男優、たどたどしいアクションなんかを愛する者とからすると、ちょっと寂しくなってしまうくらいの完成度の高さです。

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あ、もちろん、ちゃんとしたドラマになってつまらなくなったってことじゃありませんよ。むしろ個人的にはこの感じ、大歓迎。
後半になると毛むくじゃらのビーストや触手怪物なんかも出てくるんですが、前半の印象は特撮というよりもシリアスなサスペンスで、取調室のシーンを中心にしっかりした演技を見せてくれます。

それに何が嬉しいって、本作の男優陣はイイ男揃い!
いつも出てくる特撮っぽいオーバーアクションな男優さんもイイ味で好きなんだけど、今回はメインの2人(ヒロインを助けようとするビーストワッツ隊員・南と、若木博士)が演技のうまいイケメンなのがポイント。
希望を助けるために危険を覚悟で研究所に乗り込む南(推定身長180センチ・内田聖陽にちょい似)と、「ふふふ、暴れても無駄だ。ここは私以外立ち入り禁止なんだよ……」なんて言いながら、杏里ちゃんの形のいいデカパイをまさぐる若木博士(全体の雰囲気は小田和正なんだけど、顔は成田三樹夫)。
うああぁぁぁぁ、たまらん!!
まあ、女子とゲイ以外にはどうでもいい情報ではありますが、彼らのおかげでドラマ自体もギュッと締まったものになっております。

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エロ部分の見どころは、若木博士が極秘裏に育てていたビーストに犯され中出しされたことによって、希望が覚醒しビースト化していくくだりでしょうか。
遺伝子保有者の性的な成熟度がビースト化に関係していると仮説を立てた若木博士は、彼女を縛り付け、人間の精子を大量に飲ませたり(もちろん擬似ですけどね)、バイブ責めにして性感をアップさせようとするわけですね。
見てのとおり、87センチEカップのプリプリ巨乳をお持ちの杏里ちゃん。GIGAらしく責めはソフトですが、体をくねらせて悶える姿は卑猥です。なんてったって、仰向けになってもキレイなお椀型! 若いっていいなあ。

ラスト近くになってようやく登場するビースト姿も必見。雄のビーストは化け物なのに、雌はデビルマンレディみたいに羽根なんて生えちゃってやけにカワイイ。
GIGA作品はだいたいパッケージに“バッドエンド"か“ハッピーエンド"かが明記されているんですが、今回は“ハッピーエンド"と書いてあるもののちょっと切ない終わり方になっていて、おもわずしみじみ。

そんなところにも、これまた今までのGIGA作品にはなかったセンスを感じる一本です。


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