文＝遠藤遊佐　

にした戦隊モノということでちょっぴり和風の雰囲気。触手も熟女もスカトロもチンコが伸びる怪人も出てこない、正統派といった感じですね。
シャドウレンジャーといいつつ結局シャドウブルーしか出てこないのはご愛嬌（笑）。
個人的にはヒロイン役の姫乃えみり嬢がツボだったので、けっこうニヤニヤしながら見入ってしまいました。

涼やかな切れ長の目元とアヒル口が印象的なえみりちゃん。
正直、演技はそれほど達者じゃないんだけど、一生懸命にセリフを言う姿が戦隊ごっこしてる女の子みたいでやけにかわいい。
それに顔立ちがはっきりしてるせいか、あどけなさの残るドジっ子キャラなのに妙に艶っぽい。華があるんですよ。
やっぱり一番大事なのはヒロインが魅力的かどうかってこと。ストーリーや演技はもちろん大事ですが、女の子自身に光るものがないと萌えられませんからね。

実は敵であるソウマの目的も、そんな彼女を自分たちの仲間にするというもの。女忍者の層の薄いソウマは、志乃の才能を手に入れようと一計を案じたというわけです。
「何をされてもお前たちの仲間にはならないッ！」
と言い切り、敵の親玉・サンダーク（小沢とおる）に立ち向かう志乃。キッと睨みつける目付きとちょっと拙いセリフまわしがたまりません。
サンダーク様もそんな彼女に萌え萌えしちゃったんでしょうか。サディストの性癖を現わし、両手を吊られた彼女にわら人形を使った拷問を加えます。
わら人形に釘を打ち込まれ、「くうっ、やめて！」と悶絶する志乃。このへんの責めは忍者モノっぽいですね。

おにぎりみたいな顔した教頭先生に危ないところを助けられ、ボロボロになりながら逃げ出す2人。
彼もなかなかいいキャラで、2人の師弟愛も見どころだったりするわけですが、すぐに敵に捕まって無理矢理教頭先生のチンコをしゃぶらされたりしちゃう。
そしてラストはサンダークによるレイプ。うーん、やっぱりなあ。GIGA作品て基本的にバッドエンドなんですよねえ。

しかし、ヒロイン役の姫乃えみりちゃんて面白い子ですね。お嬢様っぽくて意志の強そうな顔立ちなんだけど、特典映像のオフショットを観てるとなーんにも考えてない天然さんぽくも見える。オタ系なんでしょうか。
GIGA作品にはいろんな役で出ているようなので、是非チェックしたいところです。