文=遠藤遊佐
大きな屋敷で何の不自由もなく暮らす有閑マダム・里沙。
父親は金持ちの実力者で、ルックスも極上。美しい黒髪と美脚を持った見ての通りのアジアンビューティー。
しかし、そんな彼女の日記は、ゴミのようなM男をいたぶる妄想で埋め尽くされていた――。
本番行為どころかフェラもパイモミも一切ナシ。M男がマダムに触れるのは顔面に跨り強制クンニさせるときだけという骨太っぷりが痛快な、女王様モノの王道ともいえる一本です。
……なーんて言うと、ちょっと敷居が高いような気がするかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、真性M男が醸しだすアングラ感と里沙嬢のエンターテイメント感溢れる責めっぷりが程よくミックスされた良作。
一般の男優じゃないところから察するに、たぶん本物なんでしょうね。M男の反応はちょっとひいちゃうくらいにガチなんですよ。でも女王様役の里沙嬢がマイペースで華があるので、そっちの趣味のない私でもリラックスして観られちゃうんですよね。
本作に出てくるマダム里沙の妄想は4つ。
まず1人の餌食は、どこぞの店で偶然出会った“蕎麦の食べ方の汚い男”。
「俺は大蔵省のエリートなんだぞ。弁護士だって大勢知ってるんだからな!」と息巻く中年男の乳首をちぎれんばかりに引っ張り、ブリーフ1枚にソックスという恥ずかしい姿で三回まわってワンと言わせます。
乳首を触られると女の子みたいにモジモジしながら、股間をビンビンにおっ勃てるオヤジ。これがもう、いい具合に気持ち悪い(笑)。
でもマダムはM男の汚いチンコには一切触れず、ご褒美は顔にひっかけた唾と容赦ない顔騎のみ。アソコをペロペロされても「ふん、なかなか上手いじゃない」と鼻で笑うだけ。
2人目は、夜道で絡んできたチビで貧相な酔っ払い。
ヒョウ柄のボディコンに網タイツというセクシーな服を着たマダムに
「おまえ、ちょっと脚が長いと思ってそんないやらしい格好しやがって……ヤリマンなんだろ。ヤッてやろうか!?」
なんてことを言ったのが運のつき。
身長167センチと体格にも恵まれた彼女に、力ずくで床に転がされ、脚を口に突っ込まれ、全裸でお馬さんごっこという屈辱を受けます。
ちんぐり返しでケツエルボーをキメられ「言うことききますっ。痛い〜!」と叫ぶ悲痛な顔。でもその中にもしっかり歓喜の色が。
そして次のコーナーでは、なぜか全宇宙のM男に向けてメッセージを配信。
妖艶なエロ下着姿でオナニーし、ジュルジュルと音をたててディルドをしゃぶりながら、
「私のマンコに臭いチンポ入れたいんでしょ?」
「ダメよ、あんたなんかと絶対セックスしないから。あんたみたいなのは一生センズリこいてなさい!」
と何度も何度も繰り返します。
じっと見てるとほんとに一生セックスできない気分になってくるから、あぶないあぶない。
ラストの餌食は、いかにも人のよさそうな男。
もうマダムくらいになってくると「善良すぎてムカつく」って理由でぺニバンレイプとかしちゃうから恐ろしいですね。
平和主義の教授に「あんたみたいなつまらない男がいるからつまんない世の中になるのよ!」とプロレス技をかけるわ、アナルに指突っ込むわやりたい放題。
四つん這いでアナルを犯され、女みたいにアンアン悶えまくるM男教授の反応には、諸行無常を感じてしまいます。
途中で左門豊作似の学生が教授を助けにくるんだけど、少しもひるまず2人まとめていじめまくるマダム里沙。うーん、男前!
しかし、ルックスといい、セリフ回しといい、低くてよく響く声といい、彼女の女王様っぷりはほんとにパーフェクト。衣装も、いかにもな安っぽさがなくて好感度大!
M男ならずとも思わずかしずきたくなっちゃうようなナイスキャスティングです。こんなお姉さまになら、いじめられたい気持ちもちょっとわかるなあ。
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