監督:宮本小次郎
発売日:2010年10月25日
品番:HPK-001
収録時間:170分
定価:3990円(税込)
メーカー:実録出版
文=遠藤遊佐
この手のAVを見るといつも思うことなんですが、M男いじめをテーマにした作品のユーザーって、実際のところどんな痴女を求めてるんでしょうか。
“立て板に水”でポンポン淫語が飛び出す完璧な女王様タイプ? それともちょっと拙さは残るものの楽しそうに自然にいじめてくれるタイプ?
本作に出てくる森ななこちゃんはというと、完全に後者。そして、ガチM男の気持ちがわからない私からすると、パーフェクトな痴女タイプは「よくあんなに喋れるなんてすごいなー、器用だよなー」と感動するけどあんまりグッとこない。どっちかというと、彼女みたいに拙いタイプのほうが断然エロく見えちゃうんですよ。
長身でボリュームのある女王様向きの肉体をしてるのに、表情にどこかヤラれ系のかわいらしさが残るななこ嬢。
まずは可愛いボクシングスタイルで登場し、M男にパンチをかまします。グローブをはめて応戦体制だったはずなのに、踏みつけられて足で乳首をクリクリされると「ああ〜、うあ〜ん」とあっけなく撃沈してしまうM男。それを見た彼女は、ニヤニヤしながら「ほら、どこ責められてるの?」「自分のチンコの臭い嗅いで〜!」なんて、若干ほにゃっとした口調で攻め立てるわけです。
実録出版の作品がいつもそうであるように、今回も出てくるM男たちはホンモノ感満載。ななこちゃんより小さいオジさんに、白ブリーフが似合うイガグリ親父、顔見ただけで「包茎だろ!」って言いたくなるような猫背青年――。
みんな、彼女がちょっとくらいつっかえても、どこ吹く風って感じで素晴らしい反応を見せてくれてます。顔真っ赤にして興奮してますからね。
そのほかにも、いじめてるM男に「自分だけ気持ちよくなってズルイ。舐めて!」とクンニを強要したり(もちろんアヘアヘに感じまくってます)、口の達者な痴漢M男に「だって私は苦しかったのっ!」とちょいギレしたり。
足コキ、言葉責め、顔面騎乗と、痴女っぽいプレイは充分すぎるほどこなしているのに、ところどころでかわいらしさが出ちゃってるのがなんともいえずイイ感じ。
こりゃ本人の性癖的には絶対Mっ子だよなあ、と思いながら見ていたらまさにその通り。
後半にある2回の美尻交尾シーンでは痴女っぷりはなりをひそめ、イケメンマッチョ相手に恥じらいを爆発させております。
アナルの臭いをクンクン嗅がれて「恥ずかしくないし! 恥ずかしくないし!」と虚勢を張る姿は、さっきまでのななこ嬢とはまるで別人。「おまんこ」と口にするのすらためらってますからね。
M男にとっては女王様でも、イケメンマッチョの前では可愛い女になってしまう。気合いの入ったマゾにとっては、そんなところもたまらなく被虐願望を満たしてくれるんじゃないでしょうか。
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