監督： まるかつ
発売日：2013年4月1日
品番： CMV-049
収録時間：130分
定価：4,980(税込)
メーカー：シネマジック

文＝遠藤遊佐　

個人的な話で恐縮ですが、ここんとこ3DS版のドラゴンクエスト7にハマりまくっている私。
100時間以上もプレイしているだけあって頭の中は普段から勇者やら魔法使いやらメタルスライムやらベホマズンやらでいっぱいなわけですが、さすがにこれは思いつかなかった！　
パッケージを見ただけじゃピンと来ないけど、なんと本作ではドラクエとSMを合体させるという荒技をぶちかましてくれてます。シネマジックさん、一体何を考えているんでしょうか（笑）。

ある日、バグによって平和だったダンジョン内に大ボスが現われ勇者はピンチに陥ってしまう。勇者様のことをお慕い申し上げているキュートな魔法戦士・亜衣は、へっぴり腰で吸血ミツバチと戦ったり、呪文を唱えたりしながら救助に向かうんですが、2人の仲に嫉妬した仲間のチビスケに裏切られ、悪の預言者・ロト（なぜか普通のじいさん）に捕えられてしまう......と、まあストーリーはこんな感じ。
主人公は、スレンダー系ロリロリ娘・若菜亜衣。魔法戦士の衣装が似合いますねえ。
演技力はイマイチながら亜衣ちゃんがポーズをとりつつ戦う姿は可愛らしく、GIGA作品っぽい萌えムードがあります。
また、「ごめんなさい、勇者さま......こんなところで大切な薬草を使ってしまって」とか「ここで攻撃呪文を使ったら、諸刃の剣で自分にもダメージが返ってくる」とか、ドラクエをプレイしたことがある人なら思わずニンマリとしてしまいそうなセリフもちらほら。

しかしパッケージを見ればわかるとおり、本作のメインはSM。20分が経ったくらいから肝心の「乳首吸引股裂き　おっぱい鞭残酷刑」のほうに突入していきます。
娘たちをかどわかし海賊相手の売春婦にさせているという預言者ロトにつかまり、大の字に拘束されてしまう亜衣ちゃん。
手足の自由を奪われ、黒子スタイルの男に裸されて可愛いオッパイをサワサワされちゃいます。
このときの「やめてぇ......気持ちよくなんかないっ！」と抵抗する顔がなんともいえずイイんですよ。この若菜亜衣ちゃん、最近いろんな作品で見かける女の子なんですが、アヒル口につぶらな瞳の清楚ロリな顔立ちが愛らしい。つぼみちゃんにちょっと似てて、守ってあげたくなっちゃう感じなんですよね。

とはいえ、中身は百戦錬磨の魔法戦士なわけですから油断は禁物です。股間に食い込むように縄でグッと縛り、小さい乳首には鈴付きクリップを装着。首輪に乳首吸引にボールギャグに......と、どんどんプレイはハードな方向にエスカレート。
どうしてSM調教されなきゃいけないのかはさっぱりわからないものの、可憐な亜衣ちゃんと器具万歳のガチガチハードSMとの組み合わせはなかなかで、思わずムズムズ。
責めの合間には勇者様との思い出のラブラブシーンも挟まれていたりして、哀愁を誘います。

中でも私がグッときたのは、鼻フックプレイ。鼻フックって似合う子と似合わない子といるんですけど、少女っぽい顔立ちの亜衣ちゃんがみっともないブタ鼻にさせられて「こんな恥ずかしいのヤダぁ......とってぇ！」と目に涙を浮かべる様子はお好きな方ならたまらないはず。
さらには鼻を横にまでおっぴろげられてW鼻フックの羞恥責めに甘い鳴き声をあげる。ああ、なんて可哀想なの......（そしてなんてエロいの......）。

えづきながらイラママシーンで訓練を受け、キツい責めが終わった後も仲間だったはずのチビスケに犯される亜衣ちゃん。
このまま奴隷船に乗せられ、子供を孕むための道具にされてしまうのか......！と思いきや、この手の作品には珍しく、なんと最後はハッピーエンド。助けに来た勇者様とのラブラブハメ撮りで終わります。
ハードな責めで身体には縄跡が残ってるし、セックスしてる場所はどう見てもお城じゃなくてラブホだけど、それもまた御愛嬌。やっぱりドラクエはハッピーエンドじゃないと締まりませんよ。

本格的なドラマ物と比べてしまうと中途半端に感じるけど、こういう設定をつけることで妄想が広がっていくのは確か。
遊び人との乱交とか、笑わせ師によるくすぐりとか、もっといろんなプレイができそうだよな、なんて思ってしまいました。