発売日:2012年7月6日
品番:NLD011
収録時間:120分
定価:2,980円
メーカー:ドリームチケット
文=鈴木られこ
素人男性を「お客様」として起用し、至れり尽くせりの快感メンズエステコースを体験してもらうという設定のシリーズ物、『乳首快楽Men'sサロン』。
今作のエステティシャンは、倉木みおさんです。
施術は乳首を攻めながらのマッサージに始まり、自らのクリトリスやバストをこすり付けての腕マッサージや乳首やペニスのマッサージ、仕上げはお客様のペニスをマンコで優しく包み込みます。
こちらのシリーズのサンプル動画をいくつか観てみたところ、どの作品の女優さんもかなり容姿のクオリティが高いのが解りましたが、本作もその例に漏れていないようです。
そして通しで観終わると、女優さんは容姿が美しいだけではなく一切の手抜きを感じさせず、それは監督やスタッフも同じであるというプロの本気が見えてくる作品であることが解ります、正直感動しました。
主演の倉木みおさんが素晴らしかったので、思わずどんな活動をされてる方なのかググッたところ、最近ちょうど引退されたようで少なからずショックを受けてしまいました。
SODの社員からAV女優に転向された方なのですね。過去の作品タイトルをざっと見てみると、どうやら妄想度の高い設定の女性を演じていることが多いようです。ミステリアスな魅力を感じる女優さんなので、頷けるところです。
引退されていたのは寂しいですが、「いつでも繰り返し観ることが出来る」と言うのは映像作品の意義の大きな一要素でしょう。
「これからも残された作品を観ることは出来るのだから、お別れじゃない」と、そんな気持ちで、レビューを書きたいと思います。すっかりファンですね。
さて本編ですが、タイトルロゴに、"Nipple Beauty Clinic"をいう文字が浮かび上がり、白いシャツと黒のミニスカートにスカーフというエステティシャン風の服に身を包んだみおさんが現われます。
なんと、これヒーリングとかじゃなくて美容エステだったんですね、意外です(笑)。
カメラに向かって一通りこのメンズエステの説明がなされ、いよいよみおさんが緊張気味なお客様役の男性の元に向かいます。
プレイは、個別に4人の男性が登場します。
まずはベッドに腰掛けた1人目のお客様の背後から、胸部や乳頭をマッサージ。
これ、普通に気持ちよさそうです、いいなあ。
ところで、乳首が感じる男性ってどれくらいの割合なのか気になります。半々といったところでしょうか? 全く感じないと言う人から、ハトヤの魚みたいに跳ねてしまうと言う人も居ますよね。
さて、お客様の男性を仰向けにして顔にタオルを乗せ、本格的な施術に入ります。
白いワンピースの制服に身を包んだみおさんの、色っぽい目元とあどけない口元の美しい顔立ちに目を奪われます。
彼女は、表情から指の一本一本まで神経が行き届いた動きをしていて、所作も優雅で美しいです。
それに加えて台本の台詞の言葉遣いも丁寧なので、いやらしいことをするときとのギャップが大きくてなんともエロティックなのです。
囁きながら胸元と乳首を優しくマッサージしてから、下半身へ移るために男性が腰に巻いたタオルを外すと、すでにお客様はフル勃起。まだ殆ど何も性的なことをしてないのに、慣れないカメラの前の素人さんをギンギンに勃起させるとは、みおさんのエロ気恐るべしです。
そこから全身をローションマッサージ。
ローアングルのカメラが、不意にミニスカートとストッキングの下を捉えます。あれ、ノーパンですか? 穿いてますか? いずれにしても、ミニスカートにストッキングの股間はエロいです!
そして、お客様の傍らに寝そべって両手で乳首を刺激しながら片方の太ももでゆっくり足コキをし、何かを確かめるようにチンコに触れると、「だいぶホルモン液がたまってるようですね?」。なぜか精液をホルモン液と呼んでいます。
添い寝したまま右手で手コキしつつお客様の顔を確認する表情に、ちょっとサディスティックなニュアンスが加わってきます。
そしてなんと、放出された精液の匂いと味で健康チェックまで。さすがエステ。
ちなみにこのお客様は、味も匂いも健康そのもので問題なかったみたいです。
2人目では、みおさんの服装が、冒頭の解説シーンと同じ白シャツと黒のタイトスカートに戻っています。
お客様を仰向けに寝かせておいて、おもむろにスカートを捲り上げるとノーパンの股間にローションを付け、お客さんの腕を股間に挟み、前後に腰を振って股間でマッサージ。お客さんの目線に近いローアングルのカメラが生々しいです。
一心不乱に腰を振り続け、ふと我に返って気持ち良くなってしまったことを真顔で淡々と詫びるみおさん。
状況のシュールさに翻弄されます。
乳頭の施術では、自らのクリトリスをお客様の乳首にこすりつけてマッサージ。
またもや気持ち良くなって激しく腰を振ってしまうみおさんですが、「癒しは感じ合ってこそ得られるのでは」と思うと腑に落ちる施術です。
さらにマンコで亀頭の裏を器用な腰付きで何度も擦り上げ、お客様を女の子のようによがらせると、「入ってしまいます」とまた淡々と宣言して挿入。
騎乗位でパンパン音がするほどのピストンをしながらの、乳首舐め。そして、手を後ろについて挿入したまま男性の上に乗り、足の指で乳首を刺激しつつエロ腰。器用と言うかアクロバティックと言うか、思わずシルク・ドゥ・ソレイユを連想してしまいました。
さて、興奮したお客様を今度は上に来るように誘導し、正常位での合体。
チンコで感じまくっていても、必死でお客様の乳首から手を離さないなど、ケアを忘れないエステティシャンぶりが健気です。
もちろん、精液の匂いと味のチェックも忘れません。
3人目では、もう始めから全裸で施術はフェラ中心。このパートではサッキュバスのようなイメージで、アグレッシヴな淫猥さを前面に出し、結局は普通のエステで寝てしまったお客様の夢の中だったという夢オチになってます。
4人目では、オリエンタル風の黒の制服になっての登場です。
丁寧なハンドマッサージから、赤い下着姿になりバストを使っての背面のローションマッサージと舐め回し。
さらにお客様を仰向けにして、乳首と乳首を擦り合わせてのマッサージ、乳首の舐め合いからシックスナイン、顔面騎乗から騎乗位・正常位の挿入で口内発射へ。
同じ展開の繰り返しに陥らず、またメリハリの有るテンポも心地よくて全体の尺の長さを感じません。
個人的に唯一残念だったのは、女優さんの喘ぎ声がかなりハイトーンな超音波系だったことでしょうか。これは完全に好みの問題なので、作品のマイナス点ではないですが。
その他の全体の見所は、徹底した乳首への責め、そして柔軟で筋力のある体の女優さんを生かしたユニークで芸術的な画作りと、構成のクライマックスに向けてどんどん妖艶に、そして淡々としていながらアグレッシヴになっていく倉木みおさんの高度な演技力でしょう。
ミステリアスなみおさんのキャラクターと閉鎖された空間での妄想的設定が織り成す、エロティックファンタジーといった趣の作品でした。
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