監督:東園賢
発売日:2011年7月14日
品番:ADV-VSR0464
収録時間: 60分
定価:5040円(税込)
メーカー:アートビデオ
文=梶山カズオ
アートビデオさんでは過去にレンタルDVDとしてリリースされた作品を、数年後にセルDVDとして定期的に再発売している。レンタル棚から消えてしまい、どうしても観たかった作品を買えるようにしてくれるのは嬉しい心遣いですね。
この『凌虐の穴』は平成18年4月のレンタル作品。主演女優の伊沢夕さんは、06〜07年に掛けて数十本の作品に出演した企画女優。29歳(実年齢かどうかは不明)ながら肉付きのある身体を持ち、声は酒焼け(?)タバコ焼け(?)なのか少しハスキー。
しかも脱げば胸元に「Y」のタトゥー。女優名の夕のYなのか、それとも……。彼女の人生背景を垣間見たようで、熟女好きの僕としてはグっときました。
でも、彼女の役柄は美人OL役。仕事終わりの深夜の帰り路、道端に落ちていた妖しき仮面。拾い上げた瞬間、何者かに催眠スプレーを吹き掛けられた! 気づけばそこは、窓もない薄暗い部屋。彼女は鼻フック、口には金属製開口器で叫び声すら上げられない。ここにレクター博士でも登場すれば完璧に猟奇的ホラーだが、現われたのはショッカー戦闘員風の黒い全身タイツの男3人だ。
「その女の本性を暴きなさい……」
室内に響く、主犯格と思われる男の加工された声。この男の指示が作品中終始出される。さながら遠隔の催眠か。
男たちは彼女のムチムチとした太腿をまさぐり、舐めて、次第に乳房へと責めは上がっていく。
上着を脱がした時に気づいた。彼女の腋毛の処理があまいのだ! 短い毛が残っているような、黒いツブツブ感がある。これは急遽捕まったという演出なのだろうか? 個人的にはリアル度が高まった気がして、またもグっときた。
続いて彼女を全裸にして、M字開脚になるように黒いゴムチューブで縛り上げる。女の脂肪に食い込むゴムが、またエロい。男たちのクンニ地獄が始まり、彼女は必死に堪える表情をみせる。そこに司令官の男の指示で、真っ黒のいかにも強烈なパワーを持っていそうな巨大バイブが登場。そして愛撫もなくいきなり根本までズブリ!
「堕ちろ、堕ちていけッ!」
強烈な快感に、女は背もたれに身体を打ち付けるように大悶絶を繰り返し、何度も何度も強制絶頂させられる。全身汗まみれで、心身ともに疲弊しきった様子がみて解る。
しかし、男達は陵辱は止めない。今度は股間を大開脚するように縛り上げて、全身を灼熱の蝋責めだ。特に股間付近は覆い隠すほど大量に、べったりと。
「熱ぃぃぃっ、熱ぃぃぃっ、死ぬ死んじゃうッ!」
女が泣き叫ぼうが、男達は手を緩めない。彼女を四つん這いにして、真ん丸で肉感的な巨尻も蝋で覆っていく。さながら巨大な桃で、股間部分から蜜が滴るのがまた美味そうだ。思わず後背位でガツン!と犯したくなるが、本作には挿入シーンがないのだ。
挿入の代わりのメインディッシュは、最後に待つ男達からの放尿ぶっかけシーン。彼女の頭に上部が空いた四角い透明アクリルボックスを被せる。そこに注がれる男3人の溜まりに溜まった黄小便! ご丁寧に首元もゴムを敷き詰めているので、尿は下に流れず溜まっていく……。
「ゴボッ、グヘェ、ゴボ……溺れちゃう」
尿の海の中で、呼吸するようにもがき苦しむ姿を堪能できた。最後には男3人のフェラ抜きぶっかけで終了。まさに完全なる肉便器である。
猟奇的過ぎず、スカトロ過ぎず。SM初心者も安心して楽しめる1本ではないでしょうか。
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