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▼ 特選AVレビュー『縄・インモラル フィスト・スワン - 美咲結衣(ドグマ)』
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監督:TOHJIRO
発売日:2012年2月19日
品番:gtj-003
収録時間:本編175分+特典22分
定価:3,990円
メーカー:ドグマ

文=木下奈未


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冒頭のインタビューで語られる美咲さんの言葉がとても興味深いです。

「AVの世界にいる人はエロに対して熱があって、こだわりがあって、プロの人達だと思ったから、私みたいなハタチそこそこの女の子が、いくらイヤらしいからって言ったって、もっと圧倒される世界だと思ってたんですよ」
「(実際に出演してみたら)全然……ああ、こんなものかなあって。なんか、こだわりってものもあんまり感じられなかったし、言われたまんま……演技と尺と、そういうものだけを考えて作ってるから、全然気持ち良くなかったし。求められるままの行動と反応と、それしかやっちゃいけないって言われてるみたいな気がして、全然期待はずれ……だったなあって」

AVの撮影という場は、女優さんを感じさせて本気で気持ち良くなってもらう為だけにあるわけではありませんし、見る人を興奮させる為に作りこんでいるから、美咲さんのような本気でエロを追求したい女優さんが来ても、それに応えられる現場なんてほとんどないのでしょう。

「あたしが期待してるような新しいエッチなこと教えてくれる人って、もうこの世界にいないんじゃ、どこにもいないだろうなぁって思っちゃって。じゃあ、あたしがエッチなこととか考えてたり、口にしたりして、周りの人が引いたり、なんかそれが当たり前なんだなあって思っちゃって。誰も受け入れてくれないんだろうなぁって思ったら淋しくなっちゃって……」

美咲結衣・22歳。AV女優歴2年。3、4歳の頃からエッチなことに興味を覚え、「色んな人に囲まれて身動き出来ない状態で好き勝手される」ことを妄想してオナニーし、イクことも知っていたという。そんな筋金入りの変態エロ娘がTJ監督と出会い、 「ここでだったら思いっきりやれる!」という場を見つけ、「(辞めてしまおうと思ったこともあったけれど)これからも出来る限り続けていきたいなって、今は思ってる」と笑顔で語り、プレイが始まります。

制服の上から胸に縄を掛けられると、それだけで目が潤み出し、半開きになった口元から透明な涎がつつーっと垂れる。今にも泣き出しそうな表情でカメラを見つめる美咲さんに監督が問いかけます。
「なんで縛られただけでそんなにおまえ涎がいっぱい出ちゃったり涙出そうな顔になってんだよ。悲しいの?」
「ううん」と首を横に振る美咲さん。目から涙が溢れ出し、「わかんない……気持ちいい……」と呟きます。
即席で、その場でパッと縛られても女性はこうはならない。撮影前からの入念なコミュニケーションと信頼関係あってこその、この美咲さんの反応なのだろうなと思います。

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バレリーナのようなつま先立ちの格好で股ぐらに縄を掛けられ、結び目のコブが下着越しのクリトリスとオマンコに食い込むと、「あああああ〜」と声を震わせ感じている美咲さん。目を瞑って快感に浸っている彼女に「カメラ見ろ! 黙って逝ったらもうなんにもしてやらないぞ」と檄を飛ばす監督。「逝ってもいいですか? 逝かせてください!」と涙を流しながら懇願し、足を浮かせ宙ぶらりんのまま身体をビクンと海老反りにし果てた後、縛師・奈加あきら氏の鮮やかな手腕であっという間に逆さ吊りに。
ブランコのように前後に揺すられ、お尻が真っ赤になるほど何発も鞭が振り下ろされるのですが、このプレイで印象的なのは、逆さ吊りのままブランコのように前後に揺らされた美咲さんが「うふふふ」と無邪気な少女のような微笑みをこぼしたことと、鞭で打たれて逝ってしまった後、「下ろしてあげて」という監督の指示に「あー、待ってぇ、逝きそう……」と止め、食い込む股縄の感触を名残惜しそうに深く味わうようにして逝く姿。
事後、縄をほどかれながら、「いっこ思い出した」と言って幼少時にしていたという鉄棒を使ってのオナニー話しを始めるのですが、それを聞いていると、この娘の根っこにあるものは幼少期の無邪気な性衝動と奔放さなのだろうかと思わされます。AVの撮影で、逆さ吊りにされる。そんな特殊な状況の中でも、鉄棒にぶら下がりお股をグリグリして気持ち良くなっていた子供の頃の美咲さんが、そのままそこにいる。そんな感じがするのです。

『白鳥の湖』を踊るバレリーナの衣装を着た美咲さん。儚く可憐な姿ですが、「結衣ちゃんいいね〜、俺これがずーっとやりたかったの」と監督の声が飛び、美咲さんの鼻に鼻フックが付けられます。鼻の穴が丸出しの豚鼻顔を鏡で見せられ、「恥ずかしい……」と涙を流す姿がいじらしいですが、その後のプレイは恥ずかしいどころじゃないエグさ。

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美咲結衣といえばこのプレイ・フィストが始まるのですが、まずは加藤鷹氏がクンニと指で逝かせた後、なんなく拳を挿入。そして「フィストの鉄人」こと「まーくん」(美咲さんに合わせて白いバレエ衣装着てます・笑)が拳を挿入すると、それだけで「ああ逝っちゃう〜」。「鉄人」と言われるだけあってフィストのコツを知り尽くしているのか、美咲さんの感じっぷりは鷹氏の時以上。まーくん、凄いです。
もう一人のバレエダンサー(澤地氏)が出てきてゲロを吐くほどのイラマチオからセックスへと続きます。『白鳥の湖』がバックに流れる中、「こっから盛り上がるんだよ!」と煽る監督が可笑しくてつい笑ってしまいますが、「私は豚スワンです」と言わされながら豚鼻のまま立ちバックで逝ってしまうバレリーナなんて、AV史上初めての光景でしょう。
「恥ずかしかったけど、胸の中がキュンとした」なんて可愛い感想を漏らす美咲さんこそ、もはや鉄人の域だと思います。

宙吊りでのフィストファック(拳が挿入されたまま美咲さんが360度回転する)に、全身蝋燭責め。最後は鷹氏とのフィスト&セックスに「おまんこ壊れちゃう〜! 壊して〜!」と狂ったように叫び、涙と鼻水を垂らしながら何度も逝く美咲さん。

「なんか、一回死んで戻ってきたみたい。頭真っ白……幸せ」
今回やったSMには、お前の求めているものがあった?と訊く監督。
「壊れちゃうくらい気持ち良くて、ほんとに頭が真っ白になるセックスがしたかったから、叶った」
心底幸せそうに答える美咲さんの目の奥が、こう語っていました。

「まだまだ、もっともっと、気持ちいいことしたい」

 
※撮影後のお風呂でのインタビューや撮影現場の裏側が収録された特典映像も必見。美咲さんの普通の女の子らしい可愛らしさが、本編以上に伝わってきます。


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