発売日：2012年2月4日
出演：東尾真子
品番：MLDO-030
収録時間：238分
定価：7,800円（送料500円）
メーカー：ミストレスランド

文＝遠藤遊佐

世間を騒がせる銀行強盗団の一人が捕まった。金のありかと仲間の居所を白状させるため、美人拷問官がそいつを容赦ない拷問にかける――。

女王様作品を専門に作っているSMサイト"ミストレスランド"のオリジナル作品、その名も『金と玉拷問官』！　
「ああ、きっと玉をヒールで踏みつけられたり、思いっきりキンテキ攻撃されたりするのに違いない......」と思って若干ビクビクしながら観始めたら、やっぱりそうでした。やっぱり一般のAV作品とは一味違います。

まず、やってることが容赦ない。普段観てるようなAVだと"M男がいじめられる"って設定でも結局ヌイてもらえたりするんですよ。でもこの作品ではそんなヤワなことは致しません。　
M男はずっと猿ぐつわで一度として女王様と会話なんかさせてもらえず、両手両足も拘束。ちぎれんばかりに乳首をつねられ、後ろから思いっきりキンタマを蹴られ（パシャーンという破壊音がすごい！）、ペニスを棒で何度も叩かれ、踏まれ......。いやあ、本当にヤラれっぱなし。
「強盗犯に金のありかを吐かせる」って設定はあるものの、ガチのM男と女王様がSMクラブでやってるプレイをそのまま撮影している感じなので、本物感があるんですよね。真性のM男にとってはこれが至上の悦びなのかもと思っちゃう。

舞台はコンクリート打ちっぱなしの地下室みたいなところ（プレイルーム？）。
そこにピンクのミニスカポリスみたいな衣装を着た拷女問官（東尾真子って女優さんらしいです）が現われ、パンツ一枚で吊られた丸腰の強盗犯を嬲ります。
「どーお？　そろそろ白状する気になった？　白状しないと今日もキツ～い拷問が待ってるんだけどなー」
乳首をつねり、金蹴りをし、時には犯人の股間にお尻をこすりつけたり、女王様特有の飴とムチ戦法で攻め立てます。
私のような初心者から見ると、特にショッキングだったのは金蹴り。ほら、そうはいってもやっぱり人間だから急所を蹴ったりするときは加減しちゃうもんじゃないですか。でもこの美人拷問官は容赦なし。後ろからブーツの脚思いっきりタマタマを蹴り上げる。
「うああぁぁぁ！　あぁぁ......あぁぁ......！」と顔を赤くして苦しむM男。
いやあ、怖いというか痛いというか。
でも、この拷問官さんがかなりの上玉（美人でスリムで美脚！）なので、その気のない私もつい見入っちゃうんですよね。

ひとしきり金蹴りした後は強盗犯を大の字に縛り、チンポだけを外に出すポーズで檻の中に入れて竿叩き。これも容赦なく10回くらい連続でペシペシ叩き続けます。やっぱりタマよりも竿のほうが敏感なようで、M男の苦しみ方もバージョンアップ。
その後も、踏み台の穴からチンポを出した状態で拘束されヒールでイチモツを踏みつけたり（タマにめりこむハイヒール！）、スケスケのアーミー服に着替えて腹キック＆腹パンチをくりだしたり。
個人的に「さすがだな～」と思ったのは、ガムテープで口にホースを貼りつけて無理矢理オシッコを飲ませるくだり。一般のAVだとなかなか思うように放尿できず観てるこっちがイライラしたりするんですが、この拷問官は「ほら、味わって～」なんて言いつつ平気でジョボジョボ。女王様が板についてるんですね。

そして最後は「あたしを気持ちよくしたら逃がしてあげてもいいわよ」と、椅子のシートに頭を入れさせて強制クンニ。「上手よ～」と言いながらも感じてるそぶりはまったく見せず、アナルまでしっかり舐めさせます。最後までパンツすら脱がせてもらえないまま美人女王様にご奉仕したい、という真性M男にはおすすめかも。

同じシーンを遠目や横、ハンディカメラなど数カ所から撮って、それを順番に全部収録するというちょっと変わった編集の本作。2枚組240分とSM物にしては長いですが、SMクラブで行なわれているようなプレイを隅から隅まで体感したいという人には満足してもらえるんじゃないでしょうか。