監督: 宇那月
発売日:2010年1月8日
品番: GAMD-03
収録時間: 本編63分 メイキング10分
定価:10500円
メーカー:GIGA
文=遠藤遊佐
冥魔界インフェルナーから地球を守るために戦うミスティブルーこと伊達くらら。ある日、彼女の魔法の先生でありフィアンセでもある輝が敵に捕えられてしまう。
輝を救い出そうとする乗り込んだくららだったが、フィアンセを人質をとられているため思うように反撃できない。
怪人レンガルに痛めつけられる彼女を見て興奮している変態指揮官・ドッゲルガー。そして輝はついに人形化させられてしまう。果たしてくららは輝を取り戻すことができるのか――。
白いミニスカにブルーのコスチュームがなんともさわやかなミスティブルー。
スタイルが良く戦闘シーンはなかなか。変身ポーズもばっちりキマっておりますが、あまりにさわやかすぎて、いわゆるAV的なエロさを求める人にはちょっと物足りないかもしれません。
一応、指揮官・ドッゲルガーにレイプされるシーンはあるものの、露出度は低め(戦闘服の胸元を切ったときに丸い乳首がポロリと見える程度)。ヒロインのくららも、肉感的なフェロモンむんむんタイプじゃないんですよね。
でも、これはたぶん確信犯でしょう。オープニングソングもオタ系じゃなく子供向けって感じだし、なんといってもこの作品、GIGA作品には非常に珍しいハッピーエンド。しかも最後にはヒロインがフィアンセとひしと抱き合い、ウェディングドレス姿で結婚式まであげてしまう。そういう展開が好きな人に向けて、あえて優等生っぽい作品にしてるような気がします。
とはいえ、GIGA作品ならではの突っ込みどころももちろんアリ。
まず、敵の親玉であるドッゲルガー。こいつがなんとも香ばしい変態っぷりなんですよ。
ルックス的にも小太りのおじちゃんて感じなんですが、くららが手下の怪人に痛めつけられるのを見て喜んだり、あえてミスティブルーに変身させてからいたぶったり。スーパーヒロインフェチなんでしょうか。なんかこう、根が深い感じがしてたまりません。
そして、もう一つの突っ込みどころは、フィアンセの輝が人形に変身させられるくだり。
この人形っていうのが、ごくごく普通のクマのぬいぐるみなんですよね……リラックマみたいなやつ。
椅子の上にのっけた小さなクマを示して「どうだ……フィアンセの前で醜い男に弄ばれる気分は……」「や、やめてえっ!」とかやってるわけです。
ドキドキハラハラする前に、かわいくて思わずほほがゆるんじゃう。あまりに小さくて、すぐに弾みでどっかにいっちゃうのもまた御愛嬌(笑)。
でも、いくらただのぬいぐるみでも、実際には偉い魔法使いという設定。体の自由を奪われドッゲルガーにレイプされてしまったくららを魔法で救い「お前ならできる!」と励ます器のデカさを見せてくれます(でもクマ)。
「特撮ヒロインもいいんだけど、最後不幸になっちゃって可哀想なんだよなー」という心やさしいファンにはおすすめの1本。ほのぼの気分で安心して楽しめます。
欲を言うなら、先生との恋愛は個人的に萌え要素なので、もう少し詳しいエピソードを盛り込んでくれるとグッときたかな。
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